フロンターレU12 – FCパーシモン / 松村杯決勝


トップチームが横浜F・マリノスに0-1で敗れチャンピオンシップ進出の望みがほぼついえた翌日も等々力へ。川崎フロンターレU-12が秋の川崎市の小学生年代の頂点を決める松村杯の決勝に臨みました。

【川崎フロンターレU-12 松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会決勝vsNPO FCパーシモン】
10月25日(日)午後2時40分キックオフ 等々力陸上競技場 晴れ 20分ハーフ
フロンターレU-12の先発、GKは19長田澪、DFは右から24前田陽向、25高井幸大、15松長根悠仁、23北村健、ボランチが17塩澤延有、18城田優、右MFキャプテン21山下陽生、14志村海里、トップ下20茅野直希、FW10名賀海月。6年生がダノンネーションズカップ世界大会に出場しているため、5年生が名前を連ね、4年生の名賀、志村も加わりました。

木枯らしが全国で吹き、冬のような青空の広がった等々力。スタンドではメンバー外のフロンターレU-10の選手たちが声援を送るなか試合が始まりました。

フロンターレの選手たちは随所で技術の高さを見せるものの、パーシモンも市内では屈指の強豪チーム。体格差もあり、序盤からフロンターレが押し込まれていきます。

それでも高井や松長根らが体を張ってブロックをし決定的なシュートには持ち込ませません。

しかし、13分には左サイドからパーシモンの16番が突破し、長田とエリア内で1対1に。ついにパーシモンが先制かと思われた場面でしたが、足でこれを防ぐ好守が出てゴールは割らせません。さらに左から好クロスを入れられますが、今度は塩澤がブロック。前半は0-0で折り返しました。

後半も立ち上がりからパーシモンが押し込んで始まり、3分には再び16番がエリア前で決定的なシュート。しかし、これは長田がしっかり止めて防ぎます。

8分には志村に代わり22戸田将。

直後には左サイドからのボールに逆サイドで抜け出され、またもパーシモンに決定機。これは長田がまたも防ぎます。

しかし、直後にこぼれ球を14番が決めてついにパーシモンが先制します。0-1。

さらに勢いに乗るパーシモンは直後にもフリーキックを5番が直接狙うとこれがポストをたたくなどフロンターレのゴールをおびやかしていきます。

12分には前田に代わって13松尾凛久が前線へ。攻撃にかける人数を増やしていきます。

14分にはまたもパーシモンが枠をとらえる決定的なシュート。しかし、長田が横っ飛びで弾き出す好セーブ。

16分には茅野に代わり8前野康成。

直後にはまたもパーシモン、右コーナーキックにエリア内左で合わされますが、またまた長田がゴール右へ飛んでこれを防ぐ好守。追加点を防ぐと18分左サイドを細かいパス回しでフロンターレが崩していき、最後はエリア右から城田が放ったシュートがゴールを揺らして1-1。長田も逆サイドのエリアから飛び出して選手全員で喜びを分かち合い、スタンドでは小さなフロンターレの選手たちのバスケットケースの歌声が響き渡ります。

しかし、次の1点はパーシモンへ。エリア外左にボールが出ると長田はこれをクリアしようと前へ出ますが、防ぎきれず。打たれたシュートはいったんはライン上でブロックしたもののこぼれ球を拾われ左からのボールに12番が合わせて1-2。

さすがにもう一度追い付くチャンスはつくれずに試合終了を終える主審の笛が鳴り、フロンターレは準優勝に終わりました。

奮闘は実りませんでしたが、長田をはじめとする選手たちのプレーは今後も楽しみになるものでした。いつの日か、等々力でこの日のような好守を見せてくれるのではないか。そう思った観客も多かったのではないでしょうか。

小さなフロンターレの選手たちが等々力のピッチに立った
小さなフロンターレの選手たちが等々力のピッチに立った

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同点に追いつき喜ぶ選手たち
同点に追いつき喜ぶ選手たち

松村杯は準優勝となった
松村杯は準優勝となった

前半0-0 後半1-2 計1-2

フロンターレの得点:城田優
フロンターレの先発:19長田澪、24前田陽向、25高井幸大、15松長根悠仁、23北村健、17塩澤延有、18城田優、21山下陽生=cap、14志村海里、20茅野直希、10名賀海月
交代:志村→22戸田将 前田→13松尾凛久 茅野→8前野康成
(文中敬称略)

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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