8月4日、J-GREEN堺などで行われている、ジュニアユース年代のサッカー大会、伊丹FC祭は2日目を迎えました。
午前9時台の試合では、川崎フロンターレU-15生田の1年生は、岡山県西部地域を拠点とするアルコバレーノFCと対戦しました。
【川崎フロンターレU-15生田(1年) 伊丹FC祭 vs アルコバレーノFC】
8月4日(金) 午前9時4分キックオフ 30分ハーフ J-GREEN堺 S12
フロンターレU-15生田の1年生にとっては、ひとつ上の年代が対戦相手となる試合。
先発は、GK51青木馨、最終ラインは右から3出口翔太、5渡邉拓眞、キャプテンの4對馬羽琉、2濱野礼、ボランチは6望月楓矢、8夏目瑛斗、右MF14荒井瑞樹、左MF13川上翔、前線には15髙越遼平、9土肥瑠星。
この日も朝から厳しい暑さのJ-GREEN堺。海からの、暑さを和らげるような風も時折、通り抜けていきます。ピッチの外からは、選手の家族ら、またフロンターレ等々力の選手らも見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレ生田は、右サイドでうまく荒井がボールをキープ。間で望月が受け、最終ラインの渡邉や對馬も多く触れ、ボールを動かそうとしていきます。
それに対して、アルコバレーノはラインを高め、前からボールを奪いに。2分には、右SBの27が高い位置でマイボールに。前に持ち出して、折り返すと、エリア正面、25がシュート。ゴール左をとらえますが、青木がセーブ。
これには、見守っていたフロンターレ等々力の選手たちも、「ナイスセーブ」の声。
前線の18や25が高い位置から連動。うまく体を入れ、マイボールにするなどしていくアルコバレーノ。フロンターレ生田は、それでも中盤で望月が奪い返すなど対抗。
最終ラインの對馬も、いったんは失いながらも、すぐさま取り返し、しのいでいきます。
4分には、下がり目でマイボールにした髙越が高い位置へ。折り返しますが、アルコバレーノもエリア内でしっかり対応。シュートには結びつかず。
そこから、アルコバレーノは右サイドに展開していこうとしますが、濱野がカバー。濱野は川上につなげ、守備から攻撃へ、転じようとしていきます。
5分には、アルコバレーノにファールがあり、センターライン手前でフロンターレ生田のフリーキックに。
キッカーの對馬はエリア内へ、ふわりとしたボールを入れると、右サイドから斜めに土肥が抜け出しますが、GK32がセーブしていきますあ。
フロンターレ生田は、さらに渡邉、對馬が開いて、間に顔を出し、受けた望月は左サイド、川上へパス。川上から右サイド、荒井につながり、荒井が折り返すと、エリア内、飛び出した川上が決めますが、これはオフサイド。
しかし、フロンターレ生田はうまく連係しながら、チャンスをつくっていきます。
アルコバレーノも直後には、エリア前にパスを差し入れ、迫っていきますが、對馬が対応。さらに縦パスに、18がエリア右へ。ここでは渡邉がカバー。
さらに下がり目で受けた25のパスに、18が左サイドへ流れていきますが、荒井が低い位置をカバー。
左サイドでのスローインとなり、7や11の連係からエリア内へ迫っていきますが、對馬がカバーしていきます。
ラインを高く保ち、前から奪いに行く姿勢を鮮明にするアルコバレーノに対し、GKの青木や渡邉、對馬がかかわって、後ろから動かしていこうとするフロンターレ生田。
奪われても、出口がカバー。自分たちのスローインに。また、アルコバレーノが左サイドに展開していく場面では、荒井。出口が連係。夏目も加わり、夏目は粘り強く足を伸ばし、マイボールに。
さらに下がり目で高越がマイボールにし、受けた望月が高い位置へ出口を走らせるようなパスを入れるなど、アルコバレーノの攻めに向き合いながら、しっかりそこからチャンスをつくろうとしていきます。
14分には、中央の夏目から左サイド、川上へ。川上が浮き球のパスを入れると、正面に高越が迫りますが、惜しくもさわることはできず。
直後には、アルコバレーノ、左SBの4がやや中寄りを持ち上がり、左に展開。30が折り返すも、青木がセーブ。
しかし、リスタートしたフロンターレ生田に対し、アルコバレーノは高い位置でカット。30がエリア外左、ミドルシュートを打つとこれが決まり、0-1。
先制点はアルコバレーノに入ります。
飲水タイムをはさんで、フロンターレ生田は、出口に代わり11冨田嵐丸が右SB、望月に代わり7森本信路が入り、左SB、濱野がボランチに。
16分には、左サイドでのスローインの流れから、森本が左サイド、うまく前に持ち出し、正面の高越へパス。切り返しの連続でボールをキープした高越から土肥とつながり、土肥が後ろに戻したボール、走り込んだ濱野がミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
直後には、左サイドに展開したアルコバレーノ。30が左サイドから正面へ仕掛けようとしますが、荒井が体をうまく入れ、遅らせる対応。アルコバレーノは正面へ展開。5がミドルシュートを打ちますが、左に。
21分には、高い位置で7がカット。25にいったん預け、エリア外正面へ。7はループシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
フロンターレ生田は、夏目が最終ラインの間に顔を出し、右の荒井に展開、渡邉や青木も加わり、間で森本も受けながら、ボールを動かしていきます。
22分には、荒井がうまく間で受け、そのパスに、冨田が右サイド、高い位置へ。冨田は仕掛けて折り返すと、ニアに髙越が飛び込みますが、アルコバレーノは体を張り、ブロック。
さらにフロンターレ生田は、濱野や森本、間で川上も受け、最終ラインの對馬もうまく前に持ち出していきますが、なかなか前に行けない時間が続いていきます。
28分には、アルコバレーノ、左サイドで4がカット。そのパスに、30が高い位置へ仕掛け、背後を取り、折り返し。しかし、サイドネットに。
直後には、30が左サイドでカット。再び仕掛けて折り返すと、エリア外右、11がシュート。しかし、左に。、
さらに18が下がり目で受け、そのパスに25がエリア右へ。ここは青木が前に飛び出して、ボールをセーブ。好守で盛り立てていきます。
すると、31分、フロンターレ生田は、夏目がスルーパス。これに正面へ抜け出したのは髙越。寄せてきたアルコバレーノの選手をうまく剝がし、さらにGK32もかわし、ゴールへ流し込み、1-1。
前半はここでタイムアップ。フロンターレ生田が最後にチャンスを生かして、追いついて、ハーフタイムへ。
後半、フロンターレ生田は、GK50小村風人、最終ラインは右から3出口翔太、5渡邉拓眞、キャプテンの4對馬羽琉、7森本信路、ボランチは6望月楓矢、8夏目瑛斗、右MF11冨田嵐丸、左MF13川上翔、前線には14荒井瑞樹、15髙越遼平。
立ち上がりには、右サイドを突くパスを冨田がおさめ、下がり目で受けた出口が右クロス。エリア内、髙越が飛び込みますが、アルコバレーノもエリア内でしっかり対応。シュートには結びつかず。
さらに3分には、望月のパスが、左サイド、高い位置の川上へ通り。川上から受けた森本が左クロス。エリア内、髙越が反応しますが、惜しくもさわることはできず。
一方のアルコバレーノは、前線の18や25がうまく間を縫うようにして持ち出し、起点に。3分には、左サイドから正面へ18が持ち出し、ボールは正面やや右、25へ。
最後はこぼれ球をエリア外正面で拾った7がシュート。枠はとらえられませんでしたが、いい距離感でフロンターレ生田のゴールへ迫っていきます。
一方のフロンターレ生田も、、4分には、正面で髙越がおさめ、左へ展開。川上が正面へ仕掛ける姿勢を見せると、こぼれ球を拾った望月のミドルシュートは枠をとらえますが、GK32がセーブ。
アルコバレーノはすばやくリスタート。左サイド、高い位置へ30が抜け出し、折り返し。ここは森本がエリア正面をカバー。集中したいい守りを見せていきます。
これで右コーナーキックを得たアルコバレーノ。しかし、フロンターレ生田は、GK小村がセーブ。リスタートした小村が正面へボールを送ると、高い位置へ冨田が抜け出しますが、アルコバレーノも戻りが速く、シュートにはつながらず。それでも、正確なキックからゴールへ迫る場面をつくっていきます。
6分、フロンターレ生田は、荒井に代わり9土肥瑠星が前線へ。
7分には、アルコバレーノ、下がり目で18がカットし、右へ展開、SBの27が高い位置へ仕掛けていきますが、川上がカバー。さらに左サイドにつなげていきますが、出口がカバー。しのいでいきます。
フロンターレ生田は、髙越がボールをおさめることで、起点となり、間で望月や冨田が受けて、時間をつくっていきます。
9分には、右サイドでのスローイン、頭で土肥がすらし、受けた冨田がエリア右へ仕掛けていきますが、アルコバレーノはクリア。
再び右サイドでのスローインとなり、出口がエリア外右へ。出口のパスに、エリア右、髙越が飛び出しますが、ここでもアルコバレーノの守りに遭い、シュートまでは至らず。
アルコバレーノも、中盤の7がうまく間で受け、左へ展開。30が右サイドを突くパスを入れると、7が飛び出しますが、惜しくもつながらず。
しかし、アルコバレーノも、フロンターレ生田のエリア近くで時間をつくっていきます。
10分、、フロンターレ生田は、髙越に代わり再び14荒井瑞樹が入り、右MF、冨田がFWに。
直後には、アルコバレーノ、浮き球に、エリア内、飛び出した30がヘディングシュート。ここは對馬がカバーしていきます。
しかし、11分、アルコバレーノは正面で5がマイボールに。そのまま前に持ち出していくと、フロンターレ生田は体を張って阻むも、エリア右、こぼれ球を拾った11がシュート。これが決まり、1-2。
フロンターレ生田は、直後には、望月が左サイドを突くパス。川上が高い位置へ抜け出しますが、27がカット。
盾に仕掛けた27に対しては、フロンターレ生田もしっかり対応。
冨田が川上とのパス交換からエリア左へ進入しますが、アルコバレーノの体を張った守りに阻まれてしまいます。
すると14分、再びアルコバレーノは、右サイドで27がカット。一気に、高い位置へ。27の折り返しからゴールが決まり、1-3。フロンターレ生田は突き放されてしまいます。
間に土肥が下り、パスをおさめ、望月や夏目が中央で動かしていくフロンターレ生田。右サイド、出口も組み立てに加わり、中央で受けた望月が左サイドを突くパスを繰り出し、ゴールを狙っていきますが、アルコバレーノもしっかり対応していきます。
飲水タイムをはさんで、フロンターレ生田は、川上に代わり再び15髙越遼平が入り、右MF冨田、左MF荒井、前線には土肥と髙越。
すると22分、フロンターレ生田は、土肥が右サイド、高い位置へ。土肥がクロスを入れると、遠いサイドで荒井が折り返し、エリア内、髙越が押し込んで2-3。
前線の選手が関わったいい形で、反撃のゴールをものにします。
ここでフロンターレ生田は、夏目が下がり、再び13川上翔が入り、ボランチに。
23分には、アルコバレーノ、後半、再三、高い位置へ仕掛けるプレーが続いていた27が、またも高い位置に。ここは對馬が対応。
さらに、右サイドから持ち込み、折り返すと、ニアで18がシュートを打ちますが、左に。
一方のフロンターレ生田も、、土肥が右サイド、高い位置へ流れ、中央、うまく間で受けた荒井はスルーパス。エリア左、髙越が抜け出しますが、アルコバレーノもしっかり寄せて、対応。
直後には、縦パスに、髙越がエリア正面へ。ここでもアルコバレーノの寄せに遭い、最後はGK32がセーブ。左コーナーキックに。
フロンターレ生田は、冨田に代わり、8夏目瑛斗がピッチへ戻っていきます。
左コーナーキック、キッカーの出口が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾った荒井から森本とつながり、森本は縦に仕掛けていきますが、アルコバレーノの守備が阻んでいきます。
さらに27分には、望月が左サイドを突くパス。裏を取った川上が持ち出し、折り返すと、エリア内へ、土肥が飛び出し、さらに髙越が詰めますが、さわることはできず。
フロンターレ生田は、さらに右サイドで荒井がうまくキープ。望月や夏目が中央でかかわって、右へ展開。出口がクロスを上げていきますが、エリア内、アルコバレーノはクリア。
右コーナーキックとなり、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、縦パスを入れていきますが、アルコバレーノはカット。カウンターに。
7が右サイド、高い位置へ抜け出し、折り返すと、ゴール左、抜け出した11が押し込み、2-4。フロンターレ生田はさらに突き放されてしまいます。
フロンターレ生田は、左サイド、開いた川上のパスを、下がり目で土肥がおさめ、中央で受けた望月の浮き球に、エリア内へ川上が飛び出していきますが、GK32がセーブ。
さらに右サイドで荒井がキープ。下がり目で受けた出口のフィードに、エリア内、土肥が飛び出していきますが、GK32がセーブ。
試合はタイムアップとなり、2-4。勝利したのはアルコバレーノとなりました。
前半1-2 後半1-2 計2-4
得点:髙越遼平
フロンターレ生田の先発:51青木馨 3出口翔太 5渡邉拓眞 4對馬羽琉 2濱野礼 6望月楓矢 8夏目瑛斗 14荒井瑞樹 13川上翔 15髙越遼平 9土肥瑠星
交代:出口→11冨田嵐丸 望月→7森本信路
後半のフロンターレのメンバー:50小村風人 3出口翔太 5渡邉拓眞 4對馬羽琉(c) 7森本信路 6望月楓矢 8夏目瑛斗 11冨田嵐丸 13川上翔 14荒井瑞樹 15髙越遼平
交代:荒井→9土肥瑠星 髙越→14荒井瑞樹 川上→15髙越遼平 夏目→13川上翔 冨田→8夏目瑛斗
(文中敬称略)
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