11月16日は群馬県高崎市の菊地サッカー・ラグビー場へ。高円宮杯関東大会は準決勝。川崎フロンターレU -15は鹿島アントラーズジュニアユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU -15 高円宮杯関東大会準決勝 vs 鹿島アントラーズジュニアユース】
11月16日(土)午前10時半 菊地サッカー・ラグビー場 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発は、GK1宮地健輔、最終ラインは右から20江原叡志、10高井幸大、3松長根悠仁、13金山尚生、ボランチはキャプテンの5浅岡飛夢、6中村荘太、右MF2戸田将、左MF32尾川丈、前線には11山下陽生、9五木田季晋。
アントラーズの先発は、GK16大橋実羽、最終ラインは右から3森島凌、15木内温大、4小林康人、キャプテンの17岡野楽央、ボランチは8大川廉、5前田航星、右MF7塙仁成、左MF26小関大翔、トップ下10梅津龍之介、前線には14生板隆之介。
好天に恵まれ、次第に気温も上がりつつある菊地・ラグビーサッカー場。ピッチ脇のネットに沿って、フロンターレもアントラーズも多くの選手の家族らが集まり、アントラーズのメンバー外の選手たちがにぎやかにチャントを歌うなか、試合は始まりました。
前半はともにコンパクトに。アントラーズがラインを高めて、浮き球を入れ、塙が右サイドの高い位置へ飛び出せば、それに対してフロンターレは尾川や金山、中村も加わり、囲い込むように寄せていき、7分にはアントラーズ、大川が左サイドの裏を突くパスを出し、小関が反応しますが高井がカバー。8分には右から塙が折り返していきますが、ニアに入ったボールは宮地がセーブ。エリア前に迫られてもしっかり対応し、決定的な場面をつくらせずにプレーを重ねていきます。
フロンターレはさらに、アントラーズが中央に縦パスを入れても中村がマイボールに。松長根や高井、尾川に浅岡が加わり、左右にボールを動かしていきます。五木田や山下も下がり目でボールを受け、アントラーズにボールが渡ってもすぐさま取り返し、松長根がフィードを入れ、五木田を走らせたり、金山が左サイドに開いて、金山の左サイドを突くパスに、五木田が動き出したりし、攻めの糸口をつかもうとしていきます。
21分には宮地も加わり、後ろからボールを動かし、松長根のフィードに山下が左サイドに流れ、高い位置でのスローインに。金山が入れたボールを五木田がおさめ、浅岡がエリア外に持ち込みミドルシュートを試みますが、アントラーズはブロック。
さらに金山から中村、松長根、高井、高井から戸田、江原と左から右へボールを動かしながら迫るフロンターレ。22分には高い位置でボールを取り返し、五木田がエリア正面へ。しかし、シュートは上に。
フロンターレは尾川が左サイドで粘りマイボールに。戸田が右から斜めに動き出したり、中村が左サイドを突くパスを出したり、高井がフィードを入れたりし、28分には金山の左クロスに浅岡がエリア内へ。アントラーズの守備が阻んだところを、ボールをものにして松長根のフィードのセカンドボールを拾った浅岡の右サイドを突くパスに、江原が高い位置から折り返すなど、フロンターレの時間帯が続いていきます。
30分には山下がエリア正面やや右へ仕掛け、五木田に預け、五木田はエリア右、山下を狙いパスを出そうとしますが、アントラーズはこれをカット。
アントラーズの森島がエリア右へ入れた浮き球を、宮地がセーブし、そこからすばやく戸田、五木田とつなげ、攻めに持ち込んでいくフロンターレ。左サイドに走り出す岡野に対して、江原がカバーし、マイボールにするなど、守備でもしっかりプレーを重ねていきます。
37分には中村から右へ展開。江原のクロスに五木田が飛び込みますが、ミートしきれず。高井のフィードを、戸田が高い位置でおさめ、中村を経由して左の金山のクロスにつなげるなど、ピッチを広く使いながら攻めていくフロンターレ。39分には五木田がエリア外左からエリア内へ仕掛ける姿勢を見せ、折り返すと、エリア内で山下がボールをおさめ、最後は戸田がシュートを打ちますが、右へ。さらに40分には戸田の右からの折り返しに、尾川が走り込みシュートを打ちますが右へ。前半はここでタイムアップ。0-0でハーフタイムとなります。
後半フロンターレは戸田に代わり14城田優が入りトップ下に。五木田が右MFへ。立ち上がりから浮き球に山下が高い位置へ走り出し、ラインを高め、城田や中村、浅岡、最終ラインでは宮地や高井、松長根が多くボールに触りながら前に出ていきます。4分には江原の縦パスを山下がおさめ、山下のパスに五木田がエリア内へ。シュートを打ちますが、大橋が反応。惜しくも決まらず。たて続けにコーナーキックを得たフロンターレは、城田が左足で入れたボール、浅岡が飛び込みますがさわることはできず。
ラインを高め、高井も前に持ち上がっていくフロンターレ。6分には江原の右クロス、ニアに五木田が抜け出すもアントラーズの守備にシュートは打てず。さらに中村から右へ展開。再び江原がクロスを上げると、今度は遠いサイドに尾川が飛び込みますが、ここはアントラーズの守備が阻んでシュートを打つには至らず。
アントラーズは、9分、塙に代わり18熊澤要人が入り前線へ。生板が右MFへ。
10分にはアントラーズ。フロンターレにファールがあり、エリア外右でフリーキックに。すばやくリスタートし、生板が右から折り返しますが、松長根が対応。さらに右から攻めていこうとするアントラーズに対して、城田が厳しく寄せにいき、フロンターレボールのスローインにしていきます。
左へ開いた金山の縦パスに、尾川がエリア左へ抜け出したり、江原が高い位置に何度も顔を出していくフロンターレ。16分にはアントラーズがカウンターに持ち込み、左から小関がクロスを上げると遠いサイドに、生板が迫りますが、さわることはできず。
19分には再びフロンターレ、左から尾川が仕掛け、山下に預け、山下のパスに五木田がエリア右へ。しかし、シュートはブロック。エリア内にこぼれたボール、山下が迫りますが、アントラーズの体を張った守備に阻まれていきます。
23分にはフロンターレは五木田がエリア外右でファールを受けてフリーキックに。ここで山下に代わり7松尾凜久が前線へ。
フリーキック、城田がエリア内へボールを入れると最後はエリア左、高井が飛び込みますがアントラーズはブロック。
フロンターレは尾川が中央へ顔を出し、浅岡や中村、城田がボールを動かしアントラーズ陣内で時間をつくっていきます。28分には金山の縦パスをエリア前、松尾がダイレクトではたいて、尾川がエリア内へ抜け出しそうになりますが、アントラーズはクリア。
29分には高井がエリア外正面やや右、距離のあるところへ持ち上がりシュートを打つとボールはクロスバー。決定的な場面をつくっていきます。
中央からパス交換で尾川がエリア前に迫ったり、高井のフィードに松尾がエリア左へ動き出したりしていくフロンターレ。34分には城田からボールを受けた尾川が縦へ仕掛け、ボールは正面の五木田へ。五木田はシュートを打ちますが左へ。
アントラーズもフリーキックを得たり、左から小関がクロスを入れたりしていきますが、これにフロンターレはしっかり対応。後半はタイムアップとなり、0-0。試合は前後半計20分の延長戦へ。
アントラーズがコーナーキックを得れば、それをしっかりしのいで、尾川が中寄りでマイボールに。左の金山へつなげ、金山の浮き球に五木田がエリア内へ動き出すなどしていくフロンターレ。2分にはアントラーズ、熊澤がエリア右へ。折り返しますが、宮地がしっかり対応。
フロンターレは江原や金山が高い位置へ。高井が持ち上がり、金山のクロスに浅岡もエリア内へ飛び込むなどしていきますが、アントラーズの守備も粘り強く、シュートにはつながらず。
さらに尾川や城田、中村が縦パスを入れていきますが、アントラーズはコンパクトに守りを見せ、シュートにはつながらず。延長前半はタイムアップとなり、延長後半へ。
延長後半、フロンターレは尾川に代わり15空閑俊汰が左MFに。2分には、エリア前でのボールをアントラーズがカット。熊澤がシュートに持ち込みますが、高井がカバーし、これをブロック。3分にはフロンターレ、左の空閑から浅岡を経由して、右サイド、江原が高い位置へ。しかし、クロスはラインを割り、シュートには結びつかず。
アントラーズも次第に両サイドから攻めにつなげられるようになり、4分には森島が右クロス。しかし、高井がカバー。さらに高い位置でボールをカット、右に開いた梅津のクロスのこぼれ球をエリア外左、岡野が拾いシュートを打ちますが上に。
さらに右へ熊澤が流れ、生板や森島がかかわりあいながら、アントラーズが迫る時間をつくっていくと、7分、右からのクロス、エリア右へ抜け出した熊澤がシュートを打つと、フロンターレはこれをクリアしようとするも、ボールはゴールの中へ。0-1。先制点はアントラーズへ。フロンターレは追いかける展開に。
フロンターレはここで城田に代わり36岡崎寅太郎。さらに高井を前線へ。8分には浅岡のフィードに、高井がエリア内へ抜け出しそうになりますが、大橋が前に出てシュートを打つには至らず。
アントラーズは10分、梅津に代わり11小棚木蒼大。
フロンターレはさらに高井が左サイドへ流れ、ボールをおさめ金山のクロスにつなげるなどしていきますが、シュートにはつながらず。試合はタイムアップとなり、0-1。
フロンターレの高円宮杯関東大会はここで終わることになりました。公式戦が終わったことをとても残念に思います。それでも試行錯誤を重ねながら、どんどん選手もチームも進化を遂げたことは色あせるものではないと思います。
U-18に昇格する選手もいれば、フロンターレのアカデミーを離れ、別のチームでサッカーを続ける3年生たちのことを、これからも応援しています。また、1年間自分たちよりも一つ上の学年の選手たちとの試合でもまれていった2年生たちが今後どうなっていくのか、とても楽しみにしています。
前半0-0 後半0-0 延長前半0-0 延長後半0-1計0-1
得点:熊澤要人(アントラーズ)
フロンターレの先発:1宮地健輔、20江原叡志、10高井幸大、3松長根悠仁、13金山尚生、5浅岡飛夢(c)、6中村荘太、2戸田将、32尾川丈、11山下陽生、9五木田季晋
交代:尾川→14城田優 山下→7松尾凜久 尾川→15空閑俊汰 城田→36岡崎寅太郎
アントラーズの先発:16大橋実羽、3森島凌、15木内温大、4小林康人、17岡野楽央(c)、8大川廉、5前田航星、7塙仁成、F26小関大翔、10梅津龍之介、14生板隆之介
交代:塙→18熊澤要人 梅津→11小棚木蒼大
(文中敬称略)
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