10月17日、麻生グラウンドで行われたU-21 Jリーグ東西ラウンドEAST第5節、U-21 浦和レッズ戦を0-1で終えたU-21 川崎フロンターレ。
試合後にGK21早坂勇希、DF31関德晴、MF34吉田琉海、MF16木下勝正、長橋康弘U-21監督に話を聞きました。
試合については◇U-21川崎フロンターレ – U-21浦和レッズ / U-21 Jリーグ東西ラウンド第5節
「いろんなチャレンジをチームとしてしている中で、
若い選手がどんどん、どんどん出ていかなきゃいけないのかなというふうに思います」GK21 早坂勇希

○外から見てて、今日の試合はどう感じましたか?
まずはこうやって勝ち続けているからこそ、U-21から、ルヴァンの磐田戦が象徴的でしたけど。
ああやってチャンスをつかむ選手が出てきている中で。
今日試合前にヤスさん(長橋康弘U-21監督)からも「この試合で輝いて、トップの舞台に」っていう話があった中で。
チームとして勝ちきれなかったのは、残念だったかなと思いますけど。
そういった意味でもユースの選手がこうやってチャンスをつかんでやっている中で、外から見てましたけど、「もっともっとギラついてほしいな」っていうのが正直な感想ですね。
○試合前に長橋さんが「チャレンジしてほしい」と言っていたと思うんですけど、やっぱりピッチの上の選手は、もっとゴールに向かう姿勢というか、そういうのが必要だったなという感じでしょうか?
そうですね。そういったところは新しいリーグで、こうやって試合をできるチャンスがあるっていう意味ではチャレンジが一番いいと思いますし。
僕も出られれば一番、ベストでしたけど。いろんなチャレンジをチームとしてしている中で、若い選手がどんどん、どんどん出ていかなきゃいけないのかなというふうに思います。
○ユースの選手も多かったですけど。外からフロンターレのアカデミーの積み上げてきたものを持っている選手たちがプレーしている姿を見て思うところはありますか?
僕らがいた時よりもやっぱり技術も高いですし。本当にトップにパッと入っても良い意味でも悪い意味でも目立たないというか。そういったところはありますけど。
いい意味でもっと目立ってほしいなというか、もっとギラついてほしかったりとか。
もっともっと。遠慮しちゃうところもあるとは思うんですけど、そういったところが一皮むけたら、もっともっといいんじゃないかなと思いますし。
逆にトップの選手も、もっともっとユースといい意味で線をなくして、同じエンブレムを背負ってる仲間として、もっともっとやれたらいいのかなっていうふうには思います。
○自分自身は、今はどんなことを心がけて、プレーしていますか?
個人としてもそうですけど。本当にこのチームが強くなるためにどういったことをしていかなきゃいけないかっていうのは理解してますし。
本当にアカデミー出身だからこそ、やっぱりユースに寄り添うこともできるし。トップとしてもやっぱり引き上げることもできると思うので。
そういったところは、ピッチ内外でも、しっかり今日は心掛けてやってましたけど。もっともっといい形でユースの子を送り出してあげたらよかったかなっていうふうにも思いますし。
ピッチの中では、ナガネ(松長根悠仁)がしっかり声を出したりとか、ノリ(関德晴)が、いい声掛けをしていたので。
そういったことがどんどん増えていけばいいかなとは思います。
○U-18が今大変な状況にいて、早坂選手はプリンスリーグを経験していると思うんですけど。
プリンスで上がれなかった代でした。(2017年、プリンスリーグ関東で4位。プレミアリーグEAST参入戦に得失点差で届かなかった)
○エールがあれば、お願いします。
本当に今厳しい状況で、上を食いにいかなきゃいけない状況だとは思いますけど。
本当にいきなり、勝ち点が伸びるわけでもないし。本当に1試合1試合が大事だと思いますし。どういう状況であれ、降格しちゃいけないと思いますし。
先輩たちが積み上げてきたものがあると思うので。しっかりそこを保ちつつ、一つ一つ目の前の一戦にしっかり集中してやっていってほしいなと思いますけど。
ユースの選手がこうやってU-21と連戦で戦ってくれているのは感謝してますし。そういった中で、いろんな状況があれど、しっかり勝ちにこだわってやってほしいなと思います。
○フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
今日こうやって、トップと同日開催(J1リーグ第10節、セレッソ大阪戦、午後3時キックオフ、○4-2)っていうことで、大阪に行っているサポーターの方もいますし。
こっちに応援に来てくれてるサポーターもいる中で、やっぱり一番のベストは、ユースもそうですけど、本当に最高の週末を迎えられることがサポーターにとっての一番の喜びだと思いますし、僕らの喜びでもあるので。
そういった中では、今日、こうやってトップの前に負けてしまったっていうのは、すごく責任を感じてますし。
「勝って勢いを持たせたかったな」っていうのは、正直な感想ですけど。
本当にこうやって、みなさんが来てくれるからこそ、トップさながらの雰囲気だったり。あの前回の等々力で9000人を超える、1万人弱のサポーターが来てくれていたので。
そういった雰囲気づくりっていうのはトップもそうですし、ユースもすごく力になるので。引き続き「一緒に戦いましょう」と伝えたいですね。
「フィジカル的にも、技術的にも。
あとはメンタル的にも、まだまだだと思うので。頑張っていきたいです」
DF31 関德晴

○今のコンディションとしては「まだまだ上げないといけないな」っていう段階ですか?
コンディション上げるのもそうですし。よりここから成長していくのもそうかなと。
フィジカル的にも、技術的にも。あとはメンタル的にも、まだまだだと思うので。頑張っていきたいですね。
○代表にも今年は選ばれました(U-19日本代表に選出)。どうでしたか?
代表は、一個「評価してくれたところかな」っていう部分で、うれしさはあるんですけど。
こっちで出られてない中で呼ばれているのは全然満足できないっていうか。選ばれていることはありがたいことなんですけど。
自分の現状とギャップがあるので、そこはまだ自分に問いかけながらやっていきたいですね。
○シーズンは続いていきますし、自身としてはトップチームで早く出たいという気持ちもあると思うんですけど。
長(長璃喜)もトップで試合に出ているし。他のチームの選手を見ても、同世代の選手は試合に絡んでいるし。でも、一個一個頑張っていきます。
○ユースの選手とプレーしてみて、今日はどうでしたか?
自分もユース上がりなので。みんな、やっぱりうまいですし。
でもそこで自分はやっぱりトップチームの選手なので、「一個差を見せなきゃいけないかなっていうところ」は思いながら。一緒にやっていて、すごい独創的なプレーする選手もいるので、楽しいです。
○ユースで、個人的になんか期待してる選手はいますか?
こっちで頑張っているのと、あとは前育戦を見に行ったんですけど。風斗(木村風斗)と瑞樹(荒井瑞樹)。あとは求ちゃん(川村求)、晟央(十河晟央)の攻撃陣は期待してます。
○フロンターレのアカデミーを応援しているサポーターの方にメッセージをお願いします。
自分はOBだからあんまり言うことないですけど。今年はみんな頑張っているし、結果こそついてきてないんですけど。
力ある選手ばかりなので。いつも応援してくれていると思うんですけど、残り5試合、崖っぷちなので、熱い応援お願いしたいですね。
「今日の試合もそうなんですけど、全然力とか足りないので。
本当に上を目指していかないともう1年生も終わっちゃうので、
意識を変えてやるしかないです」
MF34 吉田琉海

○試合を振り返ってみて、今日はいかがですか?
全然自分はプレミアとかに絡めていなくて。U-21に呼んでもらって「絶対決めるぞ」っていう気持ちでいたんですけど。
全然達成できなくて、本当に攻守でやられたなっていう感じです。
○自分のプレーとしては、最初は左の前で、そのあとはサイドバックだったと思うんですけど、手応えはありましたか?
自分の性格的に結構「前、前」みたいな感じなので、左ハーフで結果を出したかったんですけど。無理で。
監督から「サイドバックでも出るよ」って言われてたので。サイドバックでも、クロスとか上げきれるところをやっていけばよかったなって。悔いが残っています。
○国体(国民スポーツ大会)は3位でしたけど(神奈川県代表として出場。3位となった)、どうでしたか?
いつもと違うメンバーでやってたんですけど。仲もよかったですし、しっかりサッカーでもみんなで声を掛け合って、つなぐところをつないだりとか。
對馬(對馬羽琉)がキャプテンということで責任感があったので。本当に結果は對馬のおかげかなと思います。
○プレミアは出られてはいない方で、それ以外の試合とかで結構点取ったり。Jリーグの選抜に選ばれたり(U-16選抜としてドイツ遠征に臨んだ)とかもしてますけど、そのことについてはどう思いますか?
プレミア、今も結構厳しい状況で、本当に「自分が出て残留させたい」っていう気持ちが大きくて。でも、今日の試合もそうなんですけど、全然力とか足りないので。
本当に上を目指していかないともう1年生も終わっちゃうので、意識を変えてもうやるしかないです。
○明日(FC東京U-18戦)も含めて(プレミアリーグEASTは)残り5試合ですけど、そこに向けての意気込みなどをお願いします。
もう本当に、次の練習からはしっかり、ギラついてやっていくだけです。
○フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。もう次は絶対に勝つので、応援お願いします。
「自分のところにボールが転がってくるっていうのは今日の試合でも分かったので。
そこを決めきるところは練習から一個一個こだわっていかなきゃいけないところだと思いました」
MF16 木下勝正

○試合を振り返っていかがですか?
自分が点を決めていたら本当に勝っていた試合だったので。反省でもありますし、また次に生かせるチャンスになったかなと思います。
○今日はポジションとしては三つやっていたと思うんですけどどうでしたか?
本当にボランチは2、3年ぶりで、考えることが多くて、大変だったんですけど、やっぱり後ろにシュンさん(林駿佑)だったり、ノリさん(関德晴)だったり、ナガネさん(松長根悠仁)がいて。
本当に後ろからずっと声をかけていただきましたし。「自分がやりたいようにやれ」って言っていただいたので、思ったよりは気楽にできたかなと思います。
○生田(フロンターレU-15生田)時代のプレーを思い出したような感じがして。特に違和感はなくやれましたか?
そうですね、本当にどこのポジションでもできるっていうのは武器になると思いますし。自分はそこがひとつの武器でもあると思っているので。
それはでも、全部が中途半端だと試合に出られないってなるので。全部完璧にできるようにやっていこうかなと思います。
○U-21リーグとプレミアとの違いはどういったところに感じますか?
本当にトップの選手がいて。やっぱり強度だったり一個の質っていうところも違いますし、パススピードだったり。
でもやっぱり自分が入ったからには本当にやるしかないと思いますし。今日は決められなかったですけど。次出る機会があったらしっかり決めきってチームを勝たせられるような選手になりたいなと思います。
○プレミアにつながりそうな手応えはありますか?
やっぱり自分のところにボールが転がってくるっていうのは今日の試合でも分かったと思うので。
何回も言いますけど、そこを決めきるところだったり、そういうのは練習から一個一個こだわっていかなきゃいけないところだなと思いました。
○プレミア残り、5試合ありますけど、それに向けてムードとかはいかがですか?
やっぱり全員が本当に来年のためにも残留っていうのは目指していますし。
残留というよりも一個一個の試合にしっかり勝つっていうところに目を向けて今やっているところなので。全員がいい意識でできてるかなと思います。
○フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
本当にいつもあたたかい応援していただき、本当にありがとうございます。僕らは今プレミアリーグで戦っているので、そこもしっかり残留を決めてU-21でも活躍できるような選手になろうと思うので。ここからまた応援よろしくお願いします。
「得点が入ればまた違う展開になったと思うんですけど、
こういうのも次につなげていくのは大事だと思うので。
いい課題の残ったゲームだったと思います」
長橋康弘U-21監督

○まずは試合の総括をお願いします。
ユースの選手たちが多く来てくれて。その中でやることはシンプルに「自分たちのサッカーをしよう」ということで入りました。
前半、なかなかボールを奪った後とか、ボールを持っていても、なかなかゴールへ向かうっていう姿勢が見られないところから。後半は選手たちがそういうところを自分たちで意識しながら、チャンスをつくってくれたのかなっていうふうに思います。
得点が入ればまた違う展開になったと思うんですけど、こういうのも次につなげていくのは大事だと思うので。いい課題の残ったゲームだったと思います。
○ユースの選手が今日はだいぶ出たと思うんですけど、彼らについての印象などは、いかがでしたか?
すっごい頑張ってましたね。良かったと思います。
で、もっとできると思うんですよ。だからやっぱり失敗を恐れずにたくさんチャレンジしてくれれば、ここから楽しみじゃないかなっていうふうに思います。
○今、もっともっとやっておいた方がいいよと思うようなことは長橋さんから見てありますか?
ないです!
○ないですか?
技術的なところはフロンターレが目指すところなので。
選手にもよく言うんですけど、やっぱり努力しないと積み上がらないものなので。
やっぱりそこはしっかりと我慢強く、「一つ一つ、丁寧に」っていうプレーの心掛けから。それをちゃんと繰り返す努力っていうのも必要ですし。
そこは引き続きやってくれたらいいなっていうふうに思うのと。
やっぱりU-21のリーグでも、今日選手に言ったんですけど、やっぱり「チャンスのゲーム」なので。
ここで何か自分の成長につながるきっかけをつかみにいく。目標を達成するために。
自分の目標をつかみにいく。そういうチャンスが転がっているんだから、それをちゃんとつかみにいってほしいなって。「パワーをもう少し感じたかったかな」っていうふうに思いましたね。
○U-21リーグは、U-21に出ることが目的なんじゃなくて、その先にある、選手それぞれの持ってる目標をつかみ取るための場所だっていうことですね。
そうですね。「後半、少し変化があったかな」っていうふうに僕は思っているので。これをきっかけにどんどんチャレンジしてくれたらなっていうふうに思います。
○トップチームを経験してる選手と、U-18、U-15生田とアカデミーの選手もいますけれども、トップチームを経験してる選手のキャプテンシー、引っ張っていくようなところを感じる部分はありますか?
そうですね。自分なりに精一杯やってくれた選手は多かったと思います。
ただ、やっぱり例えば、山市(山市秀翔)とか、ああいう強烈なしっかり自分の感情だったり。
そういった部分を表に出して、引っ張ってくれる。ああいう子もいれば、内に秘めた中で、背中で見せるような引っ張り方があっていいと思うし。
そういう意味ではそれぞれが自分のスタイルで「リーダーシップをとってくれたかな」っていうふうに思ってますけど。
ただ、まだまだ求めていきたいと思います。
○同日にトップチームの試合があって、メンバー選ぶのも難しかったところあったと思うんですけど、いかがですか?
そういうリーグ戦だっていうのはもう始まる前からわかっていたので。
ただ、もうちょっと選手が代わっても、もっともっと自分たちらしい、フロンターレらしいサッカーを展開できたのかなって今反省してる最中です。
○今まで結構、たくさん点を取ってくれていたと思うんですけど。今日ちょっとそこが見れなかったのはどういうところが要因だと思いますか?
そうなんですよね。
後半なんかはちょっと決定機をつくれたりするようなところがあって。
そういう部分を前半からもっと恐れず、ゴールへ向かう姿勢を強く出させたら良かったかなっていうふうに思うんですけど。
ただやっぱり「ラストの精度」ってよく言われると思うんですけど。そこを選手たちはこだわりながら。
ただ私らは「チャンスをなぜ1個2個増やせなかったんだ」っていうところを反省しながら、もっともっとこうゴールに迫る場面っていうのを、多くつくりたかったなっていうふうに思います。
○ユースの選手、明日も試合がありますし。結構厳しい状況が続いているんですけど。そういう状況だからこそ、彼らにこういうことをもっとやってほしいと思うようなことはありますか?
そうですね。選手たちはものすごく大きなプレッシャーと戦ってるんだと思います。
ただそんな時に失ってはいけないのはチャレンジすることなのかなと。
どうしても守りに入ってしまう気持ちはすごく分かるし。ただ。やっぱり1点でも多く相手チームより取れば勝つスポーツなので。
どちらかというと守りに入ってしまう。積極性を失うようなマインドではなくて、「思い切りゴールへ向かってほしいな」っていうふうに思います。
それで負けてしまったら、また次に新しい課題が見えてくるのかなというふうに思いますので。
頑張ってほしいです。やってくれると思います。
○フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
今日もトップの試合がある中、こんなにたくさんの人たちが来てくれて。
結果を出せなかったこと、それはもう私の責任です。申し訳なく思ってます。
ただ、選手たちは今日の負けをきっかけにさらに成長してくれると思います。引き続き、応援の方をどうかよろしくお願いします。
◇
J1リーグでの活躍、トップチームへの昇格といった、その先につなげる場であるU-21 Jリーグ。
フロンターレU-18、フロンターレU-15生田の選手、フロンターレのトップチームの選手としてプレーするU-18出身の選手、さらにそのほかのトップチームの選手も含めて、自らの掲げる目標に向けて、U-21 フロンターレがチャレンジし、この日のU-21 浦和レッズがそうであったように、相手もその先に掲げる目標のために力を尽くしてプレーしてくる中で、どういった成長を遂げ、これからにつなげていくのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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