高校サッカー選手権出場校のフロンターレU-15出身の選手


本記事は川崎フロンターレアドベントカレンダーの9日目として書いています。

2015年、残すは3週間。しかし、まだまだサッカーシーズンは終わっておりません。12月30日には全国高校サッカー選手権も始まります。今回は新しいメインスタンドができた等々力陸上競技場も再び試合会場として使われることになりました。

残念ながら現在までに来季フロンターレに加入が決まっている選手は順天堂大の長谷川竜也選手のみ。今回の高校サッカー選手権に出場するフロンターレへの新加入選手はいませんが、フロンターレU-15で育った選手たちが出場校のメンバーに名前を連ねています。

過去フロンターレU-15の出身の選手では、桐光学園がベスト4に進出したときの10番松井修平選手(現同志社大3年)、前回大会では得点王にもなった日大藤沢の中村恒貴選手(現上武大学1年)の活躍を記憶しているかたもいるのではないでしょうか。中村選手のチャントは中村憲剛と同じく炎のエスカルゴ、日大藤沢がリードをして後半ロスタイムを迎えるとアバンテをやっていたりもしておりました。

今大会の出場校で11月末現在登録されているフロンターレU-15出身の選手、各校の日程は次の通り。12月初めにでた報知高校サッカーを参考にさせてもらいました。なお、怪我などのため登録に変更がある可能性もあります。

矢板中央(栃木)
1回戦vs大分(大分) 12月31日(木)午後2時10分キックオフ 等々力陸上競技場
GK1 渡辺優三 2年
MF19 呉晴樹 2年

市立船橋(千葉)
2回戦vs米子北(鳥取) 1月2日(土)午後0時5分キックオフ フクダ電子アリーナ
MF9 高宇洋 2年

駒澤大学高校(東京B)
1回戦vs阪南大高校(大阪) 12月30日(水)午後2時5分キックオフ 駒沢陸上競技場
MF18 三浦岳文 2年

4選手はいずれも2年生。現在フロンターレU-18に在籍している選手ではボランチとして欠かせない田中碧選手などと同学年。

フロンターレのオフィシャルサイトの2013年のフロンターレU-15のメンバーを見れば、青と黒のユニホームを着ていたころの彼らの姿を見ることができます。

開幕戦で登場する駒澤大学高校の三浦選手はフロンターレU-15のころはボランチとしてプレーすることが多かった選手。今大会の予想スタメンには入っていませんが、T1リーグ(フロンターレU-18が所属するプリンスリーグの一つ下のリーグ、東京都リーグ1部)ではゴールを決めるなど活躍しているようです。

呉晴樹選手はフロンターレU-15のころはサイドバックとして出場することが多かった記憶がありますが、現在は中盤の攻撃的な選手としてプレーをしているもよう。こちらも予想スタメンには入っておりませんが、昨年は栃木県の国体のメンバーにも選出されており、どんな選手になっているのか楽しみなところです。

予想先発に名前を連ねている選手は市立船橋の高選手と矢板中央の渡辺選手。

高選手はフロンターレU-15のころは二年生のときから、三年生(今季のフロンターレU-18の選手でいえば、岸晃司選手や三笘薫選手など)に混じって先発でも出場していた選手。

市立船橋に進んでからは一年生からユース年代の最高峰のリーグ、プレミアリーグイーストでも出場機会を得て、中心選手として活躍しています。ちなみに昨年フロンターレU-18が練習試合で市立船橋と対戦したときにはゴールを決められたことも。

フロンターレU-15のときは背番号1をつけ、先発としてゴールを守ることの多かった渡辺選手。昨年も背番号12をつけて控えGKとして登録されており、今回が2度目の選手権となります。今大会の予選では先発として全国大会出場に貢献。県大会の優秀選手にも選ばれています。

なお、矢板中央の1回戦は12月31日、等々力陸上競技場で行われる第2試合。今年最後の試合になります。
フロンターレで育った選手が、2015年最後の試合が行われる等々力に帰ってきて、そのゴールを守るかもしれない。なにか巡り合わせを感じます。

年賀状や大掃除、忘年会や初詣などで忙しい年末年始ですが、お時間があれば、スタジアムやテレビなどで、フロンターレで育った選手たちのプレーを見守っていただければ、さいわいです。

もしもスタジアムへ行かれる方は暖かい格好で、風邪に気をつけてくださいね。

明日はwolfmasaさんによる「何を書こうか」です。何を書かれるのでしょうか。楽しみです!

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