川崎フロンターレがFC東京を2-1で下した天皇杯準々決勝の翌日、さいたま市の与野八王子グラウンドへ。川崎フロンターレU-18が昨年に続いて参加する、GO FOR WORLD CUPが始まりました。
さいたま市サッカー協会が主催し浦和レッズ、大宮アルディージャ、浦和東、浦和南がホストチーム。Jリーグの各ユースチームや高校の強豪チームが毎年参戦して日程は4日間。初日から3日目に総当たりのリーグ戦を計6試合、最終日に順位決定戦が行われます。フロンターレは藤枝東、浦和レッズユース、興国高校、四日市中央工業、アルビレックス新潟U-18、浦和東と同じグループに入りました。
【川崎フロンターレU-18 GO FOR WORLD CUP vs藤枝東】
12月25日(日)午前11時4分キックオフ 与野八王子グラウンド 晴れ 35分ハーフ
初戦の対戦相手は藤枝東。
フロンターレの先発はGK19韓東焌、DFは右から30島崎元、20森陽平、24養日幹大、23デューク・カルロス、ボランチは27小川達也、25古岡佑斗、右MF31上野綜太、左MF29横田大祐、トップ下32古屋雄帆、FW28山田新
藤枝東はGK1松下裕哉、DFは5杉山光汰、6山口晏侍、3加藤太一、ボランチは21鈴木大河、8田村祐二朗、右MF20平尾拳士朗、左MF7鈴木朗、前線には12平尾剛、10曽根大和、9曽根優希
雲は少なく、太陽の暖かい光のしたで始まった試合。立ち上がりには藤枝東、右サイドでボールを受けた平尾拳士朗がシュートに持ち込むもGK韓が反応。直後のコーナーキック、右から鈴木が入れたボールに山口が合わすも枠外。
一方のフロンターレも9分上野のパスに右から抜け出した山田が仕掛けるもエリア外右で山口に倒されてフリーキックを得ます。キッカーの横田はグラウンダーでエリア内へボールを入れますが藤枝東の選手のブロックに阻まれてシュートにはつながらず。
フロンターレは後ろから森や養日に古岡や小川達也がかかわってボールを回そうとしていきますが、藤枝東は前から激しくプレスをかけていき、なかなか前へボールは運べず。藤枝東のラインが高く、小川や古岡らが裏を狙ってパスをだし、山田や上野を走らせて打開を図ろうとしていきます。
17分には左サイドから抜け出した山田が仕掛けるも藤枝東の選手の守備に阻まれ、18分には上野からパスを受けた島崎がエリア前へ仕掛けますが、こちらもシュートにはつながらず。
藤枝東も曽根の左クロスや鈴木の左サイドからの仕掛けなどから攻勢に出ますが、決定機にはつながらず。
22分には古岡の浮き球のパスに抜け出したデュークが左サイドから仕掛けるも最後は藤枝東の選手に体を入れられてファールに。次第に古岡や小川らがいい距離感でボールを拾えるようになり、右サイドでは上野が起点に。デュークや古屋もよく守備に戻り、だんだんボールを持つ時間が増えていきます。
31分にはデュークがボールをカットし右の横田へ。横田のパスに左から山田が抜け出すもオフサイド。32分には古岡のスルーパスに山田がエリア左へ抜け出してシュートを打つもGK松下の正面。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半は藤枝東が曽根優希に代わり13田口仁也、鈴木朗に代わり16松田春揮を入れ、松田がトップ下、前線には田口と平尾剛、左MFに曽根大和。フロンターレはFWは山田と上野、横田が右MF、古屋が左MFと位置を入れ換えてのスタートとなります。
立ち上がりには田口が養日や森と競り合いながら裏へ抜け出そうとしますが、体を張って守っていったフロンターレ、デュークらも戻りが速く、平尾拳士朗の右サイドからの仕掛けなどに対応していきます。
7分には養日がカットしたボールを古屋が受け、左サイドへ展開。スピードにのって仕掛けたデュークがエリア内へボールを入れますが藤枝東はブロック。島崎のサイドチェンジを受けた古屋が右から仕掛けるなどしますがシュートには至らず。
10分には藤枝東もボールをカットしてカウンターに。右から平尾拳士朗が中へ切れ込みシュートを打つもブロック、こぼれたボールを拾われてミドルシュートを打たれますが、ワンタッチあり、コーナーキックに。このコーナーキックを韓がキャッチし、素早く右へボールを送ると、最後は古屋がシュートに持ち込みますがGK松下が対応。しかし、切り替えの速さを見せていきます。
12分には右サイドで横田がボールをカットし、古屋を経由してエリア正面、上野が抜け出すもオフサイド。さらに古岡のサイドチェンジを受けてデュークが左サイドから仕掛けていきますが、エリア内へ送ったボールはブロック。一方の藤枝東は田村に代わり、24三井慎司が入って右MFに。平尾拳士朗がトップ下、松田がボランチとなります。
19分にはフロンターレ、山田がキープしたボールに左から上野が抜けるもクリアに阻まれてシュートにはつながらず。21分には藤枝東もサイドチェンジを受けた三井が右から仕掛けるもデュークが粘り強く対応。23分には横田のパスに左から山田が抜け出して、ボールを受けたデュークが中へ切れ込み、シュートを打つもブロック。
25分には三井に代わり11増田俊介が入って左MF、曽根大和は右MFに。藤枝東は前線の田口らが競ったところから起点をつくろうとしますが、古岡や小川らがよくセカンドボールを拾っていきます。
29分には古岡がボールをカットしたところから左へスルーパスを送ると抜け出した上野がエリア内左で倒されてPKを得ます。キッカーは上野。ゴールネット左を揺らして1-0。先制点はフロンターレへ。
藤枝東は33分にはエリア左で田口がフロンターレの守備をかいくぐってシュートを打つも右へ。さらに35分には右コーナーキック、鈴木大河のボールに山口が合わせますが上へ。終盤には決定機をつくられましたが、試合は1-0でタイムアップ。この大会の初戦をフロンターレは白星でスタートさせることになりました。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:上野綜太=PK
フロンターレの先発:19韓東焌、30島崎元、20森陽平、24養日幹大、23デューク・カルロス、27小川達也、25古岡佑斗、31上野綜太、29横田大祐、32古屋雄帆、FW28山田新
藤枝東の先発:1松下裕哉、5杉山光汰、6山口晏侍、3加藤太一、21鈴木大河、8田村祐二朗、20平尾拳士朗、7鈴木朗、12平尾剛、10曽根大和、9曽根優希
交代:曽根優希→13田口仁也 鈴木朗→16松田春揮 田村→24三井慎司 三井→11増田俊介
(文中敬称略)
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