2月3日は等々力運動広場へ。川崎市の少年サッカーチームの小学3年から5年生の選手によって競われる、第9回川崎ケーブルテレビ杯新人戦サッカー大会の決勝トーナメントが始まっており、この日は準々決勝と準決勝。川崎フロンターレU-12は高津区の久本SCとの準々決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 第9回川崎ケーブルテレビ杯新人戦準々決勝 vs 久本SC】
2月3日(土)午前10時キックオフ 等々力運動広場 晴れ 20分ハーフ 11人制
フロンターレの先発はGK19太田陽彩、最終ラインは右から10新堀翔、25田所莉旺、6楠田遥希、5関徳晴、ボランチは15齊名優太、23徳永倖大、右MF26山下耀翔、左MF20五十嵐将、FW17香取武、18加治佐海。U-12の五年生に加えてU-10の新堀、楠田、関も先発に。
前日に降った雪のためか、やや地面に湿り気こそあるものの、好天に恵まれた等々力。多くの選手たちの家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、ゴールへ迫ったのは久本SC。左サイドの高い位置からスローインを入れると、こぼれたボールを拾った12がシュートを打つも左へ。
フロンターレは左サイドの山下、新堀のパス交換から高い位置へ迫り、田所、楠田がラインを上げてコンパクトに。齊名や徳永もそれぞれボールを預けたところから前線へ上がったり、関や新堀も高い位置へ機を見て上がり、厚みのある攻めを見せていきます。
久本SCも前線からプレスをかけて高い位置でボールをカットしていきますが、徳永がよくカバーし、決定機にはつなげさせず。そこから齊名が左サイドへかけ上がる五十嵐へパスをつけるなどしていきます。
9分には山下のスルーパスに加治佐がエリア前へ抜け出すもオフサイド。11分には山下が右からエリア前へ斜めに仕掛けて左へパスを出すと齊名がシュートを打つもブロックされ、枠へは飛ばせず。
さらに右からのスローイン、加治佐がボールを受け前を向いて左へ展開。徳永がシュートを打つも久本SCの体を張った守備に阻まれ、こぼれたボールを拾った関がさらにミドルシュートで狙いますが枠はとらえられず。さらに五十嵐のパスにエリア内、香取が抜け出してシュートを打つも右へ。フロンターレが次々にゴールへと迫っていきます。
久本SCも直後には7が左サイドでマイボールにして仕掛けていくもフロンターレは齊名や新堀が切り替えよく対応。そこから攻撃へとつなげ、エリア外右でファールを受けると、齊名のフリーキックに、エリア内GK1の前にうまく入り込んだ五十嵐が合わせてボールはゴールの中へ。1-0。フロンターレが先制します。
フロンターレはさらに前から加治佐や香取らが連動してプレスをかけボールをものにしたところから攻撃へとつなげていきます。15分には高い位置で徳永のシュートがブロックされたところからセカンドボールを拾い、さらに攻勢に。五十嵐のパスを受け、エリア外左へ抜け出した加治佐の折り返し、齊名がシュートを打つもワンタッチあり、決まらず。右コーナーキック、徳永が右足でボールを入れると、香取が合わせるも上に。
18分には徳永のパスにエリア前へ加治佐が抜け出してシュートを打つも右へ。前からプレスをうまくかけて打開を図る久本SCをかいくぐるように、田所や楠田に徳永や齊名がうまくかかわってボールを動かしながら、試合は進みタイムアップ。1-0でハーフタイムへ。
後半、立ち上がりから田所や楠田がボールを持ちつつ、サイドでのパス交換などからゴールへ迫るフロンターレ。4分には五十嵐が左サイドから切れ込みエリア右へパス。山下が抜け出してシュートを打ちますが、オフサイドに。
ラインを上げてコンパクトにしてきた久本SCの攻勢をしのぎ、6分には左サイドから関が縦パスを入れ、香取から右へ。エリア右、山下がシュートを打ちますが上に。
久本SCも前半よりもさらに前でうまく連動してプレスをかけ、9分には高い位置でボールをカットし11がエリア左へ。しかし、シュートは太田が素晴らしい反応で防いで同点とはならず。さらに24がボールをカットし1対1の場面となるも、またも太田が好セーブ。続けて11分には13がエリア右へ抜け出すも、太田がボールをよく見て最後は押さえ込みシュートにはつなげさせず。ピンチをしのいでいきます。
フロンターレはここからまたゴールへ迫る場面をつくっていき、12分には齊名の浮き球にエリア右へ新堀が駆け上がり、ループシュートで狙うも左へ。さらに徳永のパスに左へ加治佐が抜け出してエリア内へボールをつけると香取がシュート。これはブロックされるもこぼれたボールをエリア内で拾った山下が押し込んで、2-0。フロンターレが突き放します。
さらに高い位置でテンポよく、パスを入れていくフロンターレ。15分には加治佐がエリア外正面でミドルシュート。GK1はよく反応し弾き出すものの詰めた五十嵐のシュートが決まって、3-0。
距離感が良くなり、攻守の切り替えも増したフロンターレは、楠田もボールをカットしたところから縦へパスを入れていくなどしていきます。
17分には山下に代わり24仲谷俊が入り右SBへ。新堀が右MFへ。
フロンターレは左サイドのパス交換から五十嵐が高い位置へ抜け出し、リターンを受けた加治佐がエリア前へ切れ込んでシュートを打ったり、新堀がエリア右へ抜け出しシュートを打つなど、最後まで追加点を狙いにいき、試合はタイムアップ。3-0で準決勝への進出を決めました。
前半1-0 後半2-0 計3-0
得点:五十嵐将2、山下耀翔
フロンターレの先発:19太田陽彩、10新堀翔、25田所莉旺、6楠田遥希、5関徳晴、15齊名優太、23徳永倖大、26山下耀翔、20五十嵐将、17香取武、18加治佐海
交代:山下→24仲谷俊
準決勝ではフロンターレはFCパーシモンに3-1で勝利。18日午後2時に富士通スタジアム川崎で行われる、川中島SCとの決勝へ進むことになりました。
危ない場面こそありましたが、これからが楽しみなフロンターレの選手たち。いい結果が出て、さらにこれからにつながっていくことを願っています。
(文中敬称略)
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