関東大学サッカーリーグ1部 第3節
2016/04/17(日)14:00 KO @味の素フィールド西が丘
第1試合の雨はどこへやら,遠くに青空の見え始めた第2試合は開幕2連勝の昨季チャンピオン早稲田と,インカレでその早稲田を破った国士舘の対戦となりました。
前節で待望の関東大学サッカーリーグ初得点を決めた川崎フロンターレU18出身の岡田優希はこの日も先発に名を連ねました。
この日配布された「週刊 ア式」の裏表紙にも登場し,期待の高さを伺わせます。
国士舘のキックオフで始まったゲームはいきなり動きます。左サイドからのスローインを受けた国士舘MF7 平野佑一が振り抜いた右足から放たれたボールは,柔らかな弧を描いて右ゴールポストに跳ね返りゴールへ。開始わずか25秒のゴールで,数多く訪れていた国学院久我山の後輩たちに活躍を見せつけます。
それからの試合序盤は一進一退の攻防。縦に速い早稲田に対し,前線から積極的なプレスを掛ける国士舘。どちらのチームもなかなかゴールに近づくことができません。その中でもFKやCKは岡田が積極的に蹴りに行きます。
前半の中盤以降,国士舘のプレスに慣れた早稲田の中盤は,FW9 中山雄希と連携してゴールを脅かします。しかし上空に吹く強風にも押し戻され,なかなか決定的チャンスを作るまでには至らないまま前半終了。
後半に入ると早稲田が流れを引き寄せます。後半開始と同時に投入されたMF7 相馬勇紀が中盤に推進力をもたらし,MF11 小林大地,MF6 平沢俊輔らと攻撃の起点になりました。
しかしDFのしっかりした国士舘のゴールを割るところまでは至りません。
そんな中でも両サイドからの鋭いクロスを入れ続けた早稲田。ようやく訪れた歓喜は後半25分でした。
中盤で奪ったボールを左サイドで受けたMF8 秋山陽介が縦に仕掛けクロス。これがファーサイドに流れますが,MF7 相馬勇紀が繋いだこぼれ球をアーリー気味にゴール前に入れると,そのボールに飛び込んだのはMF11 小林大地。ダイビングヘッドでゴールネットに突き刺し,嬉しい関東リーグ初得点で同点とします。
試合終盤はオープンな展開となり,両チームとも幾つかのチャンスを作りますがゴールは割れず。早稲田FW17 岡田優希は後半ロスタイムに交代。その直後に試合終了となり,勝点1を分け合いました。
見応えのある非常にアグレッシブな試合だっただけに,両チームとも追加点が取れなかったのが悔やまれるでしょう。次節も両チームの戦いに期待です。
写真はだいちさんのものを多く使わせていただきました。ありがとうございます!
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.