日本大 – 筑波大 / 関東大学サッカーリーグ新人戦 3位決定戦


味の素スタジアムのすぐ西に位置する西競技場は、現在はAGFフィールドと命名されている。
11月23日はこのAGFフィールドで開催された、関東大学サッカーリーグ新人戦 3位決定戦へ。この試合の勝者は、12月に開催される全日本大学サッカー新人戦への出場権を獲得します。

【関東大学サッカーリーグ新人戦 3位決定戦 日本大 – 筑波大】
11月23日(木)11:00 キックオフ 晴れ AGFフィールド(味の素スタジアム西競技場)

日本大の先発はGK1 木村凌也、DFは右から60 石川晴大、34 青木大和、32 アピッチ輝、31 山内恭輔、ダブルボランチに36 田中慶汰、80 関日向多、右サイドに27 植木颯、左サイドに23 大久保帆人、2トップに44 平尾勇人、66 五木田季晋。川崎フロンターレU-18出身の田中慶汰、五木田季晋は揃ってスターティングメンバーに入りました。

筑波大の先発はGK31 入江倫平、15 浦部舜、50 安食優斗、35 池谷銀姿郎、48 小川遼也、21 鈴木遼、18 佐野健友、26 徳永涼、11 山田雄大、32 小松悠太、41 小林俊瑛となりました。

両チームの保護者やチーム関係者、Jクラブスカウトがスタンドから見守る中、日本大ボールでキックオフ。
序盤からペースを握ったのは日本大。中央から36田中慶汰、80関日向多を経由して前線の27植木颯、23大久保帆人、44平尾勇人、66五木田季晋が自由にポジションチェンジしながら筑波大DF陣を揺さぶっていきます。
対して筑波大はロングボールからの展開を狙いますが、41小林俊瑛にはなかなかうまく収まらず、攻撃が途絶えてしまいます。
日本大は時折両SB 60石川晴大、31山内恭輔がサイドハーフを追い越す動きで攻撃に厚みを持たせていきますが、ペナルティエリア近くで精度を欠き、また筑波大GK31入江倫平の好守もあって、スコアを動かすには至りません。
逆に筑波大は前半の中盤以降、全体に落ち着きを取り戻し、小林へのボールも精度が上がり収まっていきます。しかしこちらも最後の決め手に欠け、両チーム無得点で前半終了となりました。

筑波大はHTに14安藤寿岐、18加藤玄を投入。
後半、まずチャンスを掴んだのは日本大。
右サイド深い位置で得たFKを山内がゴール前に放り込むと、GKが届かない位置で筑波大DFが辛くもクリア。それに続くCKは関がショートコーナーを選択しますが、うまくフィニッシュまでは持ち込めず。
しかしその5分後、ロングボールに反応し左サイドを抜け出した大久保のクロスに走り込んだのは平尾。ファーサイドにヘディングを放ちますが、これはDFのディフレクションがありCKに。このCKは筑波大GK入江が落ち着いたハイボール処理で何を逃れます。
その直後、筑波大は日本大のフォアプレスをなんとかかわし、ボールを前線へ。小林がペナルティエリア内で仕掛けますが、日本大34青木がスライディングでエンドラインに逃れます。
このCKを蹴るのは池谷。ペナルティエリアど真ん中に入れた高いボールに飛び込んだのは、HTに投入された安藤。ドンピシャで高い打点のディングシュートをゴール左へ突き刺し、ここまで押され気味だった筑波大が先制に成功します。
同点を狙う日本大はサイドからのアーリークロスなどで得点機会を模索しますが、先制した筑波大はDF陣が落ち着いて対応し、なかなか決定機が訪れません。
しかし82分、途中交代で左SBに入った12 渡辺亮平からのクロスはゴール前でのディフレクション。こぼれたボールは五木田の眼の前へ。五木田は迷わず右足を振り抜きますが、至近距離からのシュートを素早い反応で筑波大GK入江が弾き、ゴールさせません。更にこぼれ球に反応した渡辺がファーサイドを狙ったクロスを入れますが、これはラインを割り得点にはならず。日本大はついに訪れた決定的チャンスを逃してしまいます。
この後、筑波大は最後まで日本大の猛攻をしのぎきり、ホイッスル。

全国大会への切符を手にしたのは筑波大となりました。
破れた日本大は、新人戦での全国大会とはなりませんでしたが、既に獲得しているインカレ及びIリーグでの全国大会が控えています。
またそれぞれの舞台で、今シーズンを最後まで戦い抜いてほしいものです。

前半0-0 後半0-1 計0-1
得点:安藤寿岐(筑波)

日本大学の先発:1木村凌也 23大久保帆人 27植木颯(c) 31山内恭輔 32アピッチ輝 34青木大和 36田中慶汰 44平尾勇人 60石川晴大 66五木田季晋 80関日向多
交代:アピッチ→37野澤勇飛 青木→12渡辺亮平 関→72中川広土 石川→46松本大地 五木田→24鐙彗隼
控え:21菊池快 42⾧谷川晧哉 52ドゥーリー大河 71田中吟侍

筑波大学の先発:11山田雄大 15浦部舜 18佐野健友 21鈴木遼(c) 26徳永涼 31入江倫平 32小松悠太 35池谷銀姿郎 41小林俊瑛 48小川遼也 50安食優斗
交代:山田→3諏訪間幸成 佐野→25加藤玄 安食→14安藤寿岐 浦部→5三井翔太 小林→4内野航太郎
控え:1佐藤瑠星 8木元亨輔 19西村太希 24水口嵩大

(文中敬称略)

川崎フロンターレU-18出身の田中慶汰、五木田季晋はともにスタメン

日本大学 小島伸幸 GKコーチ
筑波大学 平山相太コーチ

筑波大が安藤寿岐のゴールで先制

日大 MF関日向多(JFAアカデミー福島U-18)。小柄ながら中盤で攻守に存在感を発揮
筑波大 FW内野航太郎(横浜FMユース)。昨年のプレミアリーグEAST得点王は終盤に登場
筑波大GK 入江倫平(桐蔭)。安定感抜群のフィールディングで完封勝利に貢献

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す