「人として、もっと成長して、その上で自分がチームを勝たせられるような選手になりたいと思います」 / DF江原叡志


2022年からプレミアリーグEASTの舞台で戦う川崎フロンターレU-18。

22年、23年と全44試合に先発。不動の右SBとしてチームを支えたのが、DF江原叡志。

 

江原叡志選手

 

フロンターレU-18を卒団後は、日本大へ進学。

大学1年目の今季は、6月までは関東サッカーリーグ2部を戦う日本大学N.の選手として、多くの試合に先発。その後、数カ月の離脱期間を経て、日本大U-22の選手として、インディペンデンスリーグに出場しました。

12月18日、岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウで行われた全日本大学サッカー選手権大会決勝ラウンドグループステージ第3節、東洋大 vs 日本大では、スタンドから声援を送り、ノックアウトステージ進出をかけた試合に臨んだチームを支えました。

 

スタンドから試合の行方を見守る江原叡志選手

 

ハーフタイムに、江原叡志に大学での1年目やこれからの目標などについて、話を聞きました。

 

江原叡志選手

 

〇お久しぶりです。

お久しぶりです。

〇大学1年目、振り返ってみてどうですか?

そうですね。最初は社会人チームで登録されて、6月くらいにけがしちゃって。

そのあと、3、4カ月できていなくて、10月くらいに復帰して。

そこからAチームに行ったり来たり、という感じで。インカレのほうも一応登録させてもらったんですけど。

今年1年はけっこうけがにも苦しんだし、思うような1年間ではなかった、という感じです。

 

〇社会人で最初やっていたときは、チーム自体もけっこう調子が良かったと思うし、試合にもけっこう出ていたと思うんですけど、やってみてどうでした?

社会人も関東2部なので、けっこうレベル高くて、そのなかでもスタメンで使ってもらっていたので、けがをするまでは。

強度も高かったですし、その中でも成長はできたかな、と思います。


〇今年大学でやっていて、自分が一番伸びたなって思うところってあります?

日大は3バックなので、その、ウイングとかやったりするので、より攻撃の部分が、フロンターレの時よりは求められるという部分があったので。

内側入って受けたり、とか、起点になるところも多くて、攻撃の部分が一番成長したかな、というのはあります。

 

〇こういうのを磨いていこう、とかそういったものってありますか?

今は、攻撃のところで点が欲しい、というところで。自主トレ、頑張っています。

〇クロスで点を取ろうというよりは、自分でも点を取ろう、と?

クロスを上げるほうだけじゃなくて、合わせるほうもやっていて、自分が点を決めるというのも意識してやっています。

〇プレミアでも1点決めましたよね。

そうですね、はい。

〇あのとき (2023年の第8節、旭川実業戦) はミドルシュートでしたけど、味方のクロスとかパスに合わせて決めるようなイメージ、ですかね。

はい。

〇今年、ユースの試合を見ていて、どう感じました?

クラブユースは決勝に行ったんですけど、雨でいったん中止になっちゃって、門限があって。途中で帰っちゃったんですけど。

でも、みんな、うまくて。後期はなかなか、プレミア、勝ち点伸ばすことはできなかったですけど。

最後はみんな走力もあったし、最後の3連戦は勝ち点3をみんなで取っていて、やっぱりチーム一体となって、戦っていて。

誇らしいというものがありましたね。


〇これから大学サッカーを通じて、こういう選手になりたい、というものってありますか?

大学サッカー通じて、まずは人間性っていうところで。日本大学はそういうところを大事にしているので。

人として、もっと成長して、その上で攻撃の部分だったりで、自分がチームを勝たせられるような、そういう選手になりたいと思います。


〇卒業したときにはどういった進路を?

やっぱり「フロンターレに戻りたい」というのが一番あって。

場所も近いですし。フロンターレを目指して。ヤスさん(長橋康弘監督)とか佐原さん(佐原秀樹コーチ)がプロの、トップチームのコーチになると聞いたので。

やっぱり戻って、また一緒にプレーできたらな、と思います。

 

〇またサポーターの人にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

いつも応援ありがとうございます。

けっこう日大のグラウンドにも足を運んでもらうことが多くて。

自分はフロンターレに戻れるように頑張りたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします。

 

 

けがで離脱を経験、試合に出られない時期も経験するなどしたなかでも、手ごたえや成長を感じる部分もあったという江原叡志。

フロンターレU-18時代のようにゴールを演出するだけではなく、自分も点を取る。

そんな、なりたい姿を思い描きながら、日々自主練に励んでいると語ってくれました。

 

大学2年目のシーズンは、またU-18のころのように多くの試合に出場。さらなる成長と飛躍を果たすようなものになりますように。これからの活躍をとても楽しみにしています。

 

 

 

江原叡志選手

 

(文中敬称略)

 

 

 

 

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