2024年は、岡田優希(ギラヴァンツ北九州→奈良クラブ)、名良橋拓真(沖縄SV→テゲバジャーロ宮崎)、今村優介(FC大阪→ヴェルスパ大分)、藤田雄士(ブラウブリッツ秋田→FC大阪)、宮代大聖(川崎フロンターレ→ヴィッセル神戸)など、多くのフロンターレアカデミー出身の選手たちが、新たなチームで新シーズンを迎えることになりました。
そういった選手の一人が、フロンターレU-18出身のDF小川真輝。順天堂大を経て、2022年から所属したテゲバジャーロ宮崎を昨季限りで契約満了になり、今季はFC岐阜でプレーすることになりました。
1月8日には、岐阜市の商業施設「マーサ21」で、「2024FC岐阜新加入選手お披露目会 inマーサ21」があり、他の新加入選手とともに、サポーターにあいさつに立ちました。
「はじめまして。テゲバジャーロ宮崎から加入しました小川真輝です。小学校のころからオガって呼ばれているので、オガって呼んでください。今年1年よろしくおねがいします」
サポーターに、フロンターレアカデミー時代からのニックネームで呼んでくれるように求めた小川真輝。
各選手のあいさつのあとには、司会のスタジアムDJ平松伴康さんを聞き手に、質問に対して、フリップボードで答えを書く形式でトークショーが行われました。
最初の質問は、「オフシーズンに何をしていましたか?」
小川真輝のフリップボードには「引っ越し」
「引っ越しです。引っ越しの越しの字が書けなくて」
-でもきれいに直っています。
「直ってますか」
-引っ越しで岐阜にということですよね。
「宮崎を引き払うのがけっこうギリギリで。実家に帰っていたんですけど、大みそかにまた宮崎に帰って、急いで荷物まとめて岐阜に来たので」
-宮崎はあったかいイメージがあるんですけど、年末年始あたたかったですけど、岐阜はあったかいというよりは寒い?
「寒いです。宮崎は全然雪が降らないので、昨日の夜、雪が降ってびっくりしました」
-そうですか。でも今は徐々に岐阜での生活を始めていると?
「今は茂木秀選手が地元の先輩で、小学校と中学校が一緒なので。今は茂木選手のところに居候しています。まだ、家は入れていないので」
-入らないで、このまま住んじゃうのもありじゃないですか?
「そういうのもありだと思います」
-茂木選手はどんな先輩ですか?
「めちゃくちゃ面倒見がいいというか、すごいお世話をしてくれるので、助かっています」
-お世話をしてくれるって、どんなお世話なんでしょうか?
「あの、ご飯も連れてってくれるので」
-そうですか、じゃあ岐阜のおいしいお店に行ったりとか。
「そうですね、はい」
「ストロングポイントは?」という質問に対しての、答えは「右足のクロス」。
-右足のクロス。ディフェンス登録ですよね?
「そうです」
-右足は最後方から、ということですか?
「キックは自分の武器だと思って、ずっとやってきたので、そこはクロスだったり、セットプレーとかで、存在感出せれば、と思っています」
-右左両方できますよね?
「主にずっと右をやってきたんですけど、昨シーズンは宮崎で左SBもチャレンジさせてもらったので。そこは本当にどっちもできるように。
岐阜でいうと、比べられたものではないですけど、宇賀神選手のような存在というか、プレーを。参考にして頑張りたいと思います」
-去年戦っているじゃないですか? 印象はどうですか?
「宮崎のホームの時に左サイドで出ていて。宇賀神さんからとんでもない縦パスが何本も入ってきて。本当に自分もそこを目指しているので、うれしかったです。対戦できて」
-じゃあ、それを岐阜に還元する1年になりますね。
「はい、そうですね」
最後に、改めて、各選手が意気込みを述べ、小川真輝は
「J2昇格という目標に向けて、自分のストロングをどんどん出して、貢献できればと思うので、1年間応援よろしくお願いします」
力強く、呼びかけました。
会場となったマーサ21は、先着100枚の整理券が早々に配布終了となり、多くの立ち見も出るなど、熱気にあふれた素晴らしい雰囲気。
「新たに加入する選手たちは、どんなプレーを見せてくれるのだろう」。そんな期待も大いに感じさせられるものがありました。
フロンターレU-12時代から多くのフリーキックを決めてきた小川真輝。小さなころから磨いてきたその右足を武器に、サポーターに何度も何度も歓喜をもたらしますように。
活躍を、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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