6月22日は、駒澤補助競技場へ。
関東クラブユース選手権は準々決勝を迎え、4回戦で横河武蔵野FC U-15に2-0で勝利。全国大会行きの切符を手にした川崎フロンターレU-15生田は、FC東京U-15むさしとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田 関東クラブユース選手権兼日本クラブユース(U-15)サッカー選手権大会関東予選準々決勝 vs FC東京U-15むさし】
6月22日(土) 正午キックオフ 駒澤補助競技場 晴れ 35分ハーフ
フロンターレ生田の先発は、GK16加藤直介、最終ラインは右から4今廣遥碧、5笹倉拓真、3坂井暉絃、39吉田琉海、ボランチは8小田脩人、7武内勇人、右MF15渡部真己、左MF11木村風斗、トップ下キャプテンの10全天海、前線には9十河晟央。
4回戦では、大宮アルディージャU-15に2-1で勝利し、全国大会行きを決めたFC東京むさし。
先発は、GK1加藤峻平、最終ラインは右からキャプテンの2橋本凜来、4相馬陸人、3石村琢人、19松本尚士、ボランチは8中島璃久、6青木智史、右MF15小林煌、左MF7オノノジュ類主、トップ下10梶山蓮翔、前線には18城秀人。
柏レイソルU-15がFC東京U-15深川に4-3で競り勝った第1試合に続いての試合。好天に恵まれた駒澤補助競技場は少し汗ばむような陽気に。
多くの選手の家族ら、さらには両チームのサポーターの姿も見守り、FC東京のサポーターが熱い声援を送るなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、前に出ていくのはフロンターレ生田、笹倉の縦パスを全が間で受け、右サイドへ展開。今廣、渡部が連係。前に出ていきます。
しかし、FC東京むさしの粘り強くそれに対応。マイボールにすると、左サイド、オノノジュが前に持ち出していきますが、今廣がカバー。今廣は加藤直介に戻し、再びフロンターレ生田がボールを動かしていきます。
笹倉のフィードを十河がおさめ、右サイド、渡部につなげ、十河が高い位置で受け直し、右サイドでのスローインに。その流れから、渡部、十河とつながり、十河から中央で受けた武内は左サイドを突くパス。抜け出した木村がエリア左へ仕掛けていきますが、FC東京むさしの守りも粘り強く対応していきます。
十河や渡部、小田脩人や武内が連動してプレス。そこから前に出ていくフロンターレ生田。武内から左サイドに展開。吉田のパスに、木村が高い位置へ抜け出し、クロス。
FC東京むさしのクリアに遭ったところ、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、坂井から再び左サイドに展開。吉田がクロスを入れると、渡部が競り、渡部とのパス交換から今廣が右サイド、高い位置へ。今廣はクロスを入れていきますが、これはサイドネットに。
一方のFC東京むさしも、左サイド、オノノジュや中島がボールをうまく動かし、最終ラインの石村、相馬を経由して右サイドに展開。
ボールを動かしていきますが、間で武内や小田脩人がカット。7分には、右サイドでボールをカットした橋本が高い位置へ持ち込もうとしますが、吉田が対応。最後は橋本のファールに。
8分には再びフロンターレ生田、渡部が間で受け、今廣から全へつながり、左サイドに展開。高い位置から木村がクロスを入れていきますが、エリア内でFC東京むさしの守備の対応に遭い、シュートまでは行けず。
すると直後には、FC東京むさし、中島から左サイド、オノノジュへ。オノノジュを追い越した松本につながりますが、渡部が低い位置をカバー。
しかし、だんだんとボールを握り、サイドに展開するFC東京むさしがフロンターレ生田の陣内で時間をつくれるように。
それでも、松本がクロスを入れる場面では、エリア内で笹倉が対応するなど、フロンターレ生田は集中した守りで対抗。
11分には、左サイド、おさめたオノノジュから松本とつながり、松本のパスに、梶山がエリア外右へ。梶山はシュートを打ちますが、加藤直介がセーブ。
さらにFC東京むさしが中盤で青木から梶山とつながり、梶山のパスにオノノジュが左サイドの高い位置へ。しかし、折り返しはブロック。
セカンドボールを拾い、ラインを高め、前に出てくるFC東京むさしは、オノノジュが背後を突く動きを見せるなどして、フロンターレ生田の陣内でボールを回していきます。
13分には、うまく間で受けた小林がエリア右へ。シュートを打ちますが、フロンターレ生田はブロック。最後は加藤直介がセーブ。
14分には中央でボールを奪ったFC東京むさし、右サイドに展開すると、スルーパスにエリア外左、城が抜け出しそうになりますが、加藤直介がカバー。
さらにうまく間で受けた城がエリア左へ。しかし、今廣・笹倉が対応。
フロンターレ生田も、15分には、小田脩人が中央でボールを奪い返し、右サイドに展開。今廣、渡部が動かして最終ラインの笹倉へ。
笹倉のフィードを右サイド、高い位置で今廣がおさめ、そのパスに十河がエリア外右へ抜け出しそうになりますが、FC東京むさしのGK加藤がエリア外に出て、カバーする好守。
16分には、FC東京むさしがGKの加藤から右サイドに展開しようとしたところ、木村がカット。エリア外正面へ持ち込んだ木村はシュートを打とうとしますが、FC東京むさしは体を張り、ブロック。
すると再びFC東京むさしが青木やオノノジュ、松本や相馬、石村がかかわって動かす展開に。
フロンターレ生田は、武内がカバーするなどしていきますが、FC東京むさしはオノノジュが高い位置でカット。浮き球のパスにエリア内へ抜け出した城に対しては、笹倉がカバー。最後は加藤直介がセーブするも、FC東京むさしがゴールに迫る時間をつくっていきます。
すると18分には、FC東京むさし。攻撃参加をした相馬が左サイド、高い位置へ持ち込み、フロンターレ生田の寄せをうまくかわしてエリア内へ折り返し。
これを城が押し込み、0-1。意表を突いた攻撃参加からFC東京むさしが先制点を入れます。
フロンターレ生田は、吉田や木村に全が左サイド、下がり目に顔を出しながら、ボールを回し、吉田の縦パスを十河がおさめ、そこから右サイドに展開。
渡部や小田脩人、今廣がかかわってボールを動かし、最終ラインに戻して、左サイド、吉田から全へ。ピッチの幅を使いながらボールを動かしていきます。
21分には、笹倉の縦パスを中央に寄った今廣が受け、小田脩人を経由して、右サイド、渡部へ。しかし、これにはオノノジュが対応。
前に仕掛けたオノノジュに対しては、フロンターレ生田の守備が対応。
左サイドでのスローインとなり、その流れから梶山がエリア内へ抜け出しそうになりますが、笹倉が対応。
さらに右サイドで、FC東京むさしはテンポの良いパス回しを見せていきますが、吉田が対応。
攻撃に転じたフロンターレ生田は、全が間で受け、小田脩人や武内もかかわって、そこから前に出ていこうとしますが、FC東京むさしの寄せも速く、なかなかチャンスに結び付けられず。
23分には、FC東京、最終ラインの相馬、石村とつながり、下がり目で受けた梶山は右サイドを突くパス。これに抜け出した橋本がクロス。
しかし、エリア内を今廣がカバー。最後は笹倉がクリア。
25分には、エリア外右へ、FC東京むさしがフィードを入れると、こぼれ球を拾った城がシュート。これは枠をとらえられず。
フロンターレ生田は、右サイド、間で受けた小田脩人が前に持ち出そうとしますが、FC東京むさしはオノノジュがプレスバック。
再びボールを動かすFC東京むさしは梶山とのパス交換から橋本が右サイド、高い位置へ。
橋本はエリア内へ折り返していきますが、坂井が対応。
なかなかフロンターレ生田としては、前に出られない中、それでも最後のところで集中した守りを見せ、しのいでいきます。
29分には中央で、FC東京むさし、青木がボールを奪い、右へ展開。受けた小林はカットインからシュート。枠をとらえますが、加藤直介がセーブ。
フロンターレ生田も、32分には、今廣の縦パスを、右サイド、高い位置で十河がキープ。
いったんはFC東京むさしのスローインとなるも、ファールスローがあり、フロンターレ生田の右サイドでのスローインに。
スローインの流れから十河がおさめ、エリア外正面へ。シュートを打とうとするもFC東京むさしはブロック。
こぼれ球をエリア外正面右、拾った武内がミドルシュートを打ちますが、これは右に。
さらに左サイド、吉田から流れた十河とつながり、中盤で受けた武内は左サイド、スペースを突くパス。全が動き出しますが、これはおさめることはできず。
しかし、フロンターレ生田も自分たちでボールをしっかり動かして、相手陣内へ入り込んでいきます。
間に小田脩人が顔を出し、坂井の縦パスを間で武内が受け、吉田や木村もかかわってボールを動かしていくフロンターレ生田。
全のスルーパスに、渡部がエリア右へ動き出していきますが、FC東京むさしの守りも集中しており、シュートに発案がらず。
さらに右サイド、渡部のパスに十河がエリア内へ飛び出しますが、ここでもFC東京むさしが阻んでシュートにはつながらず。
一方のFC東京むさしも、35分には、右サイドでボールを奪い、正確なサイドチェンジ。左サイド、オノノジュがおさめ、エリア正面へ持ち込んでいきますが、フロンターレ生田はコンパクトに、粘り強く対応。シュートは右へ。
アディショナルタイムに入り、36分には今度はフロンターレ生田。
吉田から木村と左サイドでつながり、木村のパスに全がエリア左へ。しかし、FC東京むさしの守りのカバーに遭い、最後は加藤がセーブ。
前半は0-1でタイムアップとなります。
後半フロンターレ生田に交代はなし。FC東京むさしは、小林に代わり17米川祐輝。
立ち上がりにはFC東京むさし、青木から梶山と中央でつながり、梶山は左サイドを突くパス。これに抜け出した松本がクロス。こぼれ球がエリア外右へ流れたところ、拾ったFC東京むさし。下がり目で城が受けて、右サイドに展開。中島がクロスを入れていきますが、これはシュートにはつながらず。
フロンターレ生田は、3分、吉田のフィードに、木村がエリア外左へ。いい動き出しを見せましたが、FC東京むさしの加藤がエリア外に出て、クリア。好守が阻んでいきます。
フロンターレ生田は、坂井や笹倉が多く触れ、後ろから組み立て。それに対してFC東京むさしは、左サイド、オノノジュが出足よくボールをカット。
仕掛ける姿勢を見せ、フロンターレ生田の陣内へ入り込んでいきます。
5分には、オノノジュから米川とつながり、米川のパスに松本が左サイド、高い位置へ。エリア外左、松本は折り返していきますが、加藤直介がセーブ。
フロンターレ生田も、7分には最終ラインから間で受けた小田脩人が右サイドを突くパス。おさめた今廣がクロス。しかし、エリア内で相馬がクリア。
右サイドでのスローインとなり、その流れから高い位置で十河が粘り、右コーナーキックを得たフロンターレ生田。
しかし、エリア内でファールがあったとの判定。シュートには結びつけられず。
FC東京むさしも、8分には中央、間で中島や青木が受け、縦パスにエリア内、米川が飛び出しますが、ここは笹倉が対応。
攻撃に転じたフロンターレ生田は、右サイドに展開。今廣のパスをおさめた渡部がエリア外正面右へ。
ミドルシュートを打ちますが、加藤がセーブ。
さらにフロンターレ生田は、左サイド、全がボールをカット。そこから前に。スローインの流れからエリア外正面で十河がキープ。
十河のパスに、エリア正面左、抜け出した渡部がシュートを打ちますが、FC東京むさしの守りが阻んでいきます。
フロンターレ生田は10分、武内に代わり6加藤昊。
11分には、FC東京むさし、左コーナーキックを得ると、梶山は右足で遠いサイドへボールを供給。こぼれ球を拾った橋本がエリア外右へ。シュートを打ちますが、これは上。
さらに13分には、FC東京むさし、中央で青木がボールを奪い、左サイド、流れて米川が受け、正面の中島へ。中島のパスに、オノノジュがエリア外左へ抜け出し、折り返しますが、坂井がブロック。
フロンターレ生田は、フィードに十河が高い位置へ。これはFC東京むさしが阻むも、さらに長いボールからチャンスをつくりに。
吉田のフィードに、エリア外正面へ全が抜け出しそうになりますが、これには相馬が対応。
攻めに転じたFC東京むさしは、加藤から左サイド、オノノジュへ。オノノジュは松本との連係から、エリア外左へ抜け出し、シュート。
しかし、加藤直介がセーブ。
フロンターレ生田も16分には、坂井の縦パスを、うまく間で加藤昊が受け、その縦パスに木村がエリア外左へ持ち込んでカットインからシュート。しかし、これは上。
左サイド、吉田や全、小田脩人がかかわって相手陣内でプレーする時間を増やしていくフロンターレ生田。
17分には左サイドでのスローイン、十河がキープ。そのパスにエリア左、加藤昊が飛び出していきますが、相馬のカバーに遭い、シュートは打てず。、
飲水タイムをはさんで、19分フロンターレ生田は渡部に代わり17藤間貴洋が入り右SB、小田脩人が右MF、今廣がボランチに。
ボールをつないでいき、組み立てを図るFC東京むさしに対し、全や加藤昊、吉田が前から連動。ボールを奪いにいく姿勢を見せるフロンターレ生田。
21分には、FC東京むさし、それをかいくぐり、左サイドに展開。松本が高い位置から折り返しますが、笹倉がブロック。
右コーナーキックとなり、中島が左足でボールを入れると、遠いサイド、流れたボールを拾った石村はうまくボールを浮かせながらあ、エリア外左からエリア左への仕掛け。しかし、フロンターレ生田はコンパクトに、粘り強く対応。
23分には、右サイドでボールを受けた中島。カットインから仕掛け、そのパスに梶山がエリア外正面へ。ミドルシュートを打ちますが、これは右に。
FC東京むさしは、24分オノノジュに代わり9高井鉄勝。
再びFC東京むさしは、左サイドからクロスを入れる場面をつくりますが、加藤直介が対応。集中した守りで、シュートは打たせず。
26分には、木村が左サイドから斜めに持ち出し、右へ流れた加藤昊へ展開。加藤昊のパスに全がエリア正面へ飛び出しますが、FC東京むさしの守りが阻んでいきます。
木村が左サイド、開いてうまく受け、間に加藤昊が顔を出し、全が左サイド、高い位置へ顔を出すなどしていくフロンターレ生田。
セカンドボールを拾い、笹倉の縦パスをうまく間で今廣が受け、そのパスに十河がエリア内へ動き出しますが、FC東京むさしの守りが阻んでいきます。
28分には、左サイドでスローインを得たフロンターレ生田、吉田から加藤昊とつながり、加藤昊のパスを正面でおさめた十河は鋭い反転からシュート。しかしこれは右に。
FC東京むさしはここで城に代わり11渡辺新太が入ります。
フロンターレ生田は、29分、中央で小田脩人がカット。そのスルーパスに、今廣がエリア外正面やや左へ。
ここでFC東京むさしにファールがあり、フロンターレ生田のフリーキックに。
フロンターレ生田は全に代わり18西川航雅。
フリーキック、小田脩人が右足でボールを入れると、フロンターレ生田はこぼれ球を拾い、右サイドで笹倉がキープ。浮き球を入れていきますが、FC東京むさし、GK加藤がセーブ。
FC東京むさしも、32分には相馬が前に持ち上がり、その縦パスに渡辺が右サイド、高い位置へ。渡辺は折り返しますが、笹倉が対応。
右コーナーキックとなり、中島がボールを入れるも、加藤直介がセーブ。加藤直介はすばやくリスタート。
右サイド、高い位置へ十河が抜け出しますが、FC東京むさしの切り替えも速く、これに対応。それでも右サイドでのスローインとなり、高い位置で西川がおさめ、そこから左サイドへ展開していくフロンターレ生田。吉田のフィードに、左サイド、高い位置へ加藤昊が飛び出し、チャンスをつくろうとしますが、おさめきれず。
それでも、高い位置で粘り強くゴールキックにしないように残し、FC東京むさしの右サイドでのスローインに。
そこから前からボールを奪いに行く姿勢を見せていきます。
アディショナルタイムに入り、坂井から左サイド、木村へ展開。木村のパスを西川がおさめ、西川から間で受けた小田脩人が、間を縫うようにして持ち出し、高い位置で時間をつくりますが、最後のところでFC東京むさしも球際の強さを見せ、シュートには結びつかず。
さらにFC東京むさしにファールがあり、自陣でフリーキックを得たフロンターレ生田。高い位置に人数をかけ、加藤直介がボールを入れていきますが、シュートには結びつかず。試合はタイムアップとなり、0-1。勝利したのはFC東京むさしとなりました。
前半0-1 後半0-0 計0-1
得点:城秀人(FC東京むさし)
フロンターレ生田の先発:16加藤直介 4今廣遥碧 5笹倉拓真 3坂井暉絃 39吉田琉海 8小田脩人 7武内勇人 15渡部真己 11木村風斗 10全天海(c) 9十河晟央
交代:武内→6加藤昊 渡部→17藤間貴洋 全→18西川航雅
控え:19荒井隆成 2對馬羽琉 13田中瑛登 20小田浩資 22草野心音 25徳本櫂斗
FC東京むさしの先発:1加藤峻平 2橋本凜来(c) 4相馬陸人 3石村琢人 19松本尚士 8中島璃久 6青木智史 15小林煌 7オノノジュ類主 10梶山蓮翔 18城秀人
交代:小林→17米川祐輝 オノノジュ→9高井鉄勝 城→11渡辺新太
控え:16鈴木太志 5塩崎春斗 12佐野隼太郎 13栗林豪
関東ユース(U-15)サッカーリーグを4連勝。関東クラブユース選手権も一発勝負のトーナメントを三つ勝利。見事に勝ち抜いて全国大会行きを決めたフロンターレ生田。公式戦の連勝はここで止まり、大会を終えることになりました。
それでも、春先のうまくいかなかったところから自分たちの課題と向き合って、躍進につなげてきた選手とチームにとっては、この敗戦もきっと次の飛躍のきっかけになる。そう思います。
(文中敬称略)
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