8月10日は、北陸大学フットボールパークへ。
MCCスポーツ和倉ユースサッカー大会は最終日を迎え、川崎フロンターレU-18は前橋育英との5位~8位決定戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 MCCスポーツ和倉ユースサッカー大会5位~8位決定戦】
8月10日午前10時半キックオフ 北陸大学フットボールパークB 雨 30分ハーフ
前日9日の準々決勝では、履正社高校と対戦、2-2、PK3-4だったフロンターレ。
◇フロンターレU18 – 履正社高校 / 和倉ユース準々決勝
先発は、GK21岡本栞汰、最終ラインは右から7平内一聖、5楠田遥希、3藤田明日翔、13柏村涼太、ボランチは14小川尋斗、32加藤昊、右MF26木下勝正、左MF17廣瀬寧生、前線には6藤井漣祐、ゲームキャプテンの10平塚隼人。

前橋育英は鹿島アントラーズユースとの準々決勝は、1-1、PK5-6。
先発は、GK71南京佑、最終ラインは右から94瀧口眞大、74久保遥夢、67山本翼、14牧野奨、ボランチは83柴野快仁、96田野央哩波、右MF90平良晟也、左MF85白井誠也、トップ下10平林尊琉、前線には47関蒼葉。
今季のプレミアリーグEASTでは、5月11日前橋育英高崎グラウンドで行われた第7節で対戦し、1-3。前橋育英が勝利しています。
◇フロンターレU18 – 前橋育英 / プレミアリーグEAST第7節
朝から降り続く雨がやや強さを増す北陸大学フットボールパーク。それでも両チームの選手の家族らが見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、フロンターレは中央、藤井のパスに廣瀬が左サイド、高い位置へ。これに対しては、前橋育英が対応。
さらにフロンターレは、ボールを動かそうとする前橋育英に対し、中央へ廣瀬がプレスバック。ボールをものにすると平塚のパスに、木下が右サイド、高い位置への動き出し。
これに対しては、前橋育英がしっかりカバー。前に出ることはできませんでしたが、守備から攻撃へ結び付けようとしていきます。
互いにボールを握ろうとする姿勢を見せる中、4分には前橋育英、中央、他ののパスに平林がエリア右へ。しかし、シュートは岡本がセーブ。

フロンターレも、直後には中央で受けた藤井が左サイド、廣瀬に預けると廣瀬のパスに藤井がエリア左へ進入。これに対しては、前橋育英、久保が対応。


前橋育英は中央で柴野、平林がかかわりあいながら、動かそうとしますが、フロンターレは、木下が中央へ寄ってボールを奪うなど、簡単には前には行かせず。
さらにGK南やCBの山本、久保が多く触れて、組み立てを図る前橋育英に対し、フロンターレは平塚や藤井が声をかけながら、プレス。
前橋育英が左サイドから持ち込もうとするところでは、楠田が前に出て、厳しい寄せを見せ、ボールを奪い取るなど、球際の厳しさも見せながら、プレーを重ねていきます。
8分には、加藤から左サイド、廣瀬へ。廣瀬は中央へ持ち込んでいきますが、前橋育英の対応があり、シュートを打つことはできず。
前橋育英も、左サイド、高い位置へ白井が持ち込む姿勢を見せ、下がり目で受けた牧野はフィードを入れていきますが、フロンターレはエリア内で藤田や小川尋斗、平内がしっかり競り、シュートは打たせずに対応していきます。
すると9分にはフロンターレ、中央で平塚がカット。粘り強く入れ替わり前に持ち込んで右サイドに展開。木下のラストパスに、エリア内、飛び込んだのは平塚。シュートを打つとこれが決まり、1-0。フロンターレが先制します。


直後には、さらにフロンターレ、木下がうまくエリア正面へ抜け出しますが、前橋育英は粘り強く、寄せてシュートを打つことはできず。
前橋育英は、GKの南も少し前に顔を出しながら、組み立て。斜めに速いパスを、関が高い位置でおさめ、起点になろうとしますが、楠田が体を入れ、マイボールに。
さらに白井が右サイド、背後を突くパスを出すところでは、廣瀬も自陣の低い位置まで戻り、対応するなど、献身的な姿勢を見せていきます。
13分には、前橋育英、フロンターレにファールがあり、エリア外右でフリーキックに。
直接エリア前に入れず、ボールを回していき、右サイド、やや低い位置から牧野がフィードを入れると、遠いサイドに久保が飛び込みますが、さわることはできず。
前橋育英も精度の高いボールを入れ、チャンスをつくっていきます。
さらに前橋育英は、柴野のパスに、瀧口が右サイド、高い位置へ。しかし、フロンターレはここでも廣瀬が低い位置まで戻りカット。
廣瀬から受けた小川尋斗から最終ライン、藤田に戻すと藤田から左サイド、柏村へ。柏村の縦パスに抜け出した平塚は、エリア正面へ持ち込もうとしていきますが、前橋育英は粘り強く対応していきます。
フロンターレは、14分廣瀬に代わり11ステンパールカ大翔。
前橋育英は、ショートパスだけではなく、久保のフィードも交え、起点をつくろうとしていきますが、柏村が対応。
15分には、前橋育英、白井が中央へ持ち込んでいきますが、柏村が寄せてボールを奪い、中央へつなげると、木下がエリア正面へ抜け出しますが、前橋育英の守りも集中しており、これに対応していきます。
前橋育英は17分には、右サイドから攻勢に出ると平良から瀧口へつながり、瀧口はクロス。しかし、エリア内で楠田が対応。
セカンドボールを拾った前橋育英は、柴野がエリア外正面へ。ミドルシュートは枠をとらえますが、岡本が手を伸ばして阻む好セーブ。
右コーナーキックを得た前橋育英は、牧野が左足で入れていきますが、岡本がセーブ。
岡本はすぐさまリスタート。平塚が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、前橋育英、平良がカバー。
決定機にはつながりませんでしたが、守備から攻撃へつなげる姿勢を見せていきます。
20分には、フロンターレ、中央で木下がボールを奪うと、エリア所と正面へ抜け出した小川尋斗がミドルシュート。南が阻んだところ、セカンドボールを拾ったフロンターレは小川尋斗のパスに、木下がエリア内へ。前橋育英が阻んだところ、さらに藤井が持ち込んでいきますが、ここは前橋育英が粘り強く寄せて、シュートを打つことはできず。
しかし、セカンドボールへの反応で上回り、チャンスをつくっていきます。

前橋育英が、高い位置でボールを動かすところでは、コンパクトに粘り強く対応していくフロンターレ。
フィードに対しても、柏村がしっかり岡本につながるようにして対応し、自分たちでボールを動かす時間をつくっていきます。
22分には、前橋育英、縦パスに平良がエリア右へ。しかし、加藤がカバー。
すると24分には、フロンターレ、左サイド、柏村の斜めのパスをうまくエリア外正面で藤井がおさめると、藤井から右サイド、木下へ。木下はエリア正面右へ持ち込み、シュート。前橋育英が体を張り阻むも、こぼれ球を拾った藤井がシュート。ボールはゴールの中へ。2-0。フロンターレが素晴らしい連係も見せて、追加点をものにします。



さらに25分、フロンターレは、ステンパーが中央へ持ち込んでいくと、セカンドボールを拾った小川尋斗は、エリア正面左へ持ち込みシュート。ボールはゴールの中へ。3-0。立て続けにゴールが決まり、フロンターレが突き放します。


3点差を追いかける前橋育英も、久保が左サイド、高い位置を突くフィードを繰り出し、攻撃へつなげようとしていきますが、平内が対応。
さらに中央の平良から右サイドに展開。瀧口が抜け出そうとしますが、ステンパーが自陣のエリア近くまで戻り、カバー。
すると27分には、フロンターレ、平内から木下とつながり、木下のスルーパスに、平塚がエリア内への動き出し。ここは牧野のカバーに遭い、シュートにはつながりませんでしたが、いいかたちをつくっていきます。
28分には、前橋育英、瀧口から白井へつながり、正面へ持ち込んだ白井から下がり目で受けた久保は、右サイド、高い位置を突くパス。しかし、柏村が対応。
柏村から受けたステンパーがキープを図り、再びボールを動かしていくフロンターレは、木下から藤井、藤井から左サイド、開いた平塚へつながり、平塚のパスにステンパーがエリア外正面へ。ここは前橋育英の対応に遭うも、攻撃に転じ、中央へつけてくる前橋育英に対しては、柏村が寄せてカット。すぐには前には行かせずに対応していきます。
さらに前橋育英は、白井が柴野とのパス交換から左サイド、高い位置へ持ち込み、そこから右サイド、瀧口へ。瀧口は右クロスを入れていきますが、フロンターレはブロック。
右コーナーキックを得た前橋育英は、牧野が左足でニアに正確なボールを供給。シュートに持ち込みますが、楠田がライン上でブロックする好守。
前半は3-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、平内に代わり25小川翔太、藤井に代わり8新堀翔。前橋育英は、久保に代わり50市川劉星、関に代わり23山西智也。
雨脚がさらに強まる中、始まった後半。
立ち上がりには、フロンターレ、左サイド、ステンパーから間で受けた平塚がファールを受けながらも、再びステンパーにつなげると、主審はアドバンテージを取り、ステンパーは左サイドから正面へ。ステンパーのパスに、エリア正面右抜け出したのは木下。ここで前橋育英はファール。
フロンターレはPKを得ます。
キッカーは木下。これを決めて、4-0。後半立ち上がりにつくったチャンスを得点に結び付けていきます。


2分には、新堀が高い位置でカット。そのパスに木下がエリア右へ。切り返して相手を剝がした木下はシュート。しかし、惜しくも左。
さらにフロンターレは3分、中央でボールを奪い、そこから新堀が右サイド、高い位置へ。新堀が折り返すと、ステンパーが正面へ。ここは前橋育英が体を張った守り。


さらにフロンターレは、岡本から左サイド、柏村へ。
柏村から間で受けた新堀のパスにステンパーが左サイドから正面へ。ステンパーは粘り強くキープを図り、右サイド、小川翔太へつなげると、小川翔太はクロス。
しかし、シュートにはつながらず。
前橋育英はそこから攻撃に転じ、柴野の縦パスを山西がおさめ、右サイドに展開。しかし、折り返しに対しては柏村がエリア内でカバー。
6分にはさらに前橋育英、高い位置で平林が奪うと、そのパスに柴野がエリア右へ。しかし、藤田がカバー。最後は岡本がセーブ。

フロンターレも、7分には柏村が左サイドでカット。中央、ステンパーにつなげるとステンパーのスルーパスに、新堀が抜け出しますが、前橋育英のGK南が前に出てシュートは打たせず。


さらに右サイド、抜け出した小川翔太が折り返すと正面でおさめたのは小川尋斗。しかし、前橋育英は体を張り、ブロック。

セカンドボールを拾ったフロンターレは、エリア正面左、持ち込んだステンパーがシュート。しかし、南がセーブ。

すると、10分には前橋育英、左コーナーキックを得て、セカンドボールを拾い、エリア内へ持ち込んでいくとフロンターレにファールがあり、PKを得ます。
キッカーは柴野。これを決めて、4-1。前橋育英が1点を返します。
しかし、次の1点はフロンターレは、右サイド、抜け出した小川翔太の折り返しを、左サイドでステンパーが残すと、ステンパーのパスにエリア正面、シュートを打ったのは小川尋斗。ボールはゴールの中へ。5-1。

さらにフロンターレは、加藤や柏村、平塚、ステンパーが左サイドでかかわり、ボールを動かしていくと、エリア外左、ステンパーに対し、前橋育英はファール。
フリーキックを得たフロンターレ。平塚が左足で入れると、セカンドボールを拾い、右サイドから組み立てを図り、小川翔太から受けた木下から右へ開いた平塚へ。
平塚のパスに、木下がエリア内へ抜け出しますが、前橋育英の守りに遭い、シュートを打つことはできず。
しかし、いいかたちをつくっていきます。
16分には、前橋育英、右サイド、瀧口からサイドを変え、左サイド、白井へ。白井のパスに、平良がエリア外正面へ。ミドルシュートを打ちますが、柏村がブロック。体をしっかり張り、しのでいきます。
フロンターレはここで小川尋斗、木下に代わり29今廣遥碧がボランチ、34武内勇人が右MFに。
17分は、前橋育英、右サイドに展開するとクロスに遠いサイドで枠をとらえたヘディングシュート。ここは岡本がセーブ。
フロンターレは新堀が中央間で受け、右サイド、小川翔太へ。小川翔太から武内、武内から平塚とつながり平塚のスルーパスに、新堀が正面へ。
ここは前橋育英、南がクリア。
さらに加藤の縦パスに、ステンパーが正面へ。しかし、前橋育英はカット。右サイドに展開すると、田野や平良、瀧口がかかわってボールを動かしていきますが、最後は柏村がカバー。
攻撃に転じたフロンターレは、柏村のパスに、ステンパーが左サイドから正面へ。ステンパーから右サイド、武内へつなげると武内はクロス。
ここは前橋育英がブロック。
フロンターレは、平塚に代わり20三上瑛大が入り左MF、ステンパーが前線へ。
ますます雨脚が強まる中、23分位は、前橋育英、左サイドから攻勢に持ち込み、エリア左でシュート。しかし、岡本が手を伸ばし、阻む好守。
前橋育英は左コーナーキックを得ますが、岡本がセーブ。
岡本はすばやくリスタート。新堀につなげると、新堀のパスに三上がエリア外左へ。ここで前橋育英はファール。
フリーキックを得たフロンターレは、新堀がボールを入れるとセカンドボールを拾い、右サイド、小川翔太のパスに、三上がエリア内へ。
シュートは前橋育英の体を張った守りに阻まれましたが、チャンスをつくっていきます。
さらにフロンターレは、うまく中央、受けた加藤のパスに三上が仕掛けていきますが、前橋育英、瀧口が対応。

前橋育英も、牧野や柴野、田野がかかわってボールを動かしていきますが、フロンターレも焦れずに対応を続けていき、シュートを打つことはできず。
雨でピッチが滑りやすくなるなか、それでも加藤が懸命に足を伸ばし、マイボールにし、前に持ち出すなどしていくフロンターレ。
30分には、楠田の浮き球のパスを、ステンパーがおさめるも、前橋育英はカット。
しかし、柏村が奪い返し、三上から中央、間で受けた新堀、新堀から三上とつながり、三上のパスに柏村が左サイド、高い位置へ。
ここは瀧口が対応。ゴールキックに。
試合はここでタイムアップ。5-1。勝利したのはフロンターレとなりました。
和倉ユースを5位で終えることになったフロンターレ。
川崎そだちとして、見ることのできた試合は、練習試合も含めて3試合ではありますが、前期は多くの試合に出た選手が少しずつ成長した姿を見せれば、まだまだ出場の機会が少ない選手も長い時間、ピッチに立ち、それぞれに持ち味を出していたように思えました。
この経験は、必ずシーズンのこれからに、そして、その先にもつながっていくものになるはずです。
少しのオフを経て、プレミアリーグEASTの再開に向けて準備を進めていくなかで、さらにどう成長していくのか。とても楽しみにしています。
前半3-0 後半2-1 計5-1
得点:平塚隼人 藤井漣祐 小川尋斗2 木下勝正=PK (フロンターレ) 柴野咲仁=PK(前橋育英)
フロンターレの先発:21岡本栞汰 7平内一聖 5楠田遥希 3藤田明日翔 13柏村涼太 32加藤昊 14小川尋斗 26木下勝正 17廣瀬寧生 6藤井漣祐 10平塚隼人(c)
交代:廣瀬→11ステンパールカ大翔 藤井→8新堀翔 平内→25小川翔太 小川尋斗→29今廣遥碧 木下→34武内勇人 平塚→20三上瑛大
(文中敬称略)


























































































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