川崎市の67クラブの春季の頂点を決めると同時に、年間を通して行われる神奈川県内のリーグ戦も兼ねた大会「斎藤旗争奪春季少年サッカー大会兼こくみん共済U-12サッカーリーグ in神奈川(前期)」が4月2日、幕を開けました。川崎フロンターレU-12はCブロック(pdf)に入り、決勝トーナメントの組み合わせを決めるための予選リーグを4月末まで行います。初戦の舞台は等々力陸上競技場から少し多摩川を上流に上った河川敷にある北見方少年サッカー場となりました。
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪春季少年サッカー大会予選リーグ兼こくみん共済U-12サッカーリーグ in神奈川(前期)vs川中島SC】
4月2日(土)午前8時59分キックオフ 北見方少年サッカー場(B) くもり 15分ハーフ 8人制
川崎フロンターレU-12は六年生が静岡県御殿場市で行われている「コパ・トレーロス」に出場しているため、五年生が出場。GKは新たに加わった16畠山泰輔が務め、先発は最終ラインに22由井航太、15藤野心魂、23深澤陽太、中盤に14永田滉太朗、右に20前野康成、左に17志村海里、前線にはキャプテンマークをつけた26尾川丈が入り、控えにも昨年までのメンバーに加えて今季加入の選手の姿もありました。
くもり空が広がり、季節外れの寒さが漂うなか始まった試合。2分にフロンターレ、右から前野が抜け出すと一気にエリア右へ。GKと1対1となるとこれを制してゴールネットを揺らします。1-0。
以降も後ろからボールを回し、時には裏を狙ったフィード、ショートパスとドリブルも交えて攻めに出ようとするフロンターレでしたが、なかなか前半はエリア内へ迫ることはできず。さらには川中島SCも反撃に出てきます。
5分には縦パスを受けた11番がエリア前右でうまく前を向いてシュートを放ちますがこれはGK畠山に。6分にはフリーキックのこぼれ球を拾われたところからエリア内右からシュートを打たれますがこれは上に。さらにエリア右へ11番が抜け出し、そのシュートのこぼれ球も拾われ10番にもシュートを打たれますがいずれもGK畠山が落ち着いて対応。さらに左クロスに10番が頭で合わせてきますが、これもGK畠山に。終了間際にもうまくエリア前右でトラップした10番が枠内へシュートを放ちますがこれもまたGKが防ぎ、前半は1-0でタイムアップとなりました。
後半は4分にフロンターレは志村に代わり新たに加わった13岡野一恭平が入り、尾川が左へ。5分には川中島SC、10番が中盤から浮きだまの好パスをエリア左へ出しますが、わずかに11番は触ることはできす。
一方のフロンターレも前野が中盤までボールを持ち上がり左のスペースへパスを送ると由井が抜け出しますがこれはわずかにオフサイド。さらには前野が右から中へ切れ込みシュートを放ちますがこれはGKに。しかし、フロンターレにもゴールへ迫る場面が再び増えていきます。
フロンターレは前野に代わって25相ヶ瀬亮太が最終ラインの右に。さらには永田に代えてこちらもやはり新たに加わった24田中陸人が中盤へ。
14分には左コーナーキックから川中島SC。こぼれ球をエリア正面で拾った6番がミドルシュートを放ちますが、これは上へ。
すると終了間際にエリア右へ抜け出したところからフロンターレ、岡野一がGKを交わし、ゴールへシュートを放つとこれが決まって2-0。ここでタイムアップとなり、フロンターレは白星でこの大会をスタートさせることになりました。
前半1-0 後半1-0 計2-0
得点:前野康成、岡野一恭平
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪春季少年サッカー大会予選リーグ兼こくみん共済U-12サッカーリーグ in神奈川(前期)vs金程SC】
4月2日(土)午前10時59分キックオフ 北見方少年サッカー場(B) くもり 15分ハーフ 8人制
金程SCvsFC中原(0-3)、宮崎サンキッズvs川中島SC(0-3)の2試合に続いて再び北見方少年サッカー場で試合に臨んだフロンターレ。川中島SC戦と同じくGKに新加入選手、最終ラインは22由井航太、15藤野心魂、23深澤陽太、中盤に14永田滉太朗、右に20前野康成、左に17志村海里、前線にはキャプテンの26尾川丈。
試合は立ち上がりからフロンターレがドリブルとパスを交えてゴールへ迫っていきます3分には中央の尾川からエリア右へボールが出ると前野が抜け出しシュートを放ちますがこれは左へ。
6分には永田のリターンを受けた深澤がエリア左からシュートを放ちますがこれはGKに。
直後には永田がエリア左へパスを出すと尾川が抜け出しネットを揺らしますがこれはオフサイド。
しかし8分にフロンターレ、尾川がエリア前へドリブルで仕掛けると最後はエリア左でボールを受けた志村がゴールへ流し込み1-0。ついに先制します。
直後にも永田のスルーパスに志村が抜け出しますが、ここはGKが好守で阻み追加点とはならず。
一方の金程SCも11分にコーナーキックを得るとエリア内混戦となったところから、エリア正面3番がシュートを放ちますがこれは上へ。
12分にはフロンターレ、永田に代わり新加入の24田中陸人。中盤に入ります。
直後には藤野のインターセプトからシュートに。さらには13分にもインターセプトをした藤野がパス交換からエリア内へ迫りシュートを打ちますが、これは右へ。
チャンスは多かったフロンターレでしたが、金程SCの守備もなかなかのもの。前半は1-0となりました。
後半は尾川が下がり前線には新加入の13岡野一恭平。4分にはラインを高くしてきた金程SCの最終ラインの裏へボールが出ると1対1となったところからGKを交わし2-0。
直後にはエリア左志村が突破し、エリア内へ進入、シュートに持ち込みますがこれはブロック。さらにリターンを受けた深澤がエリア左からミドルシュートを打ちますがこれは左へ。
最終ラインの選手も前線へ顔を出して厚みのある攻撃を見せていきます。
金程SCもフロンターレの攻撃をしのいだところからカウンターに出ますが前線の選手に藤野がうまく対応し、中央の24田中にパスを送るとドリブルで持ち上がり、エリア内へ一気に進入するとゴールネットを揺らして3-0。さらには8分にも相手のボールを奪ったところからエリア正面から決めて4-0。
さらに立て続けにゴールを奪ったフロンターレ、田中の折り返しを岡野一が決めて5-0とすると、前野に代わり再び尾川がピッチへ。
13分には岡野一がエリア内右へパスを出すとこれに抜け出した相ヶ瀬が決めて6-0。最終ラインからうまく攻撃に顔を出してゴールへつなげてきます。
終了間際にも田中のパスにエリア内左へ抜け出した尾川が決めて7-0。2試合目はこれまでフロンターレでサッカーを続けてきた選手に新たに入った選手がうまく絡んだ形がとても印象に残る試合となりました。
前半1-0 後半6-0 計7-0
得点:志村海里、岡野一恭平2、田中陸人2、相ヶ瀬亮太、尾川丈
斎藤旗争奪春季少年サッカー大会予選リーグ兼こくみん共済U-12サッカーリーグ in神奈川(前期)、フロンターレは次戦は9日(土)午後2時40分キックオフ、対戦相手は真福寺FC、会場は改修が終わり新しい姿となった等々力第一サッカー場となります。これがフロンターレのアカデミーが等々力第一で行う最初の試合となりそうです。
(文中敬称略)
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