「すごい同期たちに恵まれたので。 そいつらのおかげで今も刺激を受けて。サッカーを続けているのはあるかな、と思います」 / GK畠山泰輔


12月25日から28日にかけて、東京都内で大学や高校、Jユースやクラブユースなどが競ったサッカーフェスティバル「TOA東京ユースカップ2024」。28日の国士舘大との決勝を2-1で制し、中央大が優勝。川崎フロンターレアカデミー出身の選手では、MF岡野一恭平・MF尾川丈のU-18出身の2人と、U-12出身のGK畠山泰輔=フロンターレU-12→多摩大目黒中→多摩大目黒高=が試合に出場しました。

 

27日中央大多摩キャンパスサッカー場で行われた準決勝、聖和学園戦(〇3-0)では控えに入った畠山。試合後に話を聞きました。

 

畠山泰輔選手

 

〇多摩大目黒中から多摩大目黒高校にいったということを聞いていて。フロンターレから離れて、今までどういったサッカー人生でした?

そうですね。ジュニアユース上がれなくて。そこで入るチームも悩んで。勉強していたということもあって、私立の中学校へ行こうということを両親と話して。

そこからそのまま高校に行ったんですけど。

中高であんまり活躍することはできなくて。試合に出たり。でも、サッカーで、同期のあいつらとかが。由井とかが、みんなが活躍しているのを見るなかで。

もう1回高いレベルでやりたい、というのを思って。この中央を選んで入りました。

〇多摩大目黒高校時代は、選手権の予選にも出ていて、ちょっと名前も聞いたんですけど。高校生活は振り返ってみてどうでした?

高校でもけっこうけがとか、チームでもけっこううまくいかないことも多くて。

あんまり試合に出ることはできなかったというのはありましたね。

〇フロンターレ時代に培ったものって、今にも通じるものってあります?

やっぱり動きだったりとか、その楠田さん(楠田耕太・現U-15生田GKコーチ)に教えてもらったことは今でも自分の中で、大きくあって。

それがすごい今でも、思い出したりとか。そういうところはあります。

〇同期が悠斗君。菊池悠斗君(東海大)。

そうです。

〇今でも連絡とかは取っている?

そうですね、この間とかも、関東リーグ最終節の明治の試合とかで会ったりして。今度田中陸人(U-15→法政二)とか、前野康成(U-12→三菱養和SC巣鴨ジュニアユース→三菱養和SCユース、現産業能率大)とかと会って。「今度みんなで集まろう」っていう話も出ていて。

やっぱり刺激を受けていて、悠斗がああやって関東リーグに出て、活躍しているのを見ると。

自分ももっとやらないとという気持ちになりますね。

 

〇大学の1年目はどうでした?

今年はIリーグのカテゴリーだったんですけど。

試合に絡むことはあまりできなくて。来年もうひと頑張りして。まずは試合に出て、絡んで。やっていけたらなっていう感じですね。

〇大学通じて、こんな選手になりたいっていうものってあります?

難しいですね。中大がフロンターレみたいに、キーパーからもつなぐようなチームなので。

つないで、攻撃参加できるような、攻撃的なキーパーになれれば、というのはあります。

〇今でもフロンターレに対する思いって何かあったりします?

そうですね。僕がいたのは2年間だけですけど。多くのことを学ばせてもらいましたし。

すごい舞台で経験もさせてもらって。すごい同期たちに恵まれたので。やっぱり思い入れはあって。

そいつらのおかげで今も刺激を受けて。サッカーを続けているのはあるかな、と思います。

〇フロンターレのアカデミーを応援しているサポーターにメッセージをいただいてもいいでしょうか?

自分が2年間だけでも、こうやって応援して、覚えてくれている人がいるだけで、本当にもっと頑張ろうっていう気持ちになるので。

アカデミーの子たちを、応援してあげてほしいです。

 

2017年には、全日本少年サッカー選手権大会神奈川県大会で優勝したフロンターレU-12の一員として、全国大会の舞台を経験した畠山泰輔。

 

フロンターレU-12時代の畠山泰輔選手
2017年に全日本少年サッカー選手権大会神奈川県大会を制し、全国大会に出場したフロンターレU-12

 

当時指導を受けた楠田耕太GKコーチの教えが今も生きていること。そして、U-12時代の仲間たちからも刺激を受けながら、サッカーを続けている。そう語ってくれました。

筆者としても、フロンターレのアカデミーから離れて7年を経て、U-12時代のチームメートである尾川丈や岡野一恭平と再び同じチームに入り、一人の選手としてサッカーに向き合っているところを見られたことに、この上もなく、うれしい思いを抱かされました。

これからも、活躍をとても楽しみにしています。

 

再びチームメートになった岡野一恭平選手、畠山泰輔選手、尾川丈選手

 

 

(文中敬称略)

 

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