フロンターレU13 – 横浜F・マリノスジュニアユース / 関東ユース第11節

12月1日、等々力第一サッカー場での神奈川県クラブユースリーグ、川崎フロンターレU-18 vs 湘南ベルマーレU-18のあとは横浜国立大学フットボール場へ。川崎フロンターレU-13が、横浜F・マリノスジュニアユースとの関東ユース(U-13)サッカーリーグに臨みました。

【川崎フロンターレU-13　関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部第11節】
12月1日(日)午後5時5分キックオフ　横浜国立大学フットボール場　くもり　30分ハーフ

台風19号の影響を受けて、延期となっていた試合。

フロンターレの先発は、GK45太田陽彩、最終ラインは右から2加治佐海、4土屋櫂大、5田所莉旺、7荒井颯太、ボランチは6齊名優太、8矢越幹都、右MF18知久陽輝、左MF22浅野遥、前線には15中西大晴、11香取武。

立ち上がりはフロンターレ、土屋や田所がラインを高く保ち、田所のフィードを、右サイドで知久がおさめていくなどしていくと、2分には左コーナーキック、エリア左で拾った田所がシュートを打ちますが、ブロック。

後ろから回しながら、太田も中央に縦パスをつけ、失っても矢越がすぐさま取り返し、左サイドの裏を抜け出す3に対しては田所が対応するなど、守りでもいい対応を続けていくフロンターレ。4分には、田所から左の荒井へ。荒井が縦に仕掛けて、セカンドボールを拾った浅野から中央の矢越へ。矢越は縦にボールを入れますが、マリノスはカット。マリノスはGK16から左へ展開しますが、加治佐が奪い返しマイボールに。

5分にはマリノス、田所と土屋の間を、3が抜け出し正面へ。1対1となりますが、太田が足で止める好セーブで阻んでいきます。

マリノスがゴールへ迫る場面は続き、6分には15が左サイドでボールをカット。正面に仕掛けて、エリア右、5にパスを出しますが、田所がカバー。さらに9の右クロス、エリア外左で19が拾いますが、加治佐がカット。

フロンターレは中央で齊名がうまくボールをものにし、矢越や土屋、田所がボールに多く触れ、知久もうまく間で受け、前に中西を走らせるなどしていきます。マリノスは、8分には、左サイドからの攻めに。19のパスに15がエリア左へ抜け出しますが、ここでもシュートは太田がセーブ。直後にはフロンターレ、齊名から右へ展開。加治佐の右クロスに、エリア左へ浅野が飛び込みますが、これはオフサイド。ともにゴールへ向かう姿勢を続けていきます。

ところが10分、フロンターレがエリア前でボールを回そうとしたところ、マリノスの3がカット。エリア右からシュートを打つとこれが決まり、0-1。フロンターレとしては少しもったいないかたちで先制を許してしまいます。

直後にはマリノス、左サイドから入ったパスに、8がエリア右へ。ここは荒井がブロック。さらに中央でボールをカットした2が縦に持ち込みますが、加治佐が中へしぼりクリアしていきます。

フロンターレも、後ろからボールを回そうとするマリノスに対して、中西や香取、知久や浅野が前から連動してプレスをかけ、そこからマイボールに。矢越の縦パスを間で、中西が受け、前に動き出す香取へパスを入れるなどしていきます。

マリノスの左からの攻めに対しては、加治佐がうまく体を入れ、太田から受けた荒井のパスを中西がおさめるなど、守備から攻めにもつなげていくフロンターレ。土屋が右へ流れた中西へフィードを入れるなど、長いボールも交えていきます。

マリノスも前線の3が中央に下がりうまく前を向いて起点に。右サイドから8が斜めに中央へ仕掛ける動きを見せ、フロンターレのゴールへ向かっていきます。すると20分、マリノスは19のスルーパスに、10がエリア左へ。シュートを打つとこれが決まり、0-2。次の1点はマリノスへ。

フロンターレは中央で矢越、浅野がボールを回し、浅野から左へ流れた中西へ展開。中西の戻したボールを受けた荒井がエリア外左から正面へ浮き球を入れると、香取がエリア左へ抜け出しますが、シュートは打てず。

マリノスも24分には、エリア正面やや右に8が抜け出しますが、荒井が寄せ、最後は田所がカバーしていきます。

浮き球を中西がおさめ、浅野、戻して土屋から右へ展開し、加治佐、知久、香取とテンポよくパスを入れながら攻めの機会をつくろうとしていくフロンターレ。しかし、なかなかシュートまではいけず。

マリノスは30分には10が中央で前を向き、8にパスを入れますが、エリア右へ仕掛けてくる8に対しては田所がカバー。前半は0-2でタイムアップに。

後半フロンターレは土屋に代わり3山中大輝、左MFは浅野に代わり9児玉昌太郎、前線には中西に代わり10八田秀斗。

立ち上がりから高い位置でボールをものにする場面をつくっていくフロンターレ。八田がカットしたボールを中央で受けた矢越から左へ展開。荒井から受けた児玉が左から仕掛け、正面で香取がおさめ、今度は右へボールを回し、両サイドから迫っていきます。

2分には、齊名が正面やや右でボールをものにすると、齊名のパスに香取がゴール正面へ。しかし、GK16がセーブ。

さらにフロンターレは、田所のフィードを、知久が右サイド高いところに粘り強く追いにいき、コーナーキックを得るなど相手陣内で時間をつくっていきます。4分には、齊名から知久とつないで、知久から受けた加治佐が右クロスを上げると、エリア内で香取が競り、こぼれ球に反応した八田が頭でシュートを打ちますが、マリノスはブロック。右コーナーキックとなり、齊名が入れたボール、田所が合わせるも上に。

7分にはフロンターレにアクシデント、知久の顔にボールが当たり、そのまま外へ。しばらく10人でプレーすることになったフロンターレ。しかし、それでもボールを高い位置でものにする場面をつくり、9分には齊名がボールをカット。正面の八田のパスに、エリア左へ児玉が抜け出し、シュートを打ちますが、ブロック。セカンドボールを加治佐がものにし、左へ展開していくと、荒井の左クロス、ニアで香取が頭でシュートを打ちますが、左へ。

フロンターレは、ここで外に出たままになっていた知久に代わり13柴田翔太郎。直後にはフロンターレ、山中の縦パスを中央で柴田がおさめ、受けた八田から左へ展開。児玉が高い位置へ仕掛けて折り返しますが、マリノスの守備に遭いシュートまではいけず。

マリノスの19の左クロスを、山中が矢越につながるようなかたちで、対応するなどしていくフロンターレ。14分には、山中から中央の齊名、矢越とつなぎ左へ展開。荒井、児玉、香取とつなぎ、香取から受けた八田のリターンに、エリア正面やや左へ走り込んだ矢越がミドルシュート、ニアをとらえますが、GK16がセーブ。18分には、矢越から左へ展開。児玉の左クロス、八田が頭で合わせ、こぼれ球をエリア外左で拾った児玉がミドルシュートを打ちますが、右へ。

フロンターレは、ここで加治佐に代わり20村瀬悠馬が入り右MF、柴田が右SB。山中がフィードを入れ、田所が縦に鋭くパスをつけて、攻めにつなげていくフロンターレ。右へ村瀬が流れる一方で、八田が下がり目でボールを受け、そこから前に迫っていきます。

21分には、柴田の縦パスを八田がおさめ、矢越のパスに、児玉がエリア左へ。しかし、オフサイドに。

さらに矢越、齊名が中央でボールを動かし、左へ。荒井から受けた児玉が高い位置で折り返すも、マリノスはブロック。

マリノスも25分には、15から受けた19が左から斜めにエリア左へ向かい仕掛けていきますが、田所が足をうまく出しボールをカット。さらに右サイド高い位置へ上がった9が仕掛けてくるも、田所がブロック。右コーナーキックとなり、2が左足で入れたボール、拾った15が左へ仕掛けますが柴田が寄せ、ゴールキックにしていきます。

村瀬が中に寄りうまくプレスをかけるなどしていくフロンターレ。右から仕掛ける8に対しては、荒井がカバーするなど守りでもしっかりプレーを重ねていきます。

最終ラインの間に齊名が下り、ピッチの左右を使い、人をかけて攻めていくフロンターレ。セカンドボールを矢越がものにし、前に迫っていきます。31分には、八田が高い位置でボールをカット、香取の折り返しに、正面へ村瀬が迫りますが、GK16がセーブ。試合はタイムアップとなり、0-2。勝利したのはマリノスとなりました。

この日は敗戦とはなりましたが、練習試合ではしばらくプレーしていなかった選手たちも活躍するなど、うれしくなる場面もありました。残り1試合となった関東ユース(U-13)サッカーリーグ、さらに12月に予定されている大会などを通して、どんなチームになっていくのか、楽しみにしています。

前半0-2 後半0-0 計0-2

フロンターレの先発:45太田陽彩、2加治佐海、4土屋櫂大、5田所莉旺、7荒井颯太、6齊名優太、8矢越幹都、18知久陽輝、22浅野遥、15中西大晴、11香取武

(文中敬称略)