7月2日、トップチームがユアテックスタジアム仙台にてJ1セカンドステージ第1節、ベガルタ仙台と対戦するのを前に川崎フロンターレU-13はベガルタ仙台のアカデミーやレディースの練習場である泉パークタウンサッカー場で、ベガルタ仙台U-13との練習試合に臨みました。
30分×3本行われた練習試合は互いに球際に厳しくいく、見ごたえのあるものに。
1本目はGK1青山海、DFは右から23レオニ楓真、13田中慶汰、3田鎖勇作、15高畠捷、ボランチは9石原央脩と6秋葉拡人、右MF17入江流星、左MF7南暖、トップ下11山本蒼己、FW10五十嵐太陽というメンバー。
立ち上がりから左MFの20番がよく仕掛けて押し込む仙台の攻勢を受けたフロンターレでしたがこれにしっかり対応すると次第に距離感よくパスをつないで反撃に。フロンターレは入江の裏へのパスに五十嵐が抜け出して好機を迎えたり、前からプレスをかけて9石原央脩や6秋葉拡人がよくボールをカットして、ゴール前の場面が増えたものの0-0でタイムアップ。
2本目はGK青山、DFは右から2佐々木輝大、22安江海ラウル、田中慶、20中原健太、ボランチは田鎖と5甲斐翔大、右MF18久保匠未、左MF南、トップ下秋葉、FW14田中幹大
こちらは甲斐、田鎖がよくセカンドボールを拾って押し込む展開が続き、11分には中原の左クロスのこぼれ球を南が拾ってミドルシュートを放つもGK12番に。15分にはエリア外右で秋葉のフリーキックに田鎖がエリア内左で合わせますが上へ。17分には甲斐の浮き球に田鎖が抜け出しますがわずかにオフサイドに。29分には甲斐からボールを受けた田中がエリア外左から仕掛けてシュートを打ちますが交代で入ったGK1番が対応。
押し込みながらなかなかネットを揺らせずにいると終了間際にエリア外右でボールを奪い合ったところからベガルタが攻勢に出ると最後は混戦のなかから25番が放ったシュートが決まって0-1。ほぼラストプレーでゴールを許してタイムアップとなります。
3本目はGK青山、DFは右から中原、安江、高畠、レオニ、ボランチは甲斐、山本、右MF田中幹、左MF入江、前線に五十嵐と石原
4分には中原の右クロスから入江がエリア内右シュートを打つもGK1番が好セーブ。10分にも中原のクロスのこぼれ球を甲斐が拾ってエリア外正面からミドルシュートを放ちましたがわずかに右。12分には五十嵐のパスに石原が抜け出してシュートを打つもGK1番の好守に阻まれ、さらにこぼれ球を拾った甲斐のシュートもGK1番が防ぎネットを揺らすことはできず。
一方のベガルタもカウンターから14分には13番がゴールへ迫りますがレオニが切り替えの速さを見せてカバーすると17分にはエリア右、11番がシュートを打ちますがここは青山が対応。
18分には田中幹に代わり右MFに久保、中原に代わって佐々木が入り、CBに。高畠が右SBに。高畠や甲斐を起点にベガルタのゴールへ迫っていきます。19分には高畠の右クロスに石原が合わせるもGK1番に。さらに甲斐のスルーパスに五十嵐が抜け出してシュートに持ち込みますがここもGK1番が対応。24分には甲斐のミドルシュートが枠をとらえますが、ここもGK1番が好守。終了間際には甲斐のスルーパスに五十嵐が抜け出てシュート、さらにこぼれ球を拾った久保が放ったシュートはGK1番に。チャンスは多くつくりましたが、相手ながら素晴らしいGK1番がこれを、上回ったという印象。3本目は0-0でタイムアップとなりました。
この日夜に行われたトップチームの試合ではU-12からフロンターレで育った三好康児が初めてのゴール、翌日岩手県陸前高田市で開かれた復興支援のイベント「高田スマイルフェス」で行われたベガルタとの親善試合ではU-18の小川真輝がゴールを決めました。
それを目の当たりにしたU-13の選手たちには大きな刺激となったのではないでしょうか。いつの日かトップチームの選手となって、ユアテックスタジアム仙台や等々力でこの日対戦したベガルタの選手たちと切磋琢磨する関係となり、さらには陸前高田市をまた訪れて復興していく街の姿を目にしていく。そのことを願ってやみません。
(文中敬称略)
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