阪南大 – 平成国際大 / 総理大臣杯2回戦


7日から大阪で行われている総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会。20チームにより争われ夏の大学サッカー日本一を決める大会に川崎フロンターレU-18出身の選手が出場しています。今年登録されているのは専修の主将でDF萩間大樹(4年)、小口大貴(3年)、法政のFW高田一輝(3年)、筑波のMF吉田直矢(3年)。阪南のMF脇坂泰斗(2年)、大阪体育のDF太田賢吾(2年)の6選手。10日行われた2回戦から各チームが登場し、各選手が先発や途中出場などで初戦を迎えました。

【総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会2回戦 阪南大学vs平成国際大学】
8月10日(月)午後3時半キックオフ ヤンマーフィールド長居 晴れのちくもり
今回観戦したのは脇坂が所属する阪南vs平成国際。阪南は現在湘南ベルマーレに期限付き移籍している可児壮隆が在籍した2012年に優勝。今年は予選にあたる関西学生サッカー選手権で準優勝し、第2代表としての出場。平成国際は2度目の出場。昨年関東大学サッカーリーグ2部から降格し、埼玉県リーグに所属するものの予選にあたる「アミノバイタル」カップでは1部の神奈川をPK戦で下して第7代表で出場権を得ました。

阪南vs平成国際のメンバー表
阪南vs平成国際のメンバー表

阪南の先発はGK大西、DFは右から田渕、岡部、甲斐、藤原。ヴィッセル神戸入りが決まっている松下と重廣がボランチを組み、右MF八久保、左MF外山、FW前田。脇坂はトップ下。

平成国際はGK内島、DFは右から増田、福嶋、小松崎、鎌田。竹中、飯島がボランチ。右MF堀越、左MF鈴木、トップ下尾林、FW星子。星子は昨年関東大学サッカーリーグ2部でランキング2位の11得点を決めているストライカー。

写真撮影に臨むキックオフ前の阪南の先発メンバー
写真撮影に臨むキックオフ前の阪南の先発メンバー

風がなく非常に蒸し暑い気候の中でキックオフした試合。
阪南は5分に脇坂が右コーナーキックを蹴ると高い打点のヘディングで合わせたのは前田。けして強烈なシュートではありませんでしたが、これがネットを揺らし1-0。阪南が先制します。

ボールを受けようとする脇坂選手。背番号9
ボールを受けようとする脇坂選手。背番号9
先制ゴールを決めた前田央樹選手。アビスパ福岡U-18出身の3年生
先制ゴールを決めた前田央樹選手。アビスパ福岡U-18出身の3年生

幸先よく試合を動かした阪南はボールを以後も支配。17分には松下とのワンツーから抜け出した八久保がエリア右から強烈なミドルシュートを放つも揺らしたのはサイドネット。

22分にはセカンドボールを拾った脇坂がエリア正面からミドルシュートを放つもこれは枠外。

追加点は31分。脇坂がセカンドボールを拾い、パスに抜け出した重廣はシュートに持ち込めませんでしたが、こぼれ球を拾った脇坂がエリア正面からネットを揺らします。2-0。

ゴールを決めた脇坂選手にほかの選手たちも駆け寄る
ゴールを決めた脇坂選手にほかの選手たちも駆け寄る

勢いにのった阪南はさらに32分脇坂からパスを受けた前田がエリア外左からシュートを放つと低い軌道のボールはGK内島をすり抜けて決まり3-0。

前半の阪南はほとんどミスがなく、ボールを支配。平成国際に1本のシュートも打たせずに3-0でハーフタイムへ。

後半の立ち上がりは平成国際の右SB増田が高い位置を保ちやや阪南が押し込まれる時間帯がありましたが、クロスを入れられてもシュートには持ち込ませずペースを次第に握り返していきます。

24分には左からエリア正面右の脇坂へボールが入ると脇坂は右サイドの八久保へパス。ドリブルで仕掛けた八久保がエリア右から流し込み、4-0。

さらに4分後には外山に代わり左MFに入った山口一真からのボールにエリア内へ飛び出した重廣が合わせて5-0。

この直後に脇坂は有村惇志と交代。1ゴール3アシストと数字にも残る形で活躍を見せ1対1ではうまく相手をはがして好機を作り出すなど細やかな場面でも存在感を見せてベンチへ退きました。

大差をつけたこともあってか、GKに交代枠も使った阪南はその後もスコアこそ動かせなかったものの、枠内への強烈なミドルシュートを放った有村やドリブルでエリア内へ迫った山口などが存在感を見せて平成国際にほとんど反撃を許さずに試合を終えました。

前半3-0 後半2-0 計5-0

阪南の得点:前田央樹(アシスト、脇坂泰斗) 脇坂泰斗 前田央樹(脇坂泰斗) 八久保颯(脇坂泰斗) 重廣卓也(山口一真)
阪南の先発:GK1大西将 DF6田渕大貴 5甲斐健太郎 25岡部拓実 28藤原奏哉 MF14松下佳貴=cap 8重廣卓也 7八久保颯 9脇坂泰斗 FW33前田央樹 17外山凌
交代:外山→10山口一真 八久保→24江坂巧 脇坂→32有村惇志 大西→21岩倉努 松下→12町田蘭次郎
リザーブ:DF3大本祐槻 35金明浚 29田中雄大

平成国際の先発:GK30内島大輝 DF2増田修斗 4福嶋勇二 5小松崎雄太 6鎌田秀平=cap MF22竹中優 28飯島脩斗 25堀越逸貴 7尾林一樹 16鈴木仁 FW9星子直哉
交代:鈴木→10佐々木駿弥 竹中→13横瀬雄哉 福嶋→3竹内悠貴 堀越→18佐藤逸柊
リザーブ:GK1馬屋原宏樹 DF12河上知樹 MF8都築洋平 24藤原唯壱

来季ヴィッセル神戸への加入が内定している松下選手。背番号14
来季ヴィッセル神戸への加入が内定している松下選手。背番号14
攻守に存在感のあった背番号8重廣選手と脇坂選手
攻守に存在感のあった背番号8重廣選手と脇坂選手

阪南は後ろに構えた松下、豊富な運動量で前にも飛び出していく重廣、そして脇坂がうまくポジションを入れ換えながらゲームをつくっているな、という印象を受けました。八久保と外山の左右のドリブラーの調子も良さそうです。
今年の目標にはリーグ戦、関西学生サッカー選手権、総理大臣杯、インカレの4冠を目標に掲げたものの、選手権では決勝で敗れてしまい、最後まで全力で闘う姿勢を、と意気込んで総理大臣杯に臨んでいるという阪南。ピッチサイドの須佐監督が最後まで「緩んでるぞ!」と叱咤する姿も印象に残りました。次の対戦相手は近年トーナメントに強い総理大臣杯3連覇を狙う流通経済大。きっといい試合になると思います。

2回戦のほかの試合では萩間と小口が先発した専修はPK戦、太田が先発した大阪体育は1-2で敗退。法政は途中出場の高田が決勝ゴールを決めて1-0、筑波は吉田は出場しなかったものの延長戦を3-2で制してそれぞれ準々決勝へ駒を進めています。

総理大臣杯へ行くのは今年はこれでおしまいになりそうですが、9月から始まる大学サッカーのリーグ戦にもできるだけ足を運んでいきたいと思います。会場で選手紹介のときにアナウンスされる「川崎フロンターレU-18」の声は何度聞いてもいいものです。

(文中敬称略)

会場にはメッセージもはりだされていました
会場にはメッセージもはりだされていました

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