12月3日、最後の等々力陸上競技場での試合を迎える川崎フロンターレU-18の3年生たち。
同じ日に、高校生活最後の試合に臨むフロンターレアカデミーの同期の選手たちもいます。
その一人が、川崎フロンターレU-15出身、法政二のMF田中陸人。
U-12からU-15までフロンターレに所属。来季トップチームへ昇格するMF由井航太とダブルボランチを組み、チームを支えた好選手でした。
昨年左ひざに大けがを負い、長期離脱を経て、今秋の全国高校サッカー選手権大会神奈川県大会で実戦に復帰した田中は、11月25日、しんよこフットボールパークで行われたK1リーグ第17節、市立橘A vs 法政二Aでは、ボランチとして、先発出場。
8位、残留を争う法政二としては勝利が欲しい一戦で、最終ラインの前でチームのリスク管理を担ったほか、相手をうまくいなして、好パスを供給するなど、攻撃につながるようなプレーも見せ、終盤まで出場。
左ひざに巻いたサポーターに、怪我の大きさを感じさせられる一方、フロンターレ時代から培ってきた技術を随所に見せ、法政二Aの勝利(2-1)に、貢献しました。
この結果、法政二Aは7位に浮上。12月3日の最終節では、勝ち点差3で追う降格圏の9位東海大相模Aとの直接対決に臨みます。
大きな試練を乗り越え、再びピッチに立ち、迎える大切な一戦。
攻守に持っている力を発揮し、3年間をともにした仲間たちと、素晴らしい結果を手にすることを願っています。
(文中敬称略)
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