11月22日、U18世代のBリーグユースチームの王座をかけたB.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025が開幕。U18川崎ブレイブサンダースは熊本ヴォルターズU18との初戦を75-52で勝利。11月23日のバンビシャス奈良との3回戦へ駒を進めました。
B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025 3回戦
U18川崎ブレイブサンダース – バンビシャス奈良U18
2025/11/23(日) 11:15 日環アリーナ栃木
川崎のスターティング5は11 高橋秀成、14 角田永夢、16 竹下聖治(c)、23 槙孜龍、35 鈴木蒼太。U15川崎ブレイブサンダース所属の6 日野逸翔、30 牟田獅もメンバーに名を連ねました。
対する奈良は4 竹内悠宇太(c)、5 山﨑壮裕、7 森村悠生、8 山本将大、12 喜夛星斗がスターティング5となりました。
1q最初のポゼッションは川崎。14 角田永夢から35 鈴木蒼太へとボールが渡ると、鈴木は迷わずドライブ。ゴール下でうまくディフェンスをいなしたフローターショットでこの試合最初の得点をあげます。
続けて川崎。11 高橋秀成のコントロールから、左コーナーでキックアウトパスを受けた角田が3ptシュート。これは外れますが、オフェンスリバウンドに飛び込んだ鈴木がゴール下でファウルを受けフリースロー。冷静に2本とも決め、4-0とリードを広げます。直後、奈良のインバウンズをスティールしたのは高橋。そのままレイアップシュートを沈め6-0とします。
8:20には奈良。ミドルレーンのドライブを仕掛けた5 山﨑壮裕がダブルクラッチでブロックをかわし得点。奈良はこの試合最初の得点となりました。
そのトランジション、高橋から鈴木へ渡ったボールは右レーンをカットしてきた角田へ。そのままチャレンジしたシュートは外れますが、自らセカンドチャンスを決めます。
7:57、奈良はフリースローで加点すると、12 喜夛星斗がトップの深い位置から狙った3ptシュートが決まり、8-6。しかしその直後、川崎は23 槙孜龍からペイントエリアに飛び込んだ16 竹下聖治へのパスで収縮したディフェンスを予測しきったキックアウトパスが左コーナーで待つ角田へ。角田は冷静に3ptシュートを沈め、追い上げを振り払います。
5:34、奈良のボール運びをスティールした高橋はそのままファストブレイクで決めきるかと思わせますが、背後に走り込んでいた竹下へ。竹下は冷静にシュートを決めリードを広げます。
奈良も5:12、喜夛がゴール下の粘りからシュートを決めると、これにファウルがありボーナススロー。これも決めて13-9。更に喜夛との合わせでゴール下でフリーになった16 中村颯が得点し、13-11と追いすがります。
しかしここからは川崎の時間帯。高橋からハイローの合わせでフリーになった鈴木がゴール下から加点すると、途中出場の27 栗山泰青のフリースロー、7 戸川颯琉から36 石川翔梧へのゴール下での合わせ、高橋のミドルジャンパーで加点し、1qを24-14で終えます。
2qは拮抗した展開になります。
川崎は高橋のスティールから鈴木とつないでキックアウトから竹下の3ptで得点を奪いますが、奈良も6 中村壮来の素早いプッシュからキックアウトパスを受けた4 竹内悠宇太が3ptを沈めます。
更に川崎は高橋のストップジャンパーで得点を伸ばしますが、奈良も8 山本将大のフリースローで加点。
6:01、奈良 山本がゴール下のセカンドチャンスをものにして点差を1桁に縮めるも、川崎はすぐに鈴木と槙のゴール下での合わせで点差を戻します。
4分台、川崎の攻撃が停滞する間に奈良はフリースローなどで着実に点差を縮め、31-26。5点差に迫ります。
3:16、鈴木のフリースローでようやく川崎のスコアが動き出すと、直後には石川がゴール下でサードチャンスまで粘ってバスケットカウントを獲得。フリースローは決まりませんでしたが、粘りを見せていきます。
2q終盤、川崎は栗山のエンドラインドライブ、槙のキックアウトからの竹下の3ptで加点。対する奈良は7 森村悠生のドライブ、喜夛のファストブレイクなどで加点し40-32。わずかに点差を縮められ、前半を終えました。
3qは川崎・奈良ともにスターティング5での再開となりました。
まずは川崎。高橋のコントロールから左ウイングでフリーになった竹下。キャッチアンドシュートで鮮やかに3ptシュートを決めて見せます。奈良もすぐに山本がゴール下からのシュートを決めて追随。
しかしここから川崎が猛攻をかけます。
8:52、またもや高橋のゲームメイクから同じく左ウイングでフリーになった竹下が3ptシュートを沈めると、槙がオフェンスリバウンドからセカンドチャンスをものにして加点。更に鈴木の激しいディフェンスで奈良のターンオーバーを誘ってマイボールにすると、高橋が奈良ディフェンスをヘジテーションでかわしフローターを決めます。続けざまに高橋から竹下へボールをつないでファストブレイクを完成。奈良のインバウンズを槙がスティールし、高橋へつないでスコアを伸ばします。
6:36には槙がトップの位置から3ptシュートを決めて57-34。奈良はここで5選手全員を交代。事態の打開を図ります。
しかし川崎の勢いは衰えず、角田のフリースロー、28 飯嶋紫悠のファストブレイクと続けて3:00までに16-0のランを達成。一気に奈良を突き放し、3qを64-38で終えます。
最終4q、奈良も落ち着きを取り戻し、一進一退の攻防となります。
まずは喜夛がミドルジャンパーを沈めると、同じく喜夛がフリースロー、技ありのステップバック3ptを決めてスコアを伸ばします。対する川崎は槙のセカンドチャンスポイント、高橋から竹下への合わせで対抗。
7:30には川崎。角田から槙への合わせでミドルドライブを決めると、またも高橋から竹下への合わせで右コーナー3ptがゴールに吸い込まれ、更に10 清水楓と30 牟田獅の合わせはエンドラインドライブでのフローターで完結。
ローポストで身体を張った石川からコーナーで待つ栗山へのキックアウトをすぐさまエクストラパスでウイングの牟田へ。牟田は冷静に3ptシュートを決めきり、78点までスコアを伸ばします。
終盤、4:08には清水がウイングからの3ptを決めて奈良を突き放すと、牟田のドライブ、6 日野逸翔のゴール下からのスコア、29 佐藤慎之助のドライブからのフローターで89-56とし、試合を締めくくりました。
序盤から中盤は接戦となるも、後半の出だしで一気に勝負を決めたU18川崎ブレイブサンダース。チームカラーであるハードワークと足を止めないディフェンスで勝利を掴み取りました。
チームアシストも21本、スタメンの出場時間が20分程度と素晴らしいタイムシェアで、見事なバスケットボールを見せてくれました。
これでベスト8進出。昨年と並び、再び準決勝へのチャンスを掴みとりました。
川崎-奈良
1q 24-14
2q 16-18
3q 24-6
4q 25-18
合計 89-56





















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