川崎フロンターレがFC東京を等々力陸上競技場に迎え、多摩川クラシコに臨んだ5月5日、試合前には、恒例となっているフロンターレとFC東京のアカデミーの前座試合「多摩川コラシコ」が行われました。
過去には現在はコンサドーレ札幌に期限付き移籍中の三好康児らが出場したこともある、コラシコ。今回はフロンターレはU-12の五年生、FC東京はサッカースクールのアドバンスクラスU-11が出場しました。
【川崎フロンターレU-12 多摩川コラシコ vs FC東京サッカースクールアドバンスクラスU-11】
5月5日(土)午後0時10分キックオフ 等々力陸上競技場 晴れ 11人制 15分ハーフ
フロンターレの先発はGK19斎藤准也、DFは右から20柏村涼太、17楠田遥希、15関徳晴、23陶山響、ボランチは14平塚隼人、24吉田志生、右MF22ステンパールカ大翔、左MF13新堀翔、FW18佐々木雄基、27榎本司。
指導するのは、フロンターレで長年プレーし、FC東京へ期限付き移籍をした2008から09年には、多摩川クラシコでフロンターレと対峙したこともある、佐原秀樹コーチ。
FC東京の先発は、GKは3佐々木将英、DFは右から12佐藤源、12中沢洸陽、13前山皓飛、4高橋裕哉、ボランチは8武藤彪真、6今井颯大、右MF2二階堂凜太郎、左MF9泉孝太郎、FW10中屋光廉、15大濱玖理司。
チケットが完売となり、多くの観客を集めた晴天の等々力陸上競技場。試合開始前に、佐原秀樹コーチの名前がアナウンスされると、FC東京側から拍手が送られる、心が暖まる一幕も経てのキックオフに。
フロンターレは立ち上がりからラインを高く保ち、コンパクトに。佐々木が左サイドへ流れて、高い位置へ陶山が仕掛け、左コーナーキックを得ると、楠田が左足で入れたボールに、新堀が合わせるもGK佐々木の正面に。さらに左から新堀が仕掛けていくも、FC東京もしっかり寄せ、シュートを打つには至らず。
フロンターレは吉田が寄せられてもうまくボールをキープするなどし、平塚がパスを預けたところから前へ出るなどして打開を図りに。
FC東京も左から泉が仕掛けて、中屋を経由して右へ。大濱が右クロスを入れるもGK斎藤がキャッチ。
直後にはフロンターレ、平塚の縦パスからエリア右へ流れた榎本が折り返し、セカンドボールを新堀が拾い、左サイドの高い位置へ陶山が上がるもFC東京の守備に阻まれ、さらに平塚のパスを受けたステンパーも仕掛けていきますが、FC東京も粘り強く守り、エリアへは近づけず。
フロンターレは高い位置でボールをカットする場面もつくりだして、8分には佐々木が奪ったところから一気に前へ。シュートを打つも左へ。さらに楠田から吉田に縦パスを入れ、左へ展開。陶山のパスにエリア左へ新堀が抜けるもオフサイドに。
10分には柏村が高い位置でボールをカットし、右コーナーキックにつなげると、楠田が右足で入れたボール、平塚が合わせるも上に。
さらに平塚が楠田や関とパス交換をしながら、ボールを動かしていくと、14分には右へ展開し、ステンパーのクロスに新堀が頭で合わせますが左へ。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレはステンパーに代わり、四年生の10奥田悠真が入入ってのスタート。FC東京はGKは二階堂に。佐々木が前線へ上がり、中屋が右へ。泉に代わり、14松澤琉真が入りボランチ。武藤が左MFへ。
2分にはFC東京、佐々木将英の浮き球にエリア前へ大濱が抜け出すも斎藤が前へ出てクリア。続いて武藤のパスを佐々木将英がおさめ、松澤がエリア内へ飛び出そうとしますが、関や柏村がカバー。さらに右へ佐々木将英が流れて起点になろうとしますが、フロンターレは佐々木が自陣まで戻りカット。しのいでいきます。
しのいだフロンターレも、5分にはエリア右へ奥田が抜け出すもシュートは二階堂がセーブ。さらに左から佐々木が仕掛けて、エリア外右でリターンを受けた吉田がミドルシュート。しかし、惜しくもクロスバーに阻まれ、ゴールとはならず。続いて、エリア右へ抜け出した新堀が折り返すも、ブロックされ、ゴールとはならず。
一方のFC東京もコーナーキックをしのいでカウンターへ。エリア左から佐々木将英がゴールに向かうも、楠田がカバー。粘り強く寄せて、シュートは打たせず。
7分にはFC東京は、武藤に代わり、再び泉がピッチへ。
8分にはFC東京、佐藤が右クロスを入れると、エリア左の大濱へ渡りますが、柏村がブロック。しかし、9分エリア外から中屋がループシュートを放つと、GK斎藤の頭上を抜いてボールはゴールの中へ。0-1。FC東京が先制します。
フロンターレは吉田に代わり、再びステンパーがピッチへ。ステンパー、奥田がかかわって右からゴールに迫り、エリア前を経由して走り込んだ陶山がミドルシュートを打つも左へ。さらに関が最終ラインからドリブルで持ち上がったり、陶山の浮き球に新堀や奥田がエリア前に動き出したりしていきます。
新堀もエリア前で前を向くと、エリア内に果敢にドリブルで仕掛け、最後は4人に囲まれ、シュートにはつながりませんでしたが、ゴールをおびやかしていきます。
ラインを高く保ち、楠田や関に平塚がかかわり、両サイドを押し上げ、前に出ていくフロンターレ。
12分にはエリア右へステンパーが仕掛け、右コーナーキックを得ると、楠田が入れたボールに新堀が合わせますが左へ。
その後もうまくフォローし合いながらボールをものにして前に出ていくフロンターレでしたが、ゴールには至らず。試合は0-1でタイムアップとなりました。
前半0-0 後半0-1 計0-1
得点:中屋光廉(FC東京)
フロンターレの先発:19斎藤准也、20柏村涼太、17楠田遥希、15関徳晴、23陶山響、14平塚隼人、24吉田志生、22ステンパールカ大翔、13新堀翔、18佐々木雄基、27榎本司
交代:ステンパー→10奥田悠真 吉田→ステンパー
控え:25林駿佑
FC東京の先発:3佐々木将英、12佐藤源、12中沢洸陽、13前山皓飛、4高橋裕哉、8武藤彪真、6今井颯大、2二階堂凜太郎、9泉孝太郎、10中屋光廉、15大濱玖理司
交代:泉→14松澤琉真 武藤→泉
試合終了の笛が鳴ると、地面を叩くなど悔しさをあらわにしていたフロンターレの選手たち。とても気持ちの入った試合となったと思います。
これからカテゴリーが上がるにつれて、繰り返されるであろう両チームの対戦の際に、どんな姿を見られるのか、とても楽しみにしています。
そして、この日の多摩川コラシコに出場した川崎フロンターレの選手やFC東京の選手が、等々力や味の素スタジアムでそれぞれのトップチームの選手として、多摩川クラシコを戦う日がやって来ることを心待ちにしています。
(文中敬称略)
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FC東京の高橋裕哉の家族のものです。
高橋裕哉を高山裕哉と誤表記がありますので、訂正をお願いします。
誤 高山
正 高橋
高橋さま
ご指摘ありがとうございます。大変失礼いたしました。早速修正させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
修正、ありがとうございます。
得点者に誤表記があります。
誤 佐々木将英(FC東京)
正 中屋光廉(FC東京)
高橋さま
再度のご指摘ありがとうございます。こちらも早速修正いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。