2015 J3 第35節 藤枝MYFC VS Jリーグ・アンダー22選抜


2015 J3 第35節、藤枝MYFC VS JリーグU-22選抜。川崎フロンターレの三好康児選手がJリーグU-22選抜にメンバー入りしたので、試合会場のエコパスタジアムまでぶらり出掛けました。

「ぶらり」と書きましたが、自宅からスタジアムまで片道5時間強の旅。交通費節約のため新幹線は使わず、小田急線>御殿場線>東海道線を乗り継ぐハードな行程となりました。

Jリーグ観戦歴は20年近くを数える私ですが、正直に書くとJ3は初めての試合観戦。エコパスタジアムも実は初訪問と。何もかも初物尽くしの遠征となりました。

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静岡地区のJR東海管内の移動に便利な「休日乗り放題きっぷ」。

これを利用すれば通常運賃の半額で移動可能と、交通費節約の強力なアイテムです。

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電車を延々と乗り継ぎ、最寄駅の愛野駅で下車。

駅周囲の人影はまばら、J3の試合開催が信じ難い静寂ぶりです。

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駅からスタジアムまでは徒歩15分あまり。緩やかな上り坂を進みます。

一部には動く歩道が完備されていますが、維持に相当のコストを要しているのでは・・・。

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更に進むと目の前に巨大なスタジアムが出現、エコパスタジアムに無事到着。

開門まで時間があるとはいえ閑散たる空気、本当にJリーグの試合が開催されるのやら?

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人影の少なさに戸惑うも、開門間近になると藤枝MYFCのサポーターを中心に入場列が形成されました。

J1等の待機列と比較すると何とものんびりなムードです。

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初めて足を踏み入れたエコパスタジアムの全景。

収容人員が5万人を超える巨大スタジアムですが、想像よりもコンパクトな印象です。

関東近辺には同等規模のスタジアムが多く、感慨が乏しいのが本音なところです。

ビジター側の最前列に着席し、撮影機材をセット。しばらくすると高畠監督が姿を見せたので、数年ぶりのご挨拶。

更に待つとU-22選抜の選手達がウォームアップに登場。その中にはもちろん三好選手の姿もありました。周囲の選手からは「コウジ」と呼ばれ、すっかり溶け込んでいるようでした。

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観客席に向かい一礼するJリーグU-22選抜の選手達。三好選手は左から4番目。

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他の選手は半ばそっちのけで、三好選手を中心に撮影していました(笑)。

フロンターレはPUMAのウェアにつき、adidasのウェア姿なかなか新鮮。

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アップを終えて引き上げる三好選手。私の巨大レンズに気づき手を振ってくれました。

元気そうな三好選手を拝見し、本題の試合が開始です。と、一応ですがJリーグU-22選抜の先発メンバーをご紹介します。

GK 1 櫛引 政敏(清水エスパルス)
DF 2 高橋 壮也(サンフレッチェ広島)
DF 3 乾 貴哉(ジェフユナイテッド千葉)
DF 4 北谷 史孝(横浜F・マリノス)
DF 6 佐藤 和樹(名古屋グランパス)
MF 5 野澤 英之(FC東京)
MF 8 望月 嶺(名古屋グランパス)
MF 12 汰木 康也(モンテディオ山形)
MF 14 三好 康児(川崎フロンターレ)
FW 11 杉森 考起(名古屋グランパス)
MF 13 遠藤 純輝(FC岐阜)

ビジター席には各チームのサポーターが集結。大半の人は着席してじっくり観戦モード。応援は名古屋サポーター有志が自発的に大声を響かせていました。

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両チームの選手がピッチ中央に整列、13時にキックオフ。

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集合写真の撮影風景。

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キックオフへ気持ちを高めるU-22選抜の選手達。ガッチリとは組まずに柔らかな円陣。

主審のホイッスルが響き試合開始。J3では苦戦が続くU-22選抜、どのような戦いを見せてくれるでしょうか。

三好選手は前線右寄りに位置どりますが、他選手との呼吸が微妙にずれているのか、ボールがなかなか回ってきません。

・・・と、U-22選抜が電光石火の先制点。三好選手がボールを触れる前にリードを奪いました。

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前半開始1分、汰木選手のゴールが決まりU-22選抜があっさりと先制。

先制点を挙げたU-22選抜が試合を優勢に運ぶ展開。三好選手は試合の流れに乗りきれぬのか、ボールに触れる機会がなかなか訪れません。

しかしそれは全くの杞憂でした。いつの間にか全体に溶け込み、持ち味のドリブルでぐいぐい前進を図り、藤枝MYFCにプレッシャーを与え続けます。

程なくしてU-22選抜が追加点。三好選手のパスが攻撃の起点となり、最後は杉森選手が冷静にゴールを決めました。

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程なく戦術にフィットし、持ち味である強力なドリブルで藤枝MYFCにプレッシャーを与える三好選手。

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杉森選手のミドルシュートが決まり、U-22選抜が追加点をゲット。

試合はその後もU-22選抜ペース。各チームからの混成メンバーとは思えぬ統一感で更に攻勢を強めます。

そして遂に待望の瞬間が。汰木選手のハイクロスに三好選手が飛び込み、強烈なヘディングシュートが炸裂!

強く押し出されたボールは藤枝MYFCのゴールへと突き刺さり、U-22選抜が3点目をゲット。三好選手のプロ公式戦初ゴール、観客席から多くの拍手が沸き起こりました。

記念すべき瞬間に立ち会えフロンターレサポーターとして嬉しい限り。それだけにちゃんと撮影出来ていればなぁ(他選手と重なってしまいました)。

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三好選手のJ初ゴールの瞬間。ファーサイドへ一気に飛び出し、強烈なヘディングシュートを披露。

ゴールを決めた三好選手は満面の笑顔。

その後も三好選手は攻撃の要となり、後半途中まで出場。気合溢れるプレーを随所で見せてくれました。

試合についてはU-22選抜が4得点で藤枝MYFCに快勝。後半終了間際に1点を献上するも若き才能を存分に発揮してくれました。

と、ピッチで躍動する三好選手をごらんください。

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リーグ戦で低迷し不要説まで囁かれるJリーグU-22選抜でしたが、藤枝MYFCに完勝。

三好選手をはじめ若きイレブン達が笑顔で引き上げてゆきました。

三好選手の活躍で気分は上々。静岡ご当地の絶品グルメ、「さわやか」さんのハンバーグを食して帰ることに。

・・・が、辿り着いた店舗は食事時間帯で無いのにも関わらず、10組程度の待ちが。在来線での移動時間を考慮するとさすがに待てなかったので、ハンバーグは諦めて帰路につきました。

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勝利を祝し「さわやか」さんでハンバーグを食おうと思いきや・・・、想像を超える待ち行列。

帰宅を考慮しハンバーグを断念、「さわやか」人気恐るべし。

と、元フロンターレの高畠監督の写真を忘れておりました、すいません(汗)。

終始ピッチの脇に立ち続け、若き選手達に大きな声を送り続けていました。その姿はさながら選手達の父親、そんな印象を抱きました。

ツトさん、また会いに行くよー。

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ピッチに向け声援を送る高畠監督。その熱血ぶりはフロンターレの監督時代以上。

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最後に2002年日韓W杯絡みの一枚。

スタジアムに通ずる道に設置された開催記念の碑には、往年の名選手の名がズラリ。

と、ゴン中山選手はアスルクラロ沼津(JFL)で現役復帰、もしかしたらエコパでプレーする姿が見れるかも。

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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