フロンターレU18 – アルディージャユース / クラブユース選手権ラウンド16


ガンバ大阪ユースに2-1で競り勝ち、決勝トーナメント進出をきめた川崎フロンターレU-18。ラウンド16の対戦相手は日本クラブユース選手権関東大会でも対戦、2-4で敗れている大宮アルディージャユース。今年に入って練習試合でも勝てていない手強いチーム。
前日のグループステージ第3節での大宮は、サンフレッチェ広島ユースと対戦、すでに決勝トーナメント進出を決めていたこともあり、メンバーを入れ換えて試合に臨み、敗戦、グループステージを2位で終えました。コンディションでは大宮に分がありそうですが、フロンターレには勝利して逆転でグループステージを突破した勢いがあります。それをうまくピッチで出せるでしょうか。

試合を前にした選手たち
試合を前にした選手たち

【川崎フロンターレU-18 日本クラブユース選手権ラウンド16vs大宮アルディージャユース】
7月26日(日)午前11時半キックオフ 晴れ 前橋総合運動公園 45分ハーフ

フロンターレU-18のスタメンは前日のガンバ戦と同じ。GK名良橋、DFは右から原島、武田、伊従、島崎。ボランチは田中、村田。右MF藤井、左MF三笘、トップ下にゲームキャプテン岸、FW渡邉。

前日にも増して暑い日差しが降り注ぎ、給水タイムは前後半合計4回設けられる厳しい気候。多くのフロンターレサポーター、アルディージャのサポーターも声援を送るなか、キックオフ。

立ち上がりのフロンターレ。右から崩して三笘がゴールへ迫りますが、DFに体を寄せられシュートは打てず。

2分には三笘とのパス交換から岸がエリア左からミドルシュート。これはGK1番加藤有輝に阻まれます。

さらに藤井からパスを受けた岸がファールを受けてエリア正面でフリーキックのチャンス。自ら狙った岸のシュートは壁にあたり、スコアを動かすことはできません。が、なかなかいいゲームの入りかたをフロンターレは見せました。

しかし、直後に大宮は左サイドから反撃。左MF8番藤沼拓夢がエリア内へドリブルで運び、折り返したボールにエリア右でダイレクトで合わせたのは10番黒川淳史。0-1。先制点を許してしまいます。

先手をゆるし、選手間の距離があき、なかなかボールを拾えなくなったフロンターレ。13分にはボールを自陣で失ったところから再び黒川にミドルシュートをきめられて0-2。

前半最初の給水タイムを挟んだ15分にはボールを奪いにいこうとした岸が右足首をいためてしまい外へ。関トレーナーが×を出すと即座にベンチからビブスを脱ぎながら出て準備をした瀬川がピッチへ。岸は自分で歩くことができず、担架にのせられていきます。

19分にはさらに大宮に追加点。左から仕掛けた藤沼がいったんボールを預けて、エリア右でボールを受けると再びゴールを決めて、0-3。

藤井がFW、瀬川がトップ下、右MF渡邉と配置が替わったフロンターレは20分に右から渡邉がGKとDFの間に低いクロスを送りますが、藤井は惜しくもさわることができず。

ガンバ戦、アルディージャ戦ではFWでプレーし、新境地を開拓した渡邉選手
ガンバ戦、アルディージャ戦ではFWでプレーし、新境地を開拓した渡邉選手

27分には裏をとられて、11番川田拳登にゴールを許してしまい、0-4。

前日のように球際に強くいくことができず、裏をとられる場面が続いていきます。
31分に2度目の給水タイム。「まず1点、まず1点。いってん、いってん、いってん、いってん。雰囲気を落とすな!」。苦しい展開にもチームを鼓舞する名良橋の声が響きます。

劣勢のなかでも声を絶やさなかった名良橋選手
劣勢のなかでも声を絶やさなかった名良橋選手

42分には右コーナーキックに16番北西真之に合わせられたシュートはポストに救われます。

ロスタイムに入り、足の止まり始めた大宮。ようやく瀬川からボールを受けた三笘がエリア右からシュートを放ちますが、これはわずかに右へ。直後に大宮GK加藤の好フィードから藤沼に抜け出されそうになりますが、飛び出した名良橋が頭でクリアする好守を見せて、前半は0-4で終了します。

後半のフロンターレは藤井から猪狩、村田から栗脇と2人交代してのスタート。栗脇はそのままボランチに入り、前線は右MF渡邉、左MF猪狩、トップ下三笘、FW瀬川。

岸選手に代わりキャプテンマークをつけたのは原島選手
岸選手に代わりキャプテンマークをつけたのは原島選手

フロンターレは後半は球際で強くいくこともできるようになり、大宮を次第に押し込んでいきます。前半はなかなか持ち味を発揮できなかった田中碧がセカンドボールを拾う場面も増えていきます。

6分には島崎の左クロスに、逆サイドから斜めに抜け出した渡邉が飛び込みますが、わずかにさわることはできず。

後半はセカンドボールをマイボールにする場面も増えた田中選手
後半はセカンドボールをマイボールにする場面も増えた田中選手
後半は果敢にオーバーラップしてゴールも狙った島崎選手
後半は果敢にオーバーラップしてゴールも狙った島崎選手
武田選手も前線へ上がる場面が増えた
武田選手も前線へ上がる場面が増えた

さらにオーバーラップした武田が猪狩からパスを受けてシュートに持ち込み、セカンドボールを拾った島崎のエリア左からのシュートはわずかに左。伊従も含めた最終ラインの選手たちの攻撃参加から厚みを加えていくと、パス交換からエリア内へ進入した島崎が倒されて、PKを獲得します。
キッカーは瀬川。ゴール右へ決めて、今大会通算3得点。1-4。瀬川はすぐさまボールを持ってセンターサークルへ。

今大会3ゴールの瀬川選手
今大会3ゴールの瀬川選手

15分にとられた給水タイムの直後には田中の縦パスから三笘がループシュート。これは上に外れて追加点とはならず。

20分には藤沼からボールを受けた9番小柏剛に1対1でシュートを打たれますが、これは右に。

直後にはフロンターレ。島崎の左からのクロスに渡邉が再び右サイドから斜めに飛び込むいい形をつくりますが、またもさわることはできませんでした。

選手を交代させた大宮もカウンターの鋭さが戻り、35分には12番立石爽志に1対1に持ち込まれますが、前へ摘めた名良橋がシュートに触り、これを防ぎます。

41分には何度も攻撃参加を繰り返し、動けなくなった島崎に代わり、川崎が左SBに。

直後に獲得した左コーナーキック、ショートコーナーから渡邉がネットを揺らしますが、これはオフサイド。
直後には右クロスをエリア内でキープした三笘のラストパスに抜け出した猪狩がGKと1対1になる好機を迎えますが、シュートは上へ外れてしまいます。

決定機をつくった猪狩選手
決定機をつくった猪狩選手

ロスタイムには川崎の左クロスに再び渡邉が合わせますが、これはまたもオフサイド。

最後までゴールを求め続けたフロンターレ。しかし、試合は終わりました。

前半0-4 後半1-0 計1-4
得点:瀬川ヤーシャ=PK(川崎) 黒川淳史2 藤沼拓夢 川田拳登(大宮)
先発:1名良橋拓真 7原島亨太 5武田太一 26伊従啓太郎 3島崎竜 18田中碧 32村田聖樹 23藤井柾人 10三笘薫 9岸晃司=cap 8渡邉啓太郎
交代:岸→11瀬川ヤーシャ 村田→25栗脇拓人 藤井→14猪狩和真 島崎→24川崎晶弘
リザーブ:16新居俊介 34小川真輝 6柴原周平

大宮の足も止まる時間が早くにやってきただけに失点を重ねて差をつけられてしまったことは残念でした。しかし、瀬川ヤーシャが3ゴールを積み重ね、厳しい状況から決勝トーナメント進出を決めるなど、これからにもつながりそうな大会にもなりました。8月下旬に再開されるプリンスリーグではどういったチームになっているのか、楽しみです。
(文中敬称略)
写真はかんちさんのものを使わせていただきました。暑いなか、お疲れさまでした。

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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