6月8日は、関東学院大金沢八景キャンパスグラウンドへ。
関東大学サッカーリーグ1部は第8節を迎え、関東学院大と東海大が対戦。FW岡田泰輝と、東海大のGK菊池悠斗、川崎フロンターレU-18出身の2人の1年生が試合に臨みました。
【関東大学サッカーリーグ1部第8節 関東学院大 vs 東海大】
6月8日(土) 午後6時半キックオフ 関東学院大金沢八景キャンパスグラウンド 晴れ
創部以来初の1部での戦いに挑んでいる関東学院大は、ここまで1勝2分け4敗。
先発は、GK1齋藤朝陽、最終ラインは右から2油野匠栄、28小出勇翔、キャプテンの8中田舜貴、5黒澤光成、ボランチは13松永響、7菅江陸斗、右MF19野嶋圭人、左MF18佐藤未来也、トップ下10瀧澤天、前線には9堀金峻明。
フロンターレU-18出身のFW14岡田泰輝はベンチスタート。また、フロンターレU-18出身の川口達也、フロンターレU-15→鹿島学園のDF佐々木輝大はメンバー外。
東海大は、1勝1分け5敗。
先発は、GK1菊池悠斗、最終ラインは右から15大戸太陽、5丸山大和、3井出唯楓、キャプテンの2吾妻駈、ボランチは6中熊岳琉、7田畑知起、右MF8大塚瑶平、左MF10星景虎、前線には9桑山侃士、17伊藤ジョフリー。
第6節の東京国際大戦で75分から出場し、関東大学サッカーリーグ初出場。第7節の筑波大戦で初先発のGK菊池がこの日も先発に名前を連ねました。
まだまだ空も明るい関東学院大金沢八景島キャンパスグラウンド。関東学院大サイドのゴール裏には、多くの部員らが集まり、旗なども交えて応援。
同じ神奈川県を拠点とする東海大も多くの部員が集まり、ネット越しにチャントなどで応援。多くの選手の家族らが見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、自陣でフリーキックを得た東海大。キッカーは菊池。左サイド、高い位置へ送るとこれを星がおさめ、関東学院大が阻んで左サイドでのスローインに。
大戸のロングスローから正面で中熊がシュート。関東学院大の体を張った守りが阻んで、右コーナーキックに。
キッカーは田畑。右足でボールを入れると、丸山がヘディングシュート。これもまた関東学院大がブロック。こぼれ球を拾った東海大は、エリア外右、田畑がミドルシュート。これは左に。
東海大が立て続けにチャンスをつくる立ち上がりとなります。
関東学院大も中盤で菅江や松永、野嶋もかかわってボールを動かし、6分にはエリア右へ堀金が持ち込み、シュート。これは上に。
さらに間にパスを入れ、野嶋が受けますが、井出が出足よくカット。フィードを入れると、伊藤が高い位置へ。関東学院大も最後のところでしっかり対応し、シュートにこそいかせなかったものの、東海大が攻守の切り替えの良さから関東学院大の陣内へ入り込んでいきます。
やや関東学院大にファールが多くなり、東海大のセットプレーの場面が続くと、10分には、センターライン付近でフリーキックを得た東海大。
菊池は左サイド、高い位置の伊藤へ正確なボールを供給。伊藤の折り返しを桑山が決めて、0-1。先制点は東海大に入ります。
関東学院大も左コーナーキックを得て、キッカーの佐藤未来也が正確なボールを入れていきますが、菊池がパンチング。
12分には、さらに関東学院大、右サイドでフリーキックを得ると、佐藤がボールを入れ処、こぼれ球をエリア外正面左で拾った黒澤がシュートを打とうとしますが、伊藤がブロック。
すると再び東海大がラインを高め、前に出る展開に。左サイド、流れてうまくボールを伊藤が引き出し、セカンドボールを回収。下がり目で受けた吾妻はフィード。
セカンドボールをものにした関東学院大は、縦パスに堀金が動き出していきますが、井出が対応。
15分には東海大、浮き球のパスに、エリア正面へ大戸が飛び出し。これは齋藤がセーブ。シュートにこそ結びつかなかったものの、東海大がゴールを脅かす場面が続いていきます。
ラインを高く保ち、フィードにうまく桑山が高い位置へ流れ、ボールをおさめるなどしていく東海大。18分には菊池が左サイドに展開。そこから遠いサイドにクロスを入れると、関東学院大がこれに対応し、左コーナーキックに。
左コーナーキック、田畑がボールを入れると、こぼれ球を拾った東海大は、中熊がフィード。エリア内、伊藤がヘディングシュート。これが決まり、0-2。
東海大がさらに突き放します。
直後にも東海大。菊池がエリア外右へボールを送ると、桑山が抜け出しますが、関東学院大の守備が阻んでシュートには結びつかず。
しかし、正確なキックからチャンスをつくりだそうとしていきます。
中盤でボールを動かし、右サイド、流れて堀金がボールを引き出すなどして、関東学院大も東海大の陣内で時間をつくりますが、それに対して東海大は体を張った守りで対抗。
右サイド、油野が裏を狙う動きを見せ、高い位置へ持ち込もうとしていきますが、東海大は吾妻がこれに対応。
30分には、エリア外正面やや右へ仕掛けた野嶋に対して、東海大がファール。
フリーキックを得た関東学院大は、佐藤未来也が直接狙いますが、枠はとらえられず。
31分には、さらに中央でボールを回した関東学院大。右サイド、野嶋につながり、野嶋から受けた油野はクロス。
しかし、菊池がパンチング。
さらに中央から右サイドを突くパスに、油野が高い位置へ抜け出しますが、これには丸山が対応。
関東学院大がボールを握る時間を増やすなか、それでも決定機には結びつかない時間が続いていきます。
東海大も、菊池が送ったボールを、左サイド、高い位置で伊藤がキープ。そこから再び関東学院大のエリア内で時間をつくり、関東学院大が右サイドに展開してくる場面では、吾妻が対応。次第に前に出る場面を増やしていきます。
42分には、左サイドから正面へ伊藤が持ち込み、最後は堀金がエリア内へ。これは関東学院大が粘り強く対応。最後は齋藤がセーブ。
さらに左右にボールを動かし、東海大はクロス。セカンドボールを拾った関東学院大はそれに対して、縦に持ち込む場面をつくりますが、東海大の丸山が前に出てこれを阻んでいきます。
46分には東海大、みぎさいど、高い位置へ抜け出した大戸が右クロス。これはゴールの前を吾妻がカバー。
47分には、東海大、自陣でフリーキックを得ると、菊池が右サイドに正確なボールを供給。そこからエリア前にボールが入りますが、これには齋藤が対応。
齋藤はすばやくリスタート。受けた油野が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、井出、さらに田畑がカバー。
前半は0-2。東海大がリードしてハーフタイムへ。
後半、関東学院大は左に佐藤未来也が開き、ボールを引き出していきますが、東海大は出足よくカットし、右に展開。関東学院大の中田がカバーし、ボールを取り返したものの、しっかり組み立てを図る関東学院大に対し、東海大がしっかり対応する立ち上がりに。
すると東海大は、GKの菊池かた正面に顔を出した大塚につながり、右へ展開。中央で桑山から受けた田畑は左へ展開。
高い位置へ抜け出した吾妻に対しては、関東学院大の油野が粘り強い守りを見せ、左コーナーキックに。
田畑が遠いサイドに入れると、丸山はヘディングシュート。これは上に外れ、枠はとらえられませんでしたが、東海大がチャンスをつくっていきます。
ラインを高め、丸山が出足の良さを見せ、ボールをものに知るなどしていく東海大。
関東学院大は前から奪いに行く姿勢を見せますが、菊池が中央の田畑へ正確なボールを入れるなど、それをかわして、うまくボールをつけ、前に出ていきます。
7分には、左コーナーキックを得た東海大。田畑がニアに入れると、ヘディングシュートにつながりますが、これは上。
関東学院大も直後には中央からのスルーパスに、堀金がエリア前に。しかし、東海大は大戸がカバー。横で声援を送る東海大の部員たちを、守備でも沸かせる場面が続いていきます。
関東学院大は小出に代わり3佐藤大翔。
しかし、10分には東海大、フリーキックのセカンドボールを拾い、右へ展開。クロスを入れると、エリア内、ヘディングシュートを打ったのは伊藤。
これが決まり、0-3。この日2点目となる伊藤のゴールで、東海大が突き放します。
ラインを高め、うまく左サイドにフィードを入れ、折り返しを入れるなど、さらに東海大は攻勢に。
関東学院大はうまく間に下りた堀金が前に仕掛けようとしていきますが、東海大は井出がカバー。攻撃の芽を摘んでいきます。
すると16分には東海大、菊池から左サイドに展開、正面を経由し、右サイド、高い位置で大戸がクロスを入れると、関東学院大にハンドがあり、東海大がPKを得ます。
ここで関東学院大は、佐藤未来也に代わり14岡田泰輝、瀧澤に代わり6土井虹貴。
PKのキッカーは桑山。これを決めて、0-4。
東海大は20分田畑に代わり11相川陽葵。関東学院大は、22分には伊藤に代わり28大西達也。
関東学院大も、25分には中央に岡田も顔を出しながら、ボールを回していくと、高い位置へ抜け出した岡田がクロス。これには菊池が対応。
左サイド、開いて裏を取る動きを岡田が見せたり、下がり目に下りて、受けるなどしながら関東学院大はボールを動かし、28分には、エリア外右でミドルシュート。
しかし、菊池がセーブ。
さらに30分にはエリア外正面、縦パスに堀金が抜け出しそうになりますが、菊池が前に出てカバーする好プレー。
30分には再び関東学院大、左サイド、仕掛けてクロス。しかし、大戸が対応。
31分には東海大にファールがあり、関東学院大のフリーキックに。
ここで東海大は星に代わり19桂田侑和。
関東学院大は右サイドに展開。クロスを入れていきますが、
ここでも菊地が対応していきます。
間にうまくボールを入れ、ドリブルも交え、前に出てくる関東学院大に対し、最後のところでしっかり対応。そこから高い位置へ持ち込み、コーナーキックを得るなどしていく東海大。
関東学院大も、39分には、岡田がドリブルで仕掛けクロス。右へ流れたところ、拾った野嶋がクロスを入れようとしますが、東海大はブロック。
さらに関東学院大。油野のパスに、岡田が背後を取り、エリア外正面へ。パス交換からエリア左へ持ち込んだ岡田はシュートを打ちますが、東海大は体を張りブロック。
さらに岡田が左サイドを仕掛け、正確なサイドチェンジから関東学院大は右クロス。しかし、ワンタッチあり、右コーナーキックに。
キッカーは野嶋。左足でボールを入れると、遠いサイドで合わせますが、東海大はライン上でクリアしていきます。
アディショナルタイム、45+2分には関東学院大は、松永に代わり24各務剛良。東海大は大塚に代わり23大西一光。丸山に代わり4桑子流空。
45+3分には、関東学院大、岡田が左サイド、高い位置へ仕掛け、これに対して東海大は大戸が粘り強く対応。
左コーナーキックとなり、関東学院大は井出がミドルシュートしかし、上に。
さらに前に出るのは関東学院大。うまく間で受けた岡田がスルーパス、これに堀金が抜け出そうとしますが、東海大はカバー。
45+5分にはスルーパスに抜け出した岡田がエリア左でシュート。ブロックに遭ったところ、ゴールへ流し込みますが、オフサイドがあったとの判定。
さらに45+6分井伊は、岡田が仕掛け、エリア左へ。しかし、菊池がカバー。
試合はタイムアップとなり、0-4。勝利したのは東海大となりました。
勝者と敗者。その結果は別のものとはなりましたが、守備ではもちろん攻撃でも先制点を演出。東海大の勝利に貢献して見せた菊池悠斗。何度もドリブルでいい仕掛けを見せ、菊池の守るゴールを脅かす場面もつくった岡田泰輝。それぞれが大学サッカーという舞台で見せるプレーは、見ごたえがあり、チームに力を与えるものでした。
そして、U-15、U-18と6年間にわたって、フロンターレのアカデミーでチームメートだった2人の対戦を見られたことは、このうえもなくうれしいものがりました。これからも多くの試合で対戦を重ねていきますように。試合をとても楽しみにしています。
前半0-2 後半0-2 計0-4
得点:桑山侃士2=PK1、伊藤ジョフリー2
関東学院大の先発:1齋藤朝陽 2油野匠栄 28小出勇翔 8中田舜貴(c) 5黒澤光成 13松永響 7菅江陸翔 19野嶋圭人 18佐藤未来也 10瀧澤天 9堀金峻明
交代:中田→3佐藤大翔 佐藤未来也→14岡田泰輝 瀧澤→6土井虹貴 松永→24各務剛良
控え:12木村和輝 22藤田大登 29土屋海人 11内山純 17福島伶青
東海大の先発:1菊池悠斗 15大戸太陽 5丸山大和 3井出唯楓 2吾妻駈(c) 6中熊岳琉 7田畑知起 8大塚瑶平 10星景虎 9桑山侃士 17伊藤ジョフリー
交代:田畑→11相川陽葵 伊藤→28大西達也 星→19桂田侑和 大塚→23大西一光 丸山→4桑子流空
控え:12寺島紳太朗 16堤陽輝 25渡邊翼 13安藤優人
(文中敬称略)
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