2月3日は横浜FCの練習場LEOCトレーニングセンターへ。
昨年秋からプリンスリーグ関東やJユースカップなどと並行して行われている、神奈川県クラブユースサッカーリーグ1部。1月31日に富士通スタジアム川崎で行われた第4節、湘南ベルマーレユースとの試合を9山田新、37有田恵人がゴールを決めて、2-1で制し、4連勝とした川崎フロンターレU-18は、最終戦の第5節を迎え、横浜FCユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 神奈川県クラブユースサッカーリーグ1部第5節 vs 横浜FCユース】
2月3日(土)午後2時キックオフ 横浜FC LEOCトレーニングセンター くもり 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK16安福祐一、DFは右から27森璃太、34高吉正真、28栗田悠巨、23島崎元、ボランチは25古岡佑斗、30山内日向汰、右MF9山田新、左MF20上野綜太、FW24宮城天、37有田恵人。
横浜FCユースは昨年のプリンスリーグでは2ゴールを決めた斉藤光毅は不在。また、フロンターレU-15出身の安永玲央はベンチスタート。
午前中、フロンターレU-12の新人戦が行われた等々力運動広場とは打って変わって曇り空、肌寒さを感じるLEOCトレーニングセンター。ピッチ脇には先々週に首都圏を襲った雪も残るなか、試合は始まりました。
立ち上がりから高吉や栗田がラインを上げてコンパクトにしていくフロンターレ。有田が前線からプレスをかけ、また上野も出足よくボールをカットしたところから攻撃を試みていきます。
マイボールにすると古岡や山内がよくボールにかかわって中央から幅広くサイドを使って揺さぶりに。山田が前線へ顔を出したり、宮城が中盤まで下りたりとポジションチェンジも交えていきます。
横浜FCも7分には最終ラインの2がエリア外右を突くフィードを入れるも、安福が前へ出てシュートは打たせず。さらにパスをカットしたところから25がエリア左へ。シュートに持ち込むも、安福が好セーブを見せて、得点とはならず。
しのいだフロンターレは再びラインを上げて攻勢に。栗田もボールを持ち上がり、縦へパスを入れるなどしていきます。12分にはエリア正面の宮城からエリア右へパスが出ると、山田が抜け出して折り返すもGK16がこれには対応。さらに右サイドから森が仕掛け、山田につなげるなどゴールへ迫っていきます。
15分には高い位置で有田がプレスをかけ、こぼれたボールを拾った古岡がエリア外からミドルシュート。クロスバーを叩き、ゴールとはなりませんでしたが、高い位置から切り替えよく、守備から攻撃へとつなげていきます。
18分には横浜FC、高い位置でボールをカットし、右サイドから25が仕掛けるも栗田が強く寄せてボールをうばいかえす好対応。ゴールへは近づかせず。
横浜FCはさらに18分辺りにベンチから「4-4-2にしろ」との指示が出た辺りからボールを持てる時間が増え始め、左MFの19、左SBの18がうまく連係し高い位置で仕掛けていきますが、折り返しには高吉がしっかり対応。さらに前線の37がボールをおさめ、そのパスに19がエリア左へ、抜け出そうとしますが、森がカバー。
24分にはフロンターレ、高吉がエリア右へ縦パスを入れると宮城が抜け出して折り返し、有田がエリア正面でシュート。しかし、ブロック。さらに有田のボールカットから右へ展開すると、宮城が仕掛けるもゴールへは近づけず。
一方の横浜FCも27分には、フリーキックのセカンドボールを拾い、クロスを上げると前線に残っていた2が頭で合わせるも安福がしっかりセーブ。さらに左サイドからのボール、エリア前に37が抜け出すも安福が前に出てシュートは打たせず。31分には13のパスにエリア右へ25が抜け出すも高吉がカバー。しのいでいきます。
フロンターレは31分に有田が右MF、山田がFWと位置を入れ換えて打開を図りに。森が高い位置へ仕掛け、宮城が右へ流れ、エリア前の山田につなげるなどしていきますが、シュートにはつなげられず。32分には栗田のフィードにエリア前へ山田が抜け出すも、シュートは打てず。37分には森の右サイドからの浮き球に山田がエリア右へ抜け出すも、惜しくも触ることはできず。
横浜FCも37が左へ抜け出したり、13が高い位置でボールをカットしフロンターレのゴールへ迫りますが、森が切り替えよく戻ったり、上野が球際で激しくいき、ボールを奪い返したりして、決定機にはつなげさせず。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半立ち上がりかまたもラインを上げ、高吉や栗田に山内や古岡がかかわり、後ろから組み立てを図っていくフロンターレ。横浜FCは中央をしっかり締めて、縦へパスを容易につけさせないように対応していきます。
横浜FCはマイボールにするとサイドからの攻めに。5分には左から18が仕掛け、エリア右へパスを送ると25がシュートを打つも上に。さらに18、19の左サイドのパス交換から攻勢に出るも、森がブロックし、シュートにはつなげさせず。コーナーキックをしのいだフロンターレは7分、カウンターへ。有田から左へ展開。島崎が左サイドの高い位置へ。リターンを上野が受けてエリア右へパスを出すと山田が抜け出すも、横浜FCも戻りが速く、囲い込まれてシュートを打つことはできず。さらに栗田のフィードに山田がエリア内へ抜け出すもGK16が前へ出てシュートを打つことはできず。
フロンターレは13分、上野に代わり14古屋雄帆が左MFに。
14分には横浜FC、交代で入った21が高い位置でボールをカットし、左へ展開すると、19がシュートを打つも右へ。さらに距離感よく、横浜FCがゴールへ迫る場面をつくり、フリーキックなどからゴールを狙いにいきますが、フロンターレはしのいでいきます。
フロンターレも16分には山田が高い位置でマイボールにすると、リターンを受けた山内が前へ持ち上がり、エリア右へパスを出すと、有田が抜け出すもシュートはブロック。コーナーキックのセカンドボールを拾い、栗田がフィードを入れると右へ山田が抜け出すも折り返すことはできず。
19分、フロンターレはさらにメンバーを交代、島崎に代わり17小川達也が右SBへ。森が左SBに。23分には高い位置で高吉がボールをカットし左へ。古屋へボールが渡り、エリア右へパスを出すと宮城が抜け出してシュートを打つも枠はとらえられず。さらに古岡がボールをカット、宮城へ縦パスを入れ、エリア左へ抜け出した山内へパスを出すも、シュートは打てず。それでも中盤から前線へ機を見て飛び出す、厚みのある攻めに。
26分にはカウンターへ持ち込むと、宮城が左サイドから仕掛けて、エリア右へパス。有田が抜け出すも横浜FCもよく守り、シュートは打てず。さらに宮城のパスに森が左サイドの高い位置へと抜け出るもオフサイド。
フロンターレは34分、山田に代わり22宮本ディアウ勇守歩が前線へ。古岡が高吉、栗田の間に下り、山内とかかわって中央へ縦パスを入れたり、高吉がフィードを入れ、森が高い位置へ仕掛けたりするなど、ゴールへ迫りますが、なかなか決定的な形はつくれず。37分には高吉が競ったボールを山内が拾い、宮本に縦パスを入れ、右へ展開。有田が抜け出すも横浜FCの守備に阻まれ、ここでも決定的な場面とはならず。
すると、39分横浜FCは高い位置でフロンターレのパスを狙ってカット。右へ展開すると、25が抜け出してシュート。これが決まり、0-1。少しもったいない形で先制されてしまいます。
フロンターレは古屋がボールをカットし左へ流れた宮本へパスをつけるなどし、人をかけて前へ出ていきますが、なかなかシュートをを打つには至らず。41分には有田がボールをカットしエリア前へ仕掛けていくもシュートは打つことはできず。試合はタイムアップとなり、0-1。4勝1敗でこの大会の日程を終えることになりました。
フロンターレU-18にとって、2018年の対外試合初の敗戦。うまくいっている時間帯もあれば、うまくいかなかった場面もあったという印象の試合となりました。
2月11日には再び時之栖スポーツセンター裾野グラウンドへ舞台を移し、東邦とのジャパンユースプーマスーパーリーグに臨むことになります。
前半0-0 後半0-1 計0-1
フロンターレの先発:16安福祐一、27森璃太、34高吉正真、28栗田悠巨、23島崎元、25古岡佑斗、30山内日向汰、9山田新、20上野綜太、24宮城天、37有田恵人
交代:上野→14古屋雄帆 島崎→17小川達也 山田→22宮本ディアウ勇守歩
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.