2023年最終節まで優勝を争った川崎フロンターレU-18。
その中で、後半戦多くの試合に先発し、5ゴールを記録。持ち味とするライン間で受けるプレーやドリブルで、攻撃に彩りを加えたのがFW岡田泰輝。
U-18を卒団後は、関東学院大に進学。関東学院大が創部以来初めての1部の舞台での戦いに挑むなか、開幕戦の筑波大戦で関東大学サッカーリーグ初出場を果たすと、ここまで計7試合に出場。第6節の中央大戦では初ゴールも記録しました。
6月8日関東学院大金沢八景キャンパスグラウンドで行われた第8節東海大戦(●0-4)でも63分から出場。この日先発した東海大のGK菊池悠斗との同期対決も実現。エリア内へドリブルで進入。ゴールを脅かす場面もつくるなど、存在感を見せました。
◇試合については
関東学院大 – 東海大 / 関東大学サッカーリーグ1部第8節にて
試合後に、岡田泰輝に話を聞きました。
〇ここまで大学、試合にも結構出ていますけど、どうですか? 自分のプレーなどは?
中央でも点が取れているので、自分の良さのドリブルとかは結構通用するなっていうのがあって。
逆に、やっぱり高校と比べると、大学のほうが強度が高いので、守備の部分だったりフィジカル的なのはまだ課題で。
もっと突き詰めて。あとは自分の良さは出せているので、そこをもっと伸ばせれば、と思います。
〇想像していたよりはすんなり大学のサッカーには入れたような感じですか?
この大学のサッカースタイルがパスサッカーというのがあるので。フロンターレとちょっと似ているところだったり、ボールを持つというところはこの大学も、フロンターレも大事にしているので、共通のところがあるとやりやすいというのはあります。
〇今年の目標などはありますか?
1年生なんですけど、チームを引っ張って、結果の、ゴールとアシストも残していけたらな、と思います。
〇今日は菊池君と対戦でしたけど、見ていてどう感じました?
前日にLINEとかもしていて、スタメンで出るみたいな話もしていて。悠斗出るっていうのは分かっていたので。
出たら点を取りたい、というのはあったんですけど、まんまとクリーンシートされました。
〇惜しいチャンスもあったと思うんですけど、それはどうでした?
そうですね、あと一歩のところで。これは高校の時からそうなんですけど、フロンターレの時もずっと攻めていて、点が取れなくて、3位というのがあったので。
そのラストの精度というのはもっとやっていかなきゃなっていうのがあります。
〇じゃあ、そこも大学でこれから磨くような感じですかね。
はい。
〇けっこう同期の選手も試合に出たりしていますけど、感じるところって何かありますか?
そうですね、結果とかチェックしているとベンチに入っていたり、試合出たりしていて、そこは意識していて。
その中でも結果を残していきたいというのはあります。
〇プレミアの結果とか気にしたりしています?
はい、しています。
〇どうですか?
全然やれると思いますし、優勝狙えると思うので。自分たちは優勝できなかったので。ちょっと優勝してもらって、ファイナル見に行きたいです。
〇個人的に気になる選手っていますか?
気になる選手ですか? いっぱいいるんですけど。ボランチ2人の八田、幹都(矢越幹都)は。齊名もそうなんですけど。
自分はFWやることが多くて、あの3人とやるときは、どんどんライン間にボールが入ってきて。
やりやすいというのがめちゃめちゃあったので。あの3人は見ています。見ていますというか、注目しています。
〇1年目、こういった結果を残したいというのがあれば、改めて。教えてください。
ゴールとアシストを、ゴール、アシスト合わせて、10…。8くらい。
〇サポーターにメッセージなどをいただけますか?
いつも応援ありがとうございます。高校から大学に行ってもけっこうサポーターのみなさん、見に来てくれたこともありましたし。
本当に力になっているので。これからも応援よろしくお願いします。
◇
東海大戦でも0-4、追いかける展開の中、背後を取る動きを何度も繰り返し、狭いところで受けてからのドリブルなどで、チャンスメーク。自らゴールも狙った岡田泰輝。フロンターレU-18時代にも見せたようなプレーで、大学サッカーでも活躍しつつあるところを見られたこと、そして同期の菊池悠斗との対戦を見られたことは、このうえもなくうれしいものがありました。
これから出場を重ねて、どんな結果を残していくのか。とても楽しみにしています。
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