2023年、最終節までプレミアリーグEASTで優勝争いを繰り広げた川崎フロンターレU-18。
リーグ戦の後半戦、長いリハビリから復帰。左MFとして、ドリブルでチャンスメーク。また、5ゴールを決めるなど、復活を遂げたのがMF岡野一恭平。
U-18を卒団後は、中央大に進み、新たなシーズンへ向けて、準備を進めています。
3月28日、中央大多摩キャンパスサッカー場で行われた東京都サッカートーナメント学生系の部1回戦、拓殖大 vs 中央大のあとに少し話を聞きました。
-お疲れ様です。ここまで大学どうですか? 何月くらいから試合には出ているんですか?
始動したのが1月の終わりだったので。2月くらいから試合はいろいろやっていますね。
-どうですか? ここまで自分プレーとかは?
まあ、もっとやれるところもあるし。全然足りないところもあるので。まだまだだな、と思います。
-中央大学は3バックでフロンターレでやっていたのとは違う役割なのかな、と思うんですけど、それはどうですか?
いつもは左のサイドハーフ、フロンターレではやっていたんですけど、今はウイングバックで、より守備を、最終ラインに戻って守備をするので。
そういうところがまだまだ全然。守備力が足りないので。またやっていかないとなあ、と思います。
-今年の自身の目標があれば教えてもらってもいいですか?
公式戦に全試合、スタメンじゃなくても、途中からでも。最後のほうにはスタメンを取れるように、試合に出場できるように頑張りたいと思います。
-これからプレミア、始まりますけど。個人的に後輩で期待している選手っていますか?
児玉 (児玉昌太郎) ですかね。まあ、11番ですよね。多分やってくれると思うので。
Jヴィレッジ (J-VILLAGE CUP U-18)も優勝していたと思うので。今年も強いのかな、と思うので。頑張ってほしいと思います。
-また、サポーターにメッセージをいただけますか?
フロンターレは離れてしまったんですけど、4年後、戻れるように頑張っているので。ちょっと気にしていただければ、いいかな、と思います。
応援よろしくお願いします。
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ここまで主力の選手に混じって、多くのトレーニングマッチに出場するなど、大学1年目からの活躍に期待がかかる岡野一恭平。
愛知県豊川市で行われた大学サッカースプリングカップ、同志社大戦では、フロンターレU-18のころよりは低い位置で守備の対応に気を配りながらも、ドリブルで仕掛け、PKも獲得。徐々にその力を見せているように思えました。
プレミアリーグEASTで、得点やアシストでチームに貢献しても、決定機を逃したことを課題として、とらえていた岡野一恭平。この日も「もっとやれる」「全然足りない」と、今の自分を冷静に見つめ、さらに高みを目指していることがうかがえたことが、印象に残りました。
大学1年目の開幕まで、あと少し。どんな4年間になるのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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