8月4日、2日目を迎えた、多くのJクラブやクラブチームのジュニアユースが出場する大会、伊丹FC祭。
川崎フロンターレU-15生田の2年生たちは、ファジアーノ岡山U-15との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(2年) 伊丹FC祭 vs ファジアーノ岡山U-15】
8月4日(金)午後0時53分キックオフ J-GREEN堺 S12 晴れ 30分ハーフ
フロンターレ生田の先発は、GK21植木琉斗、最終ラインは右から29藤間貴洋、27笹倉拓真、28田中瑛登、30草野心音、ボランチは36沓野楓、32加藤昊、右MF40オビオラ クリスティアン チノンソ龍、左MF39土屋瑛大、前線には37武内勇人、42全天海。
厳しい暑さの中にも、涼しさを届ける気持ちの良い海風も吹くJ-GREEN堺。
フロンターレ生田は、立ち上がり、最終ラインで動かしながら、田中が左サイドを突くパス。これを草野がおさめ、高い位置へ。
中央では加藤昊や沓野、全や武内も下がり目に顔を出しながら、動かしていきます。
一方のファジアーノはラインを高く保ち、うまく間に通し、右へ展開。クロスを入れていきますが、エリア内、笹倉が頭でクリア。
左コーナーキックとなりますが、最後には植木がセーブ。
ふたたび、自陣から笹倉や田中、間に沓野も顔を出しながら、組み立てを図るフロンターレ生田。
田中がうまく右SBの藤間へつなげ、藤間の浮き球のパスに、オビオラが高い位置をうかがいますが、ファジアーノの守りも堅く、対応していきます。
10分には、フロンターレ生田、笹倉から右サイド、藤間へ。藤間のフィードに、オビオラが高い位置へ抜け出し、クロス。これを武内が競り、エリア右、全がシュートを打ちますが、右に。
一方のファジアーノも、前線の2が下がり目でおさめ、右へ展開。16が高い位置へ仕掛けていきますが、草野が厳しく寄せていき、前にはいかせず。
攻めに転じたフロンターレは、藤間のフィードに、武内が正面へ。しかし、ファジアーノのGK12がセーブ。
すばやくリスタートした12から左サイド、11とつながり、最後は8がエリア外正面やや左へ。8は切り返して、シュートを打ちますが、右にそれていきます。
フロンターレ生田も直後には、GKの植木から笹倉、藤間とつながり、田中のフィードを全がおさめ、左へ展開。草野が土屋とのパス交換からエリア左へ進入。草野は折り返しますが、ファジアーノはクリア。
さらに加藤昊や沓野、田中や笹倉がかかわり、笹倉の左サイドを突くパスに、オビオラが高い位置へ。藤間との連係からエリア左をうかがいますが、ファジアーノもコンパクトに、球際に厳しい守りを見せていきます。
飲水タイムをはさみ、17分には、ファジアーノGK12がエリア前にボールを送ると、16がうまくボールをおさめ、エリア外右へ。しかし、フロンターレ生田は体をあった守り。
さらに右へ流れていきますが、田中に加え、藤間もカバー。うまく体を入れ、ゴールキックにしていきます。
ラインを高め、左SBの11が8との連係から高い位置へ顔を出すなど、ファジアーノがフロンターレ生田のエリア近くに迫る時間が続きますが、フロンターレ生田はコンパクトに。
右へ流れた16との連係から2がエリア左へ迫る場面では、オビオラや藤間が連係し、前には行かせず。守備で粘り強さを見せていきます。
22分には、フロンターレ生田、中央で加藤昊がカット。そのパスに、武内が右サイドの高い位置へ。武内が前に持ち出し、エリア外右から折り返すと、エリア右、全がシュートを打ちますが、ファジアーノは体を張り、ブロックしていきます。
直後には、最終ラインの笹倉が、エリア右へフィード。これに抜け出したオビオラが、GKが前に出ていたところを良く見て、ループシュートを決めましたが、オフサイドの判定。
だんだんと、中央にオビオラが寄り、間で加藤昊も顔を出し、テンポよくボールを動かせるようになっていったフロンターレ等々力。武内が間で受け、右サイドを突くパスを試みるなどしていきます。
27分には、間で受けた全から右サイド、オビオラへ。オビオラがエリア右、動き出した全を狙ったパスは、ファジアーノがカットするも、全がすぐさま奪い返し、そのパスにオビオラがエリア右へ。
オビオラはシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
さらに加藤昊のパスに、オビオラが右サイド、高い位置へ。オビオラがクロスを入れると、ニアで武内がヘディングシュート。しかし、左に。いい形をつくっていきます。
ボールを笹倉やオビオラ、藤間が右サイドでかかわってうまく動かし、高い位置でカットされても、すぐさま笹倉がカバー。フロンターレ生田がボールを回す時間が続いていきます。
30分には、エリア外正面で縦パスをおさめた武内がミドルシュート。GK12がセーブしたところ、こぼれ球に全が詰めましたが、決めることはできず。
さらに下がり目で全が笹倉からパスを受け、間にオビオラが顔を出し、ボールを回していくフロンターレ生田。ファジアーノの厳しい寄せをかいくぐり、オビオラが高い位置へ持ち出し、藤間との連係からクロスを入れるなどしていきます。
30分には、田中の縦パスを、全が中盤に下り、間で受け、そのパスに沓野がエリア正面へ。沓野はシュートを打ちますが、GK12がセーブ。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレは、GKが植木から45荒井隆成、田中に代わり、左のCBに1年生の4對馬羽琉。土屋に代わり35渡部真己が入り、右MF、オビオラが左MFに。
立ち上がりには、右サイドでのスローインの流れから、全がエリア右でボールをキープ。そのパスに沓野がエリア内へ。沓野がマイナスに折り返すと、エリア右、進入した渡部がシュート。GK12がセーブしたところ、詰めた武内が正面でシュートを打ちますが、上に。
さらにフロンターレ生田は、スルーパスに、全がエリア内へ抜け出したり、草野の高い位置を突くパスに、オビオラが動き出したりと、相手陣内でプレーを続けていきます。
4分には、中央に寄った武内が加藤昊に縦パス。加藤昊から右サイドに寄った沓野へつながり、沓野のリターンを正面で受けた加藤昊はシュートを打ちますが、上にそれていきます。
6分には、さらに中央に下がって受けた全から沓野とつながり、沓野から右サイド、藤間へ。藤間から渡部と縦につながり、渡部は正面の沓野へ。
沓野から受けた全は左サイドを突くパス。これを受けたオビオラは正面やや左へ持ち込んでシュートを打ちますが、オフサイドの判定。
一方のファジアーノも、7分には、左へ流れた16が受け、エリア正面やや右へ浮き球のパス。10が抜け出しますが、草野がカバー。
さらに正面へ2が迫りますが、對馬が厳しく寄せ、前に行かせず。
9分にはフロンターレ生田の組み立てを狙い、17が正面でカット。そのスルーパスに、2がエリア左へ。シュートを打ちますが、左へそれていきます。
ファジアーノは、フロンターレ生田が組み立てようとするところを狙い、ボールを高い位置でものにする場面をつくり、10分には、エリア外正面やや左でカットし、8がミドルシュート。しかし、右に。
フロンターレ生田はここでGKが荒井に代わり33加藤直介。
フロンターレ生田は、對馬、笹倉が開き、右サイドで受けた渡部は沓野や藤間と連係。ボールを動かしていきます。
ファジアーノはこれを狙い、カット。高い位置へ持ち込もうとしていきますが、笹倉がカバー。
14分には、17がカットし、左へ展開。左サイドからエリア前にクロスが入りますが、對馬が対応。
攻めに転じたフロンターレは、、左サイド、受けたオビオラが全とのパス交換から高い位置をうかがいますが、ファジアーノの守りも粘り強く、対応していきます
飲水タイムをはさんで、フロンターレ生田は沓野に代わり34今廣遥碧、藤間に代わり26小田浩資。
18分には、右サイドで受けた全から中盤の今廣とつながり、今廣から左サイド、オビオラへ。
オビオラが高い位置へ持ち込み、クロスを入れると、エリア内、今廣が飛び込みますが、さわることはできず。
さらに右サイド、高い位置へ抜け出した今廣のパスに、全がエリア右へ。全が折り返すと、正面へオビオラが抜け出し、シュートを打ちますが、上に。
フロンターレ生田の攻勢は続き、20分には、全から右サイド、武内へ。武内が正面へパスを送ると、抜け出したのはオビオラ。シュートを打つとこれが決まり、1-0。
ついにフロンターレ生田が先制します。
フロンターレ生田は、さらに笹倉の浮き球のパスを全がおさめ、右へ展開。受けた渡部はエリア内への仕掛け。
ファジアーノはそれをカットし、エリア正面やや右へ持ち込もうとしますが、對馬がカバーしていきます。
今廣のパスから、全がエリア内へ仕掛けていき、コーナーキックを得て、こぼれ球に対して、今廣が厳しい寄せを見せるなど、球際に強くプレーをしていくフロンターレ生田。
ファジアーノも、サイドから攻めに持ち込み、24分には、左サイド、8の浮き球が右サイドに通り、エリア前に速いクロスが入りますが、對馬がカバー。
良い対応を続けていきます。
ファジアーノも、交代で入った10がうまく右サイドで受け、背後を取る動きなどを交え、迫っていきますが、正面に入ったところでは今廣が足を伸ばし、ボールを奪い取る好対応。
さらにエリア前に浮き球を入れていく場面では、對馬が今廣につながるようにして対応。オビオラも中央に寄って、ファジアーノが前に出ようとするところ、ボールをカットするなどしていきます。
武内が下がり目に下り、小田浩や加藤直介もかかわって、ボールを後ろから動かそうとしていくフロンターレ生田。高い位置でファジアーノがカットしても、笹倉がカバー。最後は加藤直介がセーブし、シュートは打たせずに対応。右サイドからファジアーノが持ち込もうとする場面では、對馬が前に行かせずに、対応。守備でいいプレーを重ねていきます。
28分には中央で受けた武内が左へ展開。全につながり、、全のスルーパスに、武内がエリア正面へ抜け出しそうになりますが、ファジアーノは粘り強い守り。
ファジアーノも、直後には中央でボールをカット。16のパスに、左サイドから8がエリア前に仕掛けていきますが、フロンターレ生田は体を張り、しのぎ、左コーナーキックに。
コーナーは連続して続き、3度目のコーナーキックでは、エリア内、混戦となりますが、加藤昊がクリア。
試合はタイムアップとなり、1-0。
ファジアーノも、選手それぞれの持つ技術の高さなどを垣間見せた中で、フロンターレ生田は、徐々に、うまく連係してゴールに迫れるように。
見事な連係からゴールもものにし、この試合をものにしました。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:オビオラ クリスティアン チノンソ龍
フロンターレ生田の先発:21植木琉斗 29藤間貴洋 27笹倉拓真 28田中瑛登 30草野心音 36沓野楓 32加藤昊 40オビオラ クリスティアン チノンソ龍 37武内勇人 42全天海
交代:植木→45荒井隆成 土屋→35渡部真己 田中→4對馬羽琉 荒井→33加藤直介 沓野→34今廣遥碧 藤間→26小田浩資
(文中敬称略)
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