2024年、大学で最後のシーズンを送っている川崎フロンターレアカデミー出身の選手たち。
その一人が、横浜F・マリノスジュニアユースを経て、3年間川崎フロンターレU-18でプレーしたDF岡崎玄。
主に左SBや左MFとして出場し、卒団後は、同期のDF松永竜之介とともに産業能率大へ進学。
今季は産業能率大U-22Aの選手として、インディペンデンスリーグを主戦場に出場を重ねています。
9月7日、中央大多摩キャンパスサッカー場で行われたインディペンデンスリーグ関東1部Cブロック、中央大U-22A vs 産業能率大U-22Aでは、左SBとして先発しフル出場。
チームメートとうまく連係しながら、前にも顔を出してミドルシュートでゴールを狙い、後半には途中出場で左MFに入った重松康平に声を何度もかけて、仕掛ける場面を演出。
試合は2-1。勝利したのは、中央大U-22Aとはなりましたが、90分間攻守に、勝利を目指しひたむきにプレーを積み重ねました。
試合後に大学でのこれまでと、残り少しとなった最後のシーズンの目標などについて、話を聞きました。
〇お疲れ様です。
お疲れ様です。
〇大学4年目になりますけど、もうだいぶ最後のほうになってきましたけど、振り返ってみてどうですか?
大学生活振り返って。1、2年のころはけがでけっこう苦しい時期があったんですけど。それを乗り越えて、今は充実したサッカー生活ができているので。
最後残り少ない時間を、本当に悔いなく頑張っていきたいなと思います。
〇今日は前半は左のウイングみたいな感じ…。前後半でフォーメーションは変わった?
いえ、前後半両方サイドバックで。
〇じゃあ今はFW登録だけど、サイドバックをやっている?
そうですね。サイドバックを、今は主にやっています。
〇ポジションは、前見に行ったときは前めのポジションをやっていたような覚えがあるんですけど。
そうですね。今年はサイドバックが主に。サイドバックでやっています。
〇4年間、さっきも充実したと言ってましたけど、自分のこういうところが成長したというようなところってありますか?
そうですね。今年はけっこう得点とかも決められているので。やっぱりそういうところ。結果を出せるようになったので。
それが一番の成長かなと思います。
〇サイドバックで、どんな状況で得点を取っているんですか?
前は拓殖戦だったんですけど。そのときは自分でボール取って、けっこう高い位置でボール取ったので。
取って、ちょっと運んで、で自分でロングシュート気味のを打って、「入った!」みたいな感じです。
〇残りのIリーグ(インディペンデンスリーグ)、目指すものってあります?
まだ全国狙える位置にいるので。まずIリーグで優勝して、全国の切符取って、全国優勝したいなと思います。
〇U-18のほかの選手とかとは会ったりしていますか?
前、日体で大登(鈴木大登)と会ったり。たまに我空(川合我空)、慶應の我空とも会って、けっこう話したりしていますね。
〇神橋君(神橋良汰)が(フロンターレに加入内定が)決まって、それはどう感じました?
めちゃめちゃうれしかったですね。同期からフロンターレに戻るって、けっこう、めっちゃうれしいものがあるので。
「おめでとう」と言いました。
〇ユースの結果とか今でも気にしたりします?
はい。けっこう。順調にいい位置にいると思うので。クラブユースも、一番いい結果。負けちゃったんですけど、惜しかったですけど、一番たぶん、歴代で一番いい結果だと思うので。
それは本当にうれしかったです。決勝まで行けて。
〇今やっていることで、フロンターレでやってきたことが通じているものってあります?
やっぱりフロンターレ、周りがうまくて。パスサッカーがメインで。止めて、蹴るっていう技術は本当に大事にされていたので。
それは今でも自分の中で大事にして。止めて蹴るというところと、やっぱり足元の技術は頑張って、向上させて、試合でもそういうところは意識してやっています。
〇マリノスとフロンターレではやっていることはだいぶ違った?
そうですね。最初フロンターレ入ったとき、全然違くて。ちょっと大変な時もあったんですけど。周りがうまかったので、助けられながらっていう感じで。
楽しかったですね。
〇フロンターレのトップチームの結果も気にしてます?
まだちょっと勝てない時期もありますけど、参考になるものはとてもあるので。フロンターレの試合を見ながら、参考にできる部分をっていう感じです。
〇ユースの最後のシーズンは、コロナがあってサポーターの声援もなかったとは思うんですけど、何かサポーターの人にメッセージをいただけますか?
大学生活も残り少ないんですけど、最後まで全力で頑張るので応援よろしくお願いします。
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筆者としては、そのプレーを見るのは、昨年のインディペンデンスリーグ、明治学院大U-22A戦以来。
◇明治学院大U22A – 産業能率大U22A / インディペンデンスリーグ
その際は、後半終了間際での出場で、見られたのはわずかな時間とはなりましたが、1年を経て、これだけ長い時間、そのプレーを見られたことはとてもうれしいものがありました。
そして、何よりも残りわずかとなった大学での最後のシーズンが充実したものであること。そして、まだまだ目指しているものがあること。
その言葉を聞けたことが、とてもうれしいものがありました。
大学での最後がさらに実りあるものになりますように。これからも大いに応援しています。
(文中敬称略)
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