5月10日Anker フロンタウン生田で行われたJユースカップ1stラウンド第2節、湘南ベルマーレU-18戦を2-2で終えた川崎フロンターレU-18。
試合後に梶田隼渡コーチ、ゴールを決めた武内勇人、川村求の2選手に話を聞きました。
試合の記事は◇フロンターレU18 – 湘南ベルマーレU18 / Jユースカップ1stラウンド第2節
「今日のようなメンバーがしっかり結果を出して、『監督にしっかりアピールしてもらいたいな』っていう思いはあるので。
日々のトレーニングからプレミアは常に意識してもらっています」
梶田隼渡コーチ
〇お疲れさまでした。まずは試合を振り返ってみていかがですか？
立ち上がりからボールは握れていたと思うんですけど、やっぱり背後のアクションとかゴールに迫るシーンというのが少なくて。
逆に相手のほうがシンプルにゴールに迫ってくるので。ちょっと受けちゃったかなというところで。
後半は、ちょっとそこの部分を修正して、立ち上がりからゴールに迫るシーンを増やして、逆転まで持っていけたんですけど。
ちょっと最後のところでやられちゃったかなという感じですね。
〇後半はボランチを代えたりしましたけど、あれはどういう狙いが？
明日のプレミア(前橋育英戦)というのもあって。
ちょっと出場時間の制限というのが、チームからも監督からも言われていたので。
そこはどういうゲーム展開でも代えていくっていう感じでしたね。
〇ここまで2試合やってみて、選手たちの成長している部分ってどういうところですか？
ビルドアップの部分は改善できている部分が多いかなと思うんですけど。
ビルドアップから先のところはまだまだ。改善が必要かなって思いますけど。
ゲームを前進させるためのビルドアップは、前節よりはだいぶ改善できたかなという感じです。
〇Jユースはタイトルを取りに行く大会というのと、やっぱりプレミアにつなげていかなければいけないというのがあると思うんですけど、やってみて難しさというのも感じますか？
本来であれば1、2年生でもプレミアのほうに絡んでっていう選手が多い方が、チームとしてはありがたいんですけど。
まだまだそこの部分で人数的には少ないので。もっとチームとして全体を底上げする意味でも、今日のようなメンバーがしっかり結果を出して、「監督とかにしっかりアピールしてもらいたいな」っていう思いはあるので。
日々そこのトレーニングのところから、プレミアは常に意識してもらっています。
〇徐々に1、2年生もプレミアに出始めていますけど、それは出ていない選手たちにも刺激になっている部分がありますか？
そうですね。森監督自身も、積極的な起用というのは特徴のひとつであるので。
今メンバーに絡んだことのない選手も、何名か名前が挙がっていたりだとかっていうのはあるので。
常に選手たちはそこを虎視眈々と狙いながら、アピールはしてはいるんですけど。
やっぱりちょっとプレーに波があるので。
なかなかそれでチャンスをつかみきれていない選手はいますけど。
〇出るためにはそういったプレーの波をなくしていくことが重要ということですね。
そうですね。やっぱり1試合良くて、次の試合はっていうのは。今日の試合も何名かいたんですけど。
そこの部分で日々アピールし続けてもらうっていうのが、選手たちにも口酸っぱく言っているところではあるので。
もっともっとアピールはしてほしいなって思いますけど。
〇次に向けて、FC東京戦に向けて。プレミアもやりながらなので難しい部分もあると思うんですけど、どういったことをやっていきますか？
今日のところで出た課題で、最後ベルマーレさんに教えていただいた「戦う」とか、球際というところはうちがすごく学んで、すごく身に付けていかなければいけないところだと思うので。
最後グループリーグ、最後の試合も勝ちが絶対的な条件の試合になってくると思うので。
そこの部分は、そこまで徹底して。強度上げてやっていきたいと思います。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか？
いつも応援ありがとうございます。
トップチームで活躍する選手を一人でも多く輩出できるように、日々スタッフ全員で尽力しているので。
これからも支援と応援を続けていただけたらと思います。
ありがとうございました。
「中学生のころからサイドハーフを経験して、それもちょっと生きてきたのかなって。
あとはスピードも、最近ついてきて。そこも自分の自信になっているので。
もっと突き詰めてやっていきたいです」
MF34 武内勇人
〇お疲れさまでした。試合を振り返ってみて率直な感想をお願いします。
やっぱり前半の入りが悪くて。ちょっと試合に入り込めなかったんですけど。
1点入れられて、1点返して、そこから流れをつくっていい感じに行けたと思うんですけど。
最後の際のところで勝ち切れなくて。そこをもっと突き詰めていきたいです。
〇ゴールの場面について、振り返ってもらってもいいですか？
最初晟央(十河晟央)からボールを受けようとしたんですけど、後ろのオーバーラップしてきた翔太君(小川翔太)にボールが渡ったので、自分が裏に抜けようと思って。
裏にうまく抜けたら、翔太君がいいボールをくれたので、あとは決めるだけでした。
〇シュートを打って、さらにこぼれ球に反応したような感じですかね？
あれはキーパーに当てちゃて。で、たまたま(自分に)当たって入ったので。
〇前半はボランチでプレーして、後半は右サイドハーフだったと思うんですけど、それぞれプレーしてみてどうでしたか？ 自分の特長とか出せました？
ボランチでは相手にボールを取られることが多くて。
後半右サイドになって、そこで取り返そうと思っていたので。
後半はまだましになったかなっていう感じです。
〇去年高円宮杯の前の練習試合ではサイドハーフをけっこうやっていて。そういったものも今につながっているものがありますか？
中学生のころからサイドハーフを経験して、それもちょっと生きてきたのかなって。
あとはスピードも、最近ついてきて。そこも自分の自信になっているので。
もっと突き詰めてやっていきたいです。
〇ボランチとサイドハーフ、どっちがやりたいとか、ありますか？
出られるならどちらでもいいんですけど。どちらでもいいかなという感じです。
〇ユースの1年目の自分なりの目標を教えてもらってもいいですか？
やっぱりJユースにとどまるんじゃなくて、プレミア。Aチームに絡んでいけるように頑張っていきたいです。
〇ユースに上がって、少したって成長したのはやはりスピードの部分？
はい。中学生の頃よりけっこう上がってきていると思うので。
もっとフィジカルの部分も上げていきたいです。
〇お手本にしている選手はいますか？
お手本にしている選手はボランチだと脇坂選手。サイドハーフは、逆サイドなんですけど、三笘選手とか、プレーをよく見て。
ちょっと真似してみたりしています。
〇今日はサポーターの前でプレーしてみて、どうでした？
サポーターから声をもらうと力になりますし。
とてもありがたいです。
〇そういったサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか？
次のFC東京戦。絶対勝つので応援お願いします。
「目の前の試合に勝てるように。出たときには点を取れるように準備していきたいです」
FW36 川村求
〇試合を振り返ってみて、どうですか？
何か負けた気分ですね。
勝てた試合だったと思うので。でも次に生かしていきたいです。
〇得点シーンについて振り返ってもらってもいいでしょうか？
いい感じにトラップができたので。
ああいうシュート、得意なので。入って良かったです。
〇自分のプレーについては振り返ってみてどうですか？
1点じゃ足りなかったと思うし。
良くはなかったと思います。
〇やはり勝ち切れなかったことが悔しい？
はい。そうですね。
〇自分としてももっと得点を取れるようなチャンスがあった？
はい。チームとしても取れたと思うし。
最後の5分で失点というのは本当に良くないと思うし。練習からこだわってやっていきたいです。
〇次のFC東京戦は勝利が必要な試合になると思うんですけど、どういったことをやっていきますか？
しっかり勝って。1、2年生は数少ない公式戦だと思うので。
いい経験ができるように、次もいい準備をしていきたいです。
〇明日プレミアもありますけど(前橋育英戦)、もしメンバーに入ったらどういったことを？
そろそろ点取りたいですね。
〇プレミアではどのぐらい点を取りたいとかありますか？
ないですけど、目の前の試合に勝てるように。出たときには点を取れるように準備していきたいです。
〇お手本にしている選手っていたりするんですか？
試合前によく見るのは、アザールとかなんですけど。
あとは大久保嘉人さんとかは小さいころから。あとはスアレスとか。よく見ますね。
〇ああいう一人で試合を決められるような選手に？
はい。そうですね。
〇フロンターレに来て、だいぶフロンターレのサポーターの前でプレーする機会も増えてきたと思うんですけど、それはどうですか？
あんなに来てくれて、楽しいですね。
声出し応援ありの会場だったら、すごい気持ちいいです。
〇じゃあサポーターの前でもっと早く？
はい。決めたいですね。
〇またフロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか？
今日は勝ち切れなくて、いい気持ちではないと思うんですけど。
次のFC東京戦はしっかり勝って。優勝できるように頑張るので応援よろしくお願いします。
◇
5月29日、FC東京U-18との最終節は、2ndラウンドで上位リーグに入るためには、まずは勝利を、という試合。
ヒリヒリするようなタイトルをかけた試合を経験するための切符を、勝ち取ることができますように。
多摩川をはさんだライバルを相手に、どんな試合をしていくのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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