10月11日、県立スポーツセンター陸上競技場で行われた高円宮杯神奈川県大会代表決定戦、足柄FC戦。
川崎フロンターレU-15等々力(3年)は足柄FCに前半、2点の先行を許すも、後半、MF10大寺楓真、FW9荻原光惺がゴールを決め、2-2とし、PK戦へ。
PK戦ではGK16酒寄壮が2本止める活躍を見せ、4-3で決着。フロンターレ等々力は昨年に引き続き、高円宮杯関東大会出場が決まりました。
試合後に玉置晴一監督、ゴールを決めたFW9荻原光惺、MF10大寺楓真、GK16酒寄壮に話を聞きました。
試合については◇フロンターレU15等々力(3年) – 足柄FC / 高円宮杯神奈川県大会代表決定戦
「本当に自分たちのサッカーを、しっかりと積み上げていくこと、
技術というものに対して、ちゃんと自信を持ってピッチに立つこと、
それはやっていきたいと思ってます」
玉置晴一監督

○試合について振り返っていかがですか?
1点はこういう大会ですので、あるにしても。2失点目、「これは非常に苦しくしたな」と思います。
○ 1点目だったらまだ良かったかもしれないですけど、2点目を取られて。メンタル面など、どう考えていました?
「ちょっとこれは何か変えなきゃいけないな」というものを、少し感じたというか、そういうのは最初のところからありました。
ただこれはあることですので、「そこを我慢しながら、選手が成長してほしいな」っていう時間を過ごしましたけども。
ただ「負ければ終わり」っていう中で、ちょっとアクションをかけましたけども。そういう意味だと、全体を通して言えば、よく落ち着いて、勝ち切った。
そこに関しては評価できるなと思います。
○前半なかなか、うまくいかなかった要因は何だったんでしょうか?
芝生なのか、本人たちの気持ちなのか。間違いなくいつもと違うっていうところはあると思います。
ただそれは、「今すぐに何」っていうのは難しいんですけども。またそれは選手たちと話しながら解決しなきゃいけないなというふうに思ってます。
○ハーフタイムにはどんなことを話しました?
もうとにかくやるしかないと。 ただ冷静に見れば、相手も2点取った。自分たちにも必ず(チャンスは)あるということを話をしたのと。
やっぱりこういう試合ですので、怖がったり。勇気を持てなければ、われわれのサッカーは成り立ちませんので、「覚悟を持って入ろう」ということで、送り出しました。
○PKの前はどんな声掛けをしたんですか?
「追いついて終わりじゃない」と。 「ここで切らしてしまっては、PKで勝てない」と。 だから「しっかり落ち着いて、冷静にいい準備をして、後悔ないキックを蹴ろう」ということを話しました。
○関東大会は、クラブユース(日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会関東大会、フロンターレ等々力は2回戦ではFC東京U-15むさしに敗戦)の借りを返したいっていう思いも強いと思うんですけども、どうですか?
そこは選手は、おそらく悔しい思いを持って、この夏を過ごしてきましたので、またそのリベンジをしっかり選手たちとしていきたいなと思ってます。
○その反省を踏まえて、勝ち上がるためのポイントはどんなところでしょうか?
今日みたいなゲームをしてしまうとやはり苦しくなる。 本当に自分たちがやってきたことに自信を持ってピッチに立つべきだと思いますし。
入れなかった要因はわれわれ、スタッフも含めて、選手たちと話をして、同じことを繰り返さないようにやっていきたいと思います。
○点を追いかける展開は、リーグ戦ではなかったことだと思うんですけど、そこを追いついたことっていうのは大きな成長につながっていくのかなっていうのはありますか?
おっしゃる通りですね。苦しい中でしたけども。声をかけたっていうのはありますけど、ただ選手があきらめたような目はしてなかったので。
あとは、覚悟を持ってこういう状況を跳ね返せるかどうかっていうところだったと思いますし。そういう意味だと本当にたくましくなったなと思ってます。
○関東大会も一発勝負でこういう状況もあり得ると思います。 本当は先制点を取りたいのかなと思うんですけど、そこに向けてどういうふうにやっていきますか?
本当に彼らは全国を目指して、一番上を目指してやってますけども。実は9回勝たないと(全国大会に)進めないと。 (高円宮杯神奈川県大会は1回戦から代表決定戦まで5試合、関東大会は1回戦から4回戦まで4試合が行われる)非常に厳しいところを戦ってます。
ただそれが間違いなく成長にはつながると思いますし、今日の勝ちも本当に大きかったと思いますし。
そこに進むためには本当に自分たちのサッカーを、しっかりと積み上げていくこと、技術というものに対して、ちゃんと自信を持ってピッチに立つこと、それはやっていきたいと思ってます。
○サポーターの方にメッセージお願いします。
なんとか神奈川県を勝ち抜いて、次関東っていうのがありますけども。選手たちと一緒にクラブユースの悔しさを胸に持って戦いますので。
気にしていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
「1回戦をしっかり勝って。2回戦では関東リーグのチームが出てくるので、
その相手にも圧倒して勝てるように、しっかり調整しながらチームの課題とかを直していって、関東大会に臨んでいきたいです」
FW9 荻原光惺

○得点について振り返ってもらえますか?
クロスが上がった瞬間に、ゴールに向かって。「あそこに落ちるな」っていう感覚があって。
止まらないで動き続けていたら、たまたまそこにボールがいいように落ちてきてくれたので、あとは触るだけで。決められてよかったです。
○前半は0-2という悪い展開。試合をどう見ていましたか?
チーム状況的には、前半に2失点というのは全然良くないので、これから直していかないと駄目な部分なんですけど。
後半は主導権を握れていたので、そこは前半からもっとできたらいいなと思います。
○PKは外してしまいましたが、あれはどんな気持ちで蹴りましたか?
自分はPKが苦手なんですけど、勢いで2番目に手を挙げてしまって。 それで「思いっきり蹴ろう」と思ったんですけど。思いっきり蹴ったら、外してしまいました。
○次は関東大会。意気込みを聞かせてください。
クラブユースの2回戦で、FC東京むさしに自分は何もできずに終わってしまったので、今回はまず1回戦をしっかり勝って。
2回戦では関東リーグのチームが出てくるので、その相手にも圧倒して勝てるように、 残りの期間には県リーグもあるんですけど。そこでしっかり調整しながらチームの課題とかを直していって、関東大会に臨んでいきたいです。
○関東大会で関東の選手たちと渡り合うために、個人としてどのようなことに取り組んできましたか?
当たり前なんですけど、前線からプレスに行くことや、つらい状況でも今日のように仲間同士で声を掛け合うこと。
自分が裏抜けをすることで、パスやドリブルなど、いろいろな手段が増えると思うので、そういったプレーを増やしていきたいです。
○サポーターの方々にメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。 これから県リーグも関東大会もあるんですけど、すべての試合で勝って、いい試合結果を届けられるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします。
「関東は、自分たちでつないでくるチームが多いと思うので、
そこに負けないよう、練習から挑んでいきたいです」
MF10 大寺楓真

○ゴールを振り返ってもらえますか?
永田(永田怜大)からもらって。相手が後ろから来たので。ガードしながらターンをして。1枚剝がして、シュートを打ったら入りました。
○途中出場でしたけど、どういうことを意識してピッチに入りました?
0-2で、負けていたので。自分と光惺(荻原光惺)が入ったんですけど。どんどん前から行くってことになっていて。
自分はビルドアップをしているときも、ずっと前にいて、蹴った時に、関われるようにして、攻撃参加してました。
○0-2の状況を、ベンチから見ていて、どう見てました?
全部クロス(からの失点)だったので、マークの付き方というか、蹴らせないっていう部分もそうですけど、「悪かったかな」って見ていて思いました。
○途中出場だったのは怪我の影響とかですか?
腰をちょっと痛めていて。自分としてもコンディションがまだ万全じゃなかったです。
○関東大会は、全国大会出場が目標になると思うんですけど、どうすれば、勝ち上がれると思いますか?
関東は、自分たちでつないでくるチームが多いと思うので、そこに負けないよう、練習から挑んでいきたいです。
○個人としては、スタメンで出たい気持ちも強いと思うんですけど、そのために、今やってることはありますか?
まずは、腰の痛みをゼロにして、ケアとかをして、そこでコンディションも戻してスタメンに入りたいです。
○関東大会では個人としてどんなプレーをしたいですか?
個人で打開できて、ゴールを奪える選手になりたいです。
○サポーターの方にメッセージをお願いします。
いつも本当に応援、ありがとうございます。 関東に行って、全国に出場するので応援よろしくお願いします。
「自分が失点に絡んでしまって。 そういうところで責任感っていうのがあったので。
『絶対止めて勝たせてやろう』と思って、PK戦には入りました」
GK16 酒寄壮

○PK戦、(2本目と3本目)ふたつ止めましたけど、振り返ってもらっていいですか?
試合で自分がミスに絡んでしまって。失点に絡んでしまって。 やっぱりそういうところで責任感っていうのがあったので。
「絶対止めて勝たせてやろう」と思って、PK戦には入りました。
○読み通りだったのか。見て飛んだのか、どっちでした?
2本目は、助走が短かったので。「あんまり強いシュート打てないから」っていう自分の考えで「ボールを最後まで見て」っていうところで、甘いコースに来たのをしっかり止めれたかなと思っていて。
3本目はもう完全に読み切ったって感じで、止められてよかったです。
○PKの練習って高円宮に備えてやってきていたんですか?
全然やっていなくて。 ほぼほぼぶっつけ本番みたいな感じでした。
○前半、2失点あって、そこは反省点だと思うんですけど、どんなところが反省として残りました?
1点目はサイドを軽い感じで突破されてしまって。クロスボールに対して、自分の準備がうまくできなくて。自分の予想外のところで合わされてしまったので。
それが失点の原因かなって思っていて。
2点目の方はショートコーナーで始められた時に、中のラインの管理とマークがちょっと外れちゃったりとか。
あとは単純に自分が出て触れなかったっていうのが失点に関わっちゃったかなと思ってます。
○前半は相手はカウンターを狙っていたと思うんですけど、その裏のケアってどう考えてました?
玉置監督もよく言っているんですけど。
「リスク管理は数合わせじゃなくて、誰が出て誰がその後ろをカバーするか」っていうところまではしっかり決めるように意識してやってます。
○関東大会に向けて意気込み聞かせてください。
夏は関東で全国への道が閉ざされてしまったので、そこのリベンジって形で全国大会をまずは目指して。全部勝っていきたいなと思います。
○キーパーとして今、特にこういうところを伸ばしていこうと考えていることは?
まずはビルドアップのところで、「キーパーがビルドアップに加われるとプラス1」っていう考え方で。 あそこで長短のキックを蹴り分けられたら、そこからチャンスっていうのもできると思うので、そこは練習してます。
○PK戦は今まではどうでしたか?
PKはあんまり得意とは思ったことはないんですけど。
フロンターレに入ってからPK戦で負けたことはなくて。そういうところでちょっと自信はあったのかなと思います。
○フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
今日も遠いところまで足を運んでくれた方、サポーターさんもいると思うので。
その期待に応えられるように関東大会でも自分たちは全力出して勝っていきたいなと思います。
◇
2点の先行を許しながらもPK戦まで持ち込んだ代表決定戦以外にも、相手の大声援があるなかで一時同点にされる試合もあるなど、難しい状況を経験し、フロンターレ等々力は成長しながら、関東大会の出場権を獲得しました。
高円宮杯関東大会は11月7日開幕。
夏の悔しさを胸に、全国大会出場を目指す中、積み上げてきたフロンターレ等々力のサッカーを武器に、どう戦っていくのか。
とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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