10月31日、等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-13が関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部Aブロック第7節、三菱養和SC巣鴨ジュニアユース戦に臨みました。
フロンターレはここまで6試合を終え、4勝2敗、勝ち点12という状況で、この日の試合を迎えました。
この記事は、フロンターレに取材を依頼し、了解を得たうえで書かせていただきました。
【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ1部Aブロック第7節 vs 三菱養和SC巣鴨ジュニアユース】
10月31日(日)午後0時11分キックオフ 等々力第一サッカー場 雨 30分ハーフ
フロンターレの先発は、GK51岡本栞汰、最終ラインは右から13小川翔太、5藤田明日翔、8木下勝正、22山根春人、ボランチはキャプテンの15小川尋斗、14平尾玲旺、右MF17橋本乃翔、左MF23三上位瑛大、前線には20玉木聖梛、18小林朝日。
三菱養和巣鴨の先発は、GK80平野豪太、最終ラインは右から74須田耀介、81藤本煌清、72杉原幹太、63阿部響希、ボランチは84宮川稔広、83宮川修弥、右MF79平形涼太、左MF77外山凌大、前線には78早川翔、85吉田翔馬。
好天の前日とは打って変わって、冷たい雨が降るなか、始まった試合。立ち上がりからボールを回していくのはフロンターレ。右サイド、小川翔太の斜めに入れたパスに、エリア前へ玉木が迫り、左サイドでのスローインのセカンドボールも平尾が回収。小川尋斗が左サイドに展開し、山根のパスから三上が高い位置へ仕掛けるなど、相手陣内で時間をつくっていきます。
5分には三菱養和巣鴨、右サイドを平形が仕掛け、エリア右で早川がシュートを打ちますが、岡本がセーブ。
ラインを高め、前から奪いにいこうとする三菱養和巣鴨に対して、フロンターレは後ろで藤田や木下、岡本や橋本、小川翔太らがかかわりあい、浮き球のパスを小林がおさめ、左サイドから斜めに三上が仕掛け、うまく攻めにつなげていきます。
10分には高い位置で小林がボールをカット。自らのシュートのこぼれ球に詰めた小林は左サイドに流れて折り返しますが、三菱養和巣鴨はクリア。
12分には藤田のパスに、左サイドから三上が突破。エリア左でシュートを打つもポストに。さらに相手陣内、正面へしぼった橋本がボールをカット、右サイドに展開し、小川翔太が仕掛けていきますが、三菱養和巣鴨は体を張り、ブロックしていきます。
三菱養和巣鴨も、中央でのパス交換から外山が突破を図りますが、平尾が奪取。そこからフロンターレは正面からの攻めに持ち込み、縦パスを重ねて、最後は小川尋斗がミドルシュートを打ちますが、三菱養和巣鴨はブロック。
試合は飲水タイムへ。
右サイドからの攻めを試みる三菱養和巣鴨に対して、山根が1対1の強さを見せ、ボールをものにするなどしていくフロンターレ。
18分には左サイドを三上が仕掛け、エリア左、小林がシュートを打ちますが、ここでも三菱養和巣鴨の守備に遭い、決めることはできず。
左コーナーキックとなり、三上が右足でボールを入れると、セカンドボールをエリア右で拾った小川尋斗はクロスを入れようとしますが、三菱養和巣鴨はクリア。
22分には三菱養和巣鴨、左サイドでボールをカットした外山がクロスを入れていきますが、山根がしぼって対応。三上につなげ、守備から攻めに持ち込む姿勢を見せていきます。
24分には小川尋斗から左サイド、三上へ展開。三上から平尾が正面の間で受け、スルーパスを出すもシュートにはつながらず。さらに小川尋斗が、エリア内へ動き出す橋本にスルーパスを出すなど、フロンターレはゴールの前で時間をつくっていきます。
26分には木下がボールをカット。そのパスに玉木が抜け出し、シュートを打ちますが、GK平野がセーブ。
28分には木下がボールをカット。そのまま一気にエリア前に抜けていきますが、三菱養和巣鴨は人をかけ、守りに。
さらに平尾や小川翔太とつないで、流れた小林がボールをおさめて、相手陣内でプレーを重ねていくフロンターレ。31分には、小川尋斗のスルーパスに、小林が抜け出してシュートを打ちますが、平野がセーブ。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半三菱養和巣鴨は、吉田に代わり68小林一樹、富山に代わり82穂積直仁。
後半も立ち上がりから、フロンターレが高い位置へ三上が仕掛け、守備でも山根が体をうまく入れ、ボールを奪い返すなどして流れをつかんでいきます。
平尾や小川尋斗が間でうまく受け、そこから前に持ち出し、エリア内へ小林が抜け出していくなどして迫り、6分にはコーナーキックのこぼれ球を拾い、三上が折り返しますが、平野がセーブ。
7分にはエリア正面で、玉木がボールをカット。決定機となりますが、シュートは上に。
フロンターレは9分、玉木に代わり9白倉凜生。橋本に代わり11富田周平。富田が左MF、三上が右MFに。
8分にはふたたびフロンターレがエリア前でボールをカット。正面に抜け出した小林がシュートを打ちますが、平野のセーブに阻まれ、得点とはならず。
さらに10分には、左サイド、富田が前に持ち出し、ボールは正面やや下がり目の、小林へ。小林のスルーパスに、エリア内へ白倉が抜け出しますが、三菱養和巣鴨はクリア。立て続けにコーナーキックを得たフロンターレは、セカンドボールを拾い、正面で切り返した小林がシュートを打ちますが、枠外に。
12分には、三菱養和巣鴨も、正面へ小林が抜け出し、枠をとらえたシュートを打ちますが、岡本がセーブ。
14分にはフロンターレ、最終ラインから木下が持ち上がり、その浮き球のパスに白倉がエリア内へ抜け出しそうになりますが、三菱養和巣鴨はクリア。
フロンターレは、さらに平尾、小川尋斗が多くボールに触れ、山根が左サイドから斜めに仕掛ける動きでアクセントをつけながら、攻めを試みていきます。
16分には、山根に代わり3長崎亘佑。17分には、三菱養和巣鴨、早川が高い位置へ仕掛けていきますが、長崎がカバー。そこから攻めに転じたフロンターレは、富田が左サイドからエリア前に仕掛け、折り返すと、正面で小川尋斗がミドルシュートを打ちますが、ここでも平野のセーブに阻まれていきます。
飲水タイムをはさんで、両サイドを使いながら語^-るを目指していくフロンターレ。小川翔太が右サイドに開いて、中央の小川尋斗を経由して、そのパスにエリア外正面へ飛び出した長崎がミドルシュートを打つなど、おびやかしていきます。
24分にはコーナーキックのセカンドボールを拾い。三上が左クロスを上げると、ニアで木下が合わせますが、上に。
ここで三菱養和巣鴨は、平形に代わり71佐野稟汰郎。
25分にはさらにフロンターレ、右サイドを三上が仕掛けて折り返すと、こぼれ球に詰めた小川尋斗がミドルシュートを打ちますが、サイドネットに。
さらに三上のパスに、エリア内へ白倉が抜け出すも、三菱養和巣鴨の守りに阻まれて、シュートまでは打てず。
フロンターレは、藤田や木下、小川尋斗や平尾らがさらに多くボールに触れながら、ゴールを目指していきましたが、得点には至らず。試合はタイムアップとなり、0-0。
引き分けとなりました。ボールを握り、多くのチャンスもつくっていったことが印象的だったフロンターレ。最後のところでの精度を高めていけば、さらに良いチームになる。そんな楽しみを感じさせられました。
けがなどでプレーできなかった選手が戻ってきていることにも、喜びを覚えました。
まだまだ続いていくリーグ戦を通して、チームが、そして選手がどうなっていくのか。とても楽しみにしています。
前半0-0 後半0-0 計0-0
フロンターレの先発:51岡本栞汰、13小川翔太、5藤田明日翔、8木下勝正、22山根春人、15小川尋斗(c)、14平尾玲旺、17橋本乃翔、23三上瑛大、20玉木聖梛、18小林朝日
交代:玉木→9白倉凜生 橋本→11富田周平 山根→3長崎亘佑
三菱養和巣鴨の先発:80平野豪太、74須田耀介、81藤本煌清、72杉原幹太、63阿部響希、84宮川稔広、83宮川修弥、79平形涼太、77外山凌大、85吉田翔馬、78早川翔
交代:吉田→68小林一樹 外山→82穂積直仁 平形→71佐野稟汰郎
(文中敬称略)
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