7月12日は、東京国際大坂戸キャンパス第1グラウンドへ。
関東大学サッカーリーグ新人戦、東京国際大 vs 桐蔭横浜大が行われ、川崎フロンターレU-18出身、桐蔭横浜大のMF名賀海月、MF加治佐海の2選手が試合に臨みました。
【関東大学サッカーリーグ新人戦 東京国際大 vs 桐蔭横浜大】
7月12日(土) 午後0時キックオフ 東京国際大坂戸キャンパス第1グラウンド くもり
ここまで2試合を終え、1勝1敗の桐蔭横浜大。
先発は、GK1神保颯汰、最終ラインは右から3舩木大輔、キャプテンの17吾妻蒼太、12服部航大、5関富貫太、ボランチは7太田隼剛、16名賀海月、右MF2冨岡和真、左MF22加治佐海、前線には48福岡蓮太郎、11ンワディケブライアン世雄。
大学2年目の名賀、1年目のシーズンを送る加治佐はともに先発。また、2年生のFW岡崎寅太郎はメンバー外。


雲が広がり、7月としては、涼しい気候の東京国際大坂戸キャンパス第1グラウンド。ピッチ脇に設けられた観客席には、両チームの選手の家族らに加え、東京国際大のメンバー外の選手たちの姿も。桐蔭横浜大サイドのゴール裏には、幕が張られる一方で、東京国際大の選手たちがにぎやかにチャントやコールなどで声援を送る、熱のこもった雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、桐蔭横浜大は正面でンワディケがおさめると、名賀がエリア左への飛び出し。
名賀から正面で受けた福岡のシュートは、東京国際大のGKがセーブ。ゴールとはなりませんでしたが、チャンスをつくっていきます。
一方の東京国際大も、高い位置でボールをカット。エリア外右へ持ち込んでいきますが、ここは桐蔭横浜大、太田隼剛が体を張り、ブロック。
東京国際大の右コーナーキックとなりますが、桐蔭横浜大は加治佐がセカンドボールを拾い、そこから最終ラインでしっかりボールをつないでいき、再び組み立てに。
それに対して、東京国際大はボールを奪ったところから、縦にパスを入れ、エリア正面右、1対1の場面をつくりますが、GKの神保の好守でゴールとはさせず。
右コーナーキックを得た東京国際大は、セカンドボールを拾い、エリア外正面でミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
すると再びボールを保持する桐蔭横浜大は、吾妻、服部に左SBの関富が中央にも顔を出しながら、組み立て。名賀がエリア内への動き出しを見せ、相手を引きつけてスペースをつくるなどしていきます。
一方の東京国際大も、右SBが中央へ持ち込み、そこから左サイドへ。縦パスにエリア正面へ抜け出す場面をつくりますが、桐蔭横浜大は服部が対応。
吾妻や服部、名賀が中央で受ける一方で、太田がやや低い位置で受けるなどして、ボールを動かしていく桐蔭横浜大は、フィードを冨岡がおさめ、クロスを入れ、ンワディケがエリア内へ飛び込むなど、攻勢に。
すると10分には、舩木のフィードをエリア正面左でおさめたンワディケが巧みに相手をかわして、シュート。これが決まり、0-1。先制のゴールは桐蔭横浜大に入ります。

さらに桐蔭横浜大は、フィードに福岡が高い位置へ動き出し、セカンドボールを中央で回収した太田は右サイド、背後を突くパス。
これはつながらなかったものの、福岡のプレスバックからボールを奪った桐蔭横浜大は、左サイドに展開。加治佐がドリブルで前に持ち出していき、名賀もかかわって、持ち込んでいきますが、東京国際大も守備で粘り強さを見せ、逆に右サイドに展開。しかし、折り返しに対しては、太田が対応。
セカンドボールを拾った東京国際大はエリア外正面でミドルシュートを打ちますが、上にそれていきます。
さらに東京国際大は、右サイド、高い位置へ持ち込んでいきますが、加治佐が自陣のエリア近くまで戻り、体を粘り強く入れ、最後は東京国際大のファールに。
15分には、桐蔭横浜大、左サイド、下がり目でボールを加治佐がキープ。そのパスに、名賀がエリア左へ飛び出していきますが、それをしのいだ東京国際大はカウンターに。
しかし、左から上げたクロスはシュートには結びつかず。
すると桐蔭横浜大は、再び人数をかけた攻めに。関富や服部、吾妻が後ろでかかわり、中央で名賀、太田とつながると、太田の浮き球のパスに、福岡がエリア正面へ。
ここは東京国際大の対応も粘り強く、シュートを打つことはできませんでしたが、好パスでチャンスをつくっていきます。
さらに桐蔭横浜大は、関富や太田、最終ラインの服部や吾妻、舩木もかかわて組み立て。
GKの神保が中央に顔を出した関富へつけるなどして、組み立てを図っていきますが、東京国際大もそれに対して、しっかり対応。
22分には、桐蔭横浜大、右サイド、舩木からエリア外正面、加治佐につながり、加治佐のパスに舩木が右サイド、高い位置へ。ここは東京国際大がしっかりカバー。
飲水タイムをはさんだ、右コーナーキック。桐蔭横浜大は、太田が左足で遠いサイドに入れると、吾妻がヘディングシュート。しかし、これは左にそれていきます。
東京国際大も、直後には桐蔭横浜大にファールがあり、エリア外右でフリーキックを得ると、そこから折り返していきますが、ンワディケがカバー。

ところが29分、カンターに持ち込んだ東京国際大は、右サイド、高い位置へ持ち込み、マイナスの折り返しからエリア外正面でシュートを打つとこれが決まり、1-1。
東京国際大が追いつきます。

さらに東京国際大は、中央から左サイドに展開。エリア外正面左へ迫る場面をつくりますが、名賀がカット。
関富から受けた加治佐が相手の寄せをうまくかわしながら、キープ。

高い位置へ持ち込む時間をつくり、福岡がエリア正面へ迫る場面をつくりますが、東京国際大の守りも粘り強く、これに対応。
桐蔭横浜大は、舩木が中央へ顔を出し、名賀や太田とかかわってボールをつないでいき、奪われても太田が奪い返し、その縦パスにンワディケが正面へ。
ここは東京国際大も粘り強さを見せ、シュートは打つことはできず。


さらに桐蔭横浜大は左サイド、受けた加治佐が前に持ち込む動き。
下がり目の太田へつなげると、太田は右サイドを突くパス、背後を取ったンワディケがエリア右へ持ち込んでいきますが、東京国際大はブロック。
さらに、東京国際大がフィードを入れてきたところ、名賀が中央でセカンドボールをものに。東京国際大のファールを受けると、速いリスタートから加治佐が左サイド、高い位置へ持ち込み、下がり目で受けた名賀から中央、太田につながると、太田のスルーパスに福岡が正面へ動き出していきますが、オフサイド。
しかし、いい動き出しと好パスからチャンスをつくろうとしていきます。
しかし、次の1点は東京国際大へ。エリア外正面でミドルシュートを打つと、ボールはクロスバーに。こぼれ球に詰めて、ゴールへ決めて、2-1。
東京国際大が勝ち越します。

一転して、追いかける展開となった桐蔭横浜大は、右サイドで舩木、冨岡がかかわってボールをつないでいき、最後はエリア右へ福岡が抜け出しますが、東京国際大の対応に遭い、シュートを打つことはできず。
さらに舩木のパスを中央で受けた名賀から左サイド、加治佐へ。加治佐が高い位置へ持ち込む姿勢を見せ、後ろに戻すと服部のフィードに、冨岡が右サイド、高い位置へ。
しかし、東京国際大は粘り強くこれに対応。
桐蔭横浜大は、44分舩木から受けた冨岡が高い位置へ持ち込み、コーナーキックを得ると、セカンドボールを拾った名賀から左サイド、加治佐へ。
加治佐はクロスを入れていきますが、GKがセーブ。
アディショナルタイムに入り、46分には、吾妻の右サイド、高い位置を突くフィードに名賀が抜け出し、中央へ。左サイド、関富へつながると関富から受けた加治佐は高い位置への仕掛け。しかし、東京国際大はコンパクトに、しっかりこれに対応。
前半は2-1。東京国際大がリードして、ハーフタイムへ。

後半立ち上がりは桐蔭横浜大、中央、名賀が間で受け、前に持ち出し、左サイド、関富へ。関富から受けた加治佐から福岡につながり、福岡が高い位置へ持ち込み、スローインを得ると、加治佐が左サイド、高い位置へ持ち込むなど、東京国際大のエリア近くでプレーする時間をつくっていきます。


東京国際大もそれに対し、浮き球のパスに正面へ動き出していく場面をつくりますが、吾妻が対応。
最後は神保がセーブ。
すると、直後には桐蔭横浜大、名賀のパスに加治佐が正面へ。東京国際大の粘り強い対応に遭い、シュートまではいけませんでしたが、いい仕掛けを見せていきます。
東京国際大も直後にはカウンターに。正面へ持ち込んで、右サイドに展開しようとしますが、吾妻がカバー。
さらに東京国際大は、右SBが中央を経由して、左サイドに持ち込み、ラインを高め、そこから右サイドに展開。クロスを入れていきますが、桐蔭横浜大はエリア前でそれに対応。
9分にはコーナーキックをしのぎ、名賀の縦パスをンワディケがおさめ、左サイドに展開。加治佐がエリア左へ持ち込み、シュートを打ちますが、東京国際大は体を張り、ブロック。

攻撃に転じた東京国際大は、右サイドからクロスを入れていきますが、関富が対応。関富から加治佐につながり、加治佐から中央の太田へ。
太田から右サイドに展開。クロスをンワディケが競り、ボールを収めた加治佐がエリア内正面左へ持ち込んで、右足を振り抜くとボールはゴールの中へ。
2-2。加治佐が同点ゴールを決め、桐蔭横浜大が追いつきます。


9分にはさらに桐蔭横浜大。太田の縦パスに、加治佐が背後を取り、そこから右サイドに展開。
正面で受けた福岡はスルーパス。正面へ抜け出したンワディケのシュートは、GKがセーブ。セカンドボールを拾った桐蔭横浜大は、正面で加治佐が粘り強くキープ。
左サイド、関富へ。それに対して、東京国際大はファール。
フリーキックを得た桐蔭横浜大は、リスタートから関富がシュートを打ちますが、サイドネットに。
一方の東京国際大も17分には、桐蔭横浜大にハンドがあり、フリーキックを得ると、遠いサイドでヘディングで合わせますがこれは右に。
東京国際大もここぞというところでチャンスをつくっていきます。
再び服部や吾妻、太田がかかわり、名賀が高い位置へ動き出しを見せるなどしながら、ゴールを狙っていく桐蔭横浜大。
フィードを加治佐が左サイド、高い位置でおさめますが、東京国際大も右SBが1対1で粘り強く対応していきます。

桐蔭横浜大は冨岡に代わり42福田煌牙。
飲水タイムを挟んで、東京国際大は、26分には、左クロスに正面へうまく入り込む場面をつくりますが、さわることはできず。
さらに中央を経由して、左サイドに展開。クロスを入れていきますが、神保がセーブ。
すると28分には桐蔭横浜大、太田の浮き球のパスに、福田がエリア正面右へ。シュートを打ちますが左に。
さらに桐蔭横浜大は、東京国際大がボールをつなごうとするところでは名賀がうまく体を入れ、マイボールにするなどしていくと、31分には、正面で受けた加治佐から右サイドに展開。右クロスに、ンワディケがヘディングっフートを打ちますが、左にそれていきます。
31分桐蔭横浜大は加治佐に代わり8加藤嵩寅。
32分には、左サイドから持ち込んだ桐蔭横浜大、名賀から関富へつながると関富は折り返し。
しかし、東京国際大はエリア内でこれに対応。攻撃に転じた東京国際大は前に持ち込もうとしますが、吾妻が寄せて、最後は東京国際大のファールに。
35分には、正面右から持ち込んで、エリア内への飛び出しを見せますが、神保がパンチング。東京国際大もチャンスをつくるなか、桐蔭横浜大はしのいでいきます。
37分桐蔭横浜大は、福岡に代わり59守山晃世。
東京国際大はさらに高い位置でFWがキープ。左サイドに展開すると左クロスを入れていきますが、神保が対応。
桐蔭横浜大はさらに交代。太田に代わり23山口元幹。
38分には東京国際大、左サイドに展開するとクロスからヘディングシュート。しかし、左に。
さらに中央から前線へ縦パスが通り、エリア正面右へうまく持ち込んでいきますが、桐蔭横浜大はブロック。
桐蔭横浜大も中央の山口がうまくンワディケにつけ、下がり目で受けた名賀は左サイドに展開。東京国際大の陣内で再びプレーする時間をつくっていきます。
なおも東京国際大は、サイドに展開。高い位置から折り返していきますが、桐蔭横浜大はクリア。
すると40分には、桐蔭横浜大、中央で名賀がボールをものに、左サイド、下がり目で守山が受け、そのパスにンワディケが左サイド、高い位置へ。
ここは東京国際大の対応があり、左サイドでのスローインに。
その流れから名賀のパスに、エリア外正面、うまくおさめ、ミドルシュートを打ったのは、福田。これがゴールへ決まり、2-3。
桐蔭横浜大が勝ち越します。


桐蔭横浜大は、名賀に代わり19飯浜空風。
なおも桐蔭横浜大は中央に加藤がうまく顔を出して、ンワディケへ。ンワディケから受けた山口から高い位置の守山へ。
受け直した山口はクロスを入れていきますが、オフサイドに。
44分には、右サイド、仕掛けた福田がクロス。東京国際大がクリアしたところ、セカンドボールを拾った桐蔭横浜大は、正面で山口が競りますが、東京国際大はGKが
対応。
アディショナルタイムは、3分。後ろでブロックを組む桐蔭横浜大に対し、サイドに展開、クロスを入れてくる東京国際大。
しかし、桐蔭横浜大はクロスをしっかり神保がセーブするなど、チャンスはつくらせず。
試合はタイムアップとなり、勝利したのは桐蔭横浜大となりました。
前半2-1 後半0-2 計2-3
得点:ンワディケブライアン世雄 加治佐海 福田煌牙(桐蔭横浜大のみ)
桐蔭横浜大の先発:1神保颯汰 3舩木大輔 17吾妻蒼太(c) 12服部航大 5関富貫太 7太田隼剛 16名賀海月 2冨岡和真 22加治佐海 48福岡蓮太郎 11ンワディケブライアン世雄
交代:冨岡→42福田煌牙 加治佐→8加藤嵩寅 福岡→59守山晃世 太田→23山口元幹 名賀→29飯浜空風
(文中敬称略)
































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