5月3日、川崎フロンターレがベガルタ仙台をホーム等々力陸上競技場に迎え、J1第10節に臨むのを前に、等々力補助競技場へ。斎藤旗争奪川崎市春季少年サッカー大会は3回戦。川崎フロンターレU-12はFC中原と対戦しました。
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪川崎市春季少年サッカー大会3回戦 vs FC中原】
5月3日(金)午前9時27分キックオフ 等々力補助競技場 晴れ 20分ハーフ 8人制
この日から始まったチビリンピック2019JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会に6年生たちが出場するフロンターレは、5年生に加え、フロンターレU-10所属の4年生たちもベンチ入り。先発は、GK19栗原聖央、最終ラインは右から24日暮大陸、15メンディーサイモン友、17瀬尾映介、中盤は22小川尋斗、右に23橋本乃翔、左に25岡大翔、前線には27川端里季。
ゴールデンウィーク7日目にしてようやく空には雲ひとつないような好天に恵まれた等々力。多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、ラインを高め前に出てくるFC中原。フロンターレは、前線で川端がボールをキープし、相手陣内での時間をつくりに。いったん左へ展開し、岡からのパスを右サイドで受けた日暮が仕掛け、右コーナーキックに。日暮が右足でボールを入れると、うまくエリア内へ川端が入り込みますが、シュートは打てず。
一方のFC中原もすばやいリスタートからフロンターレのゴール前に。切り替えの良さを出していきますが、フロンターレも戻りが速く、シュートは打たせず。
さらにFC中原は、6分には右サイドで6が入れたフリーキックから、エリア内へボールが入りますが、メンディーがこれには対応。さらに6のボールカットから33がシュートに持ち込むも、栗原がセーブ。
フロンターレは、日暮が右サイドから中央へ持ち上がり、左の岡へ展開。攻めを試みに。7分にはFC中原、右サイドからのスローインの流れで、22がミドルシュートを打つも栗原がキャッチ。
しのいだフロンターレは、橋本が中央へ寄り、ボールをものにして左へ展開。後ろにボールを戻し、メンディーや瀬尾、小川尋斗、日暮がボールに触れながら、前に出る機会をうかがいに。9分には瀬尾が持ち上がり、エリア外左、小川尋斗へ。小川尋斗はミドルシュートを打つも左へ。
FC中原の攻めに対しても、日暮がボールをものにすると、岡につながるようなかたちをつくるなど、切り替えの良さを出そうとしていくフロンターレ。
11分にはFC中原、エリア外正面で11がミドルシュートを打つも、栗原がセーブ。さらに直後には11が自ら入れた浮き球のセカンドボールを拾い、またもミドルシュートを打ちますが、メンディーが頭でブロック。13分には22がセンターサークル付近まで持ち上がり、ミドルシュートを打ちますが、ここでも栗原がセーブ。しっかり攻めにも対峙していきます。
なかなか、シュートまではいけなかったフロンターレも、14分には橋本から左サイドへ振り、流れた川端へ。川端のスルーパスに橋本が抜け出そうとしますが、オフサイド。さらに16分には瀬尾がエリア近くまで持ち込み、エリア左、川端が抜け出るもクリア。17分には相手GKの入れたボールを岡が左サイドでおさめ、正面に。川端はループシュートを打つもGK1がセーブ。
FC中原も6が右サイドを突くパスを出しますが、岡が戻りクリア。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半立ち上がり、フロンターレは日暮やメンディーが多くボールに触れ、後ろからの組み立てを図りに。縦パスをカットしたところから瀬尾が中央へ仕掛け、受けた小川尋斗がエリア内、川端を狙いスルーパスを通そうとするなどし、ゴール前に迫っていきます。
3分には右サイドで開いてボールを受けた橋本のパスに、川端が抜け出るもオフサイド。一方のFC中原も60が右サイド高い位置へ仕掛けていきますが、メンディーや岡が寄せ、エリア内へ入ったボールは小川尋斗がクリア。再びフロンターレは、左サイドで瀬尾、持ち上がり、右の日暮に渡したり、川端や岡、瀬尾が左サイドでパス交換を繰り返すなど、ボールを動かす時間をつくっていきます。
6分にはメンディーが持ち上がり、右サイドを突くスルーパス。橋本が抜け出るもオフサイド。5分にはメンディーから右へ展開。日暮から受けた川端がエリア外右でループシュートを打つも枠はとらえられず。
7分、遂にゴールを決めたのはフロンターレ。ボールをカットした橋本が持ち込み、シュートを放つとこれが決まり、1-0。奪ったところから見事にゴールへつなげ、先制点をものにします。
ところが9分、フロンターレは自陣のエリア外左でファールを与え、FC中原がフリーキックを得ます。キッカーの11が左足で入れたボール、22が合わせるとこれが決まり、1-1。
追いつかれたフロンターレは、瀬尾や日暮、メンディーに時には小川尋斗も最終ラインに下がって、瀬尾や日暮を押し上げ、攻めに転じようとしていきます。FC中原も奪ってから前線へ33を走らせにいきますが、日暮がカバーし、芽を摘んでいきます。
13分にはFC中原のカウンターをしのいだところからカウンターへ。小川尋斗がエリア左に迫りますが、ブロック。直後にはFC中原、左サイドから正面へボールが入り、51がシュートを打つも上に。
さらに16分には10の折り返しからエリア外で枠をとらえるミドルシュートを打つも、栗原が弾きながらも阻み、直後のの左コーナーキック、11が入れたボール、22が合わすも上へ。19分には60が縦へ仕掛け、エリア右で33がシュートを打つも、上に。試合はタイムアップとなり、1-1。
準々決勝進出チームを決める双方3人により競われるPK戦。先攻のFC中原が3人全員が決めたのに対し、フロンターレはクロスバーをたたくシュートがあり、1-3で決着。
フロンターレのこの大会はここで終わることになりました。それでも、多くの学年が上の選手たちとの対戦のなかでも、最後まで攻守に粘り強さを出し、拮抗した試合を演じたことはこれからにつながるものになると思います。
前半0-0 後半1-1計1-1 PK1-3
得点:橋本乃翔
フロンターレの先発:19栗原聖央、24日暮大陸、15メンディーサイモン友、17瀬尾映介、22小川尋斗、23橋本乃翔、25岡大翔、27川端里季
控え:21星颯 10藤間貴洋 11オビオラクリスティアンチノンソ龍
(文中敬称略)
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