10月31日の等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-13の関東ユース(U13)サッカーリーグ、三菱養和SC巣鴨ジュニアユース戦に続いて、川崎フロンターレU-18がFC町田ゼルビアユースとの練習試合に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材を依頼、了承を得たうえで、書かせていただきました。
【川崎フロンターレU-18 練習試合 vs FC町田ゼルビアユース】
10月31日(日)午後2時12分キックオフ 等々力第一サッカー場 雨 45分×3
1本目、フロンターレのメンバーは、GK1青山海、最終ラインは右から2高畠捷、24吹田航晟、5田鎖勇作、6田中慶汰、ボランチは18大関友翔、30由井航太、右MF23川口達也、左MF7入江流星、トップ下14大瀧螢、前線には9田中幹大。
関東ユースの時と同様、冷たい雨が降り続き、肌寒さを感じるなか、始まった試合。ゼルビアはGK41に最終ラインの4や28、中盤の36らがかかわりあいながら、うまくボールを動かしていきます。
フロンターレも2分には、吹田のフィードに、エリア前に川口が走り込みますが、GK41がセーブ。
一方のゼルビアも36のパスに、16が左サイドを仕掛けていき、折り返しますが、エリア内でフロンターレは集中した守りを見せ、シュートは打たせず。」
さらに36、42がかかわってボールを回していこうとするゼルビア。フロンターレは由井がうまくボールを奪い取り、自分たちでボールを回す時間をつくっていきます。
5分には由井のパスに、田中幹大がエリア左に抜け出しますが、うまくおさめられず、惜しくもシュートは打てず。
6分には、ゼルビア、最終ラインの4がボールをカット。そこから右へ展開し、35が仕掛けて、右クロスを上げると、遠いサイド、42が頭で合わせますが、枠外。得点とはなりませんでしたが、フロンターレとしてはひやりとするような場面に。
直後にはフロンターレ、高い位置でボールをカット。中盤から駆け上がった大関がエリア前に抜け出しますが、ゼルビアも粘り強く守り、シュートまではいけず。
ゼルビアもコーナーキックをしのいでカウンターに持ち込んでいきますが、田鎖がカバー。ともに切り替えの良さを出していきます。
10分にはフロンターレ、ゼルビアの攻めをしのいだところから攻めに転じて、中央へ寄った入江とのパス交換から田中慶汰が左サイドの高い位置へ。折り返しますが、GK41がセーブ。
さらに11分には右サイド、高畠が斜めに入れたパスに、エリア正面やや右へ、大瀧が抜け出し、シュートを打ちますが、ゼルビアはブロック。
さらにフロンターレは、川口から受けた高畠が右サイドからエリア内へ向かって仕掛けていきますが、GK41が折り返しをセーブ。
フロンターレは、ゼルビアの攻めの場面でも、入江が中央でうまく体を入れてマイボールに。そこから最終ラインの吹田が右サイドを突くパスを出し、高畠が駆け上がっていきますが、ゼルビアも左SBの5が粘り強さを見せ、そこからつなげる姿勢を見せていきます。
17分には、フロンターレ、左サイドからの攻めに。大関のパスに、入江がエリア左へ抜け出しますが、ゼルビアはブロック。
さらに大関から田中慶汰とつながり、田中慶汰のパスに、入江が左サイドの高い位置へ。ふたたび受けた田中慶汰のクロスに、川口が飛び込みますが、さわることはできず。
22分には、ふたたび左サイドから攻めに持ち込んだフロンターレ。入江から左に展開すると、田中慶汰の折り返しに、田中幹大がエリア内、飛び込みますが、枠はとらえられず。
23分にはゼルビアも5から36とつながり、中央でボールを動かし、16がエリア前へ飛び出そうとしますが、入江がカット。そのスルーパスに今度は大瀧がエリア内へ動き出しますが、ゼルビアも集中力の高さを見せ、奪い返し、今度はゼルビアの右サイドからの攻めに。
右サイドに開いた35が速いボールをエリア内へ入れていきますが、フロンターレはクリア。試合はここで飲水タイムに。
飲水タイム後、フロンターレは、左サイド、入江から中央で受けた大瀧が前に持ち上がり、スルーパス。高畠がエリア右へ抜け出しますが、ゼルビアはクリア。セカンドボールを大関が拾い、ふたたび高畠へつなげると、高畠は右クロスを入れますが、ゼルビアはブロック。
右コーナーキックとなり、川口が左足で入れたボール、田中幹大が迫りますが、GK41がセーブ。
29分には、大瀧が高い位置でボールをカット。エリア右へ運び、正面へのパスに由井がシュートを打ちますが、GK41がセーブ。
30分には大関が高い位置でカット。前に持ち出し、シュートを打ちますが上に。
31分には田鎖のフィードのこぼれ球を、川口が拾い、右サイドに展開。高畠にいったん預け、ふたたび受けた川口の右クロスに、田中幹大が飛び込みますが、GK41がセーブ。
さらに田中幹大のプレスバックからマイボールにしていくフロンターレ。入江との連係から田中慶汰が高い位置へ顔を出すなどしていきます。
ゼルビアも36分には、16のパスを正面で受けた40がシュートを打ちますが、宮地がセーブ。38分にはフロンターレ、大関が中央でカット。大瀧につながり、大瀧のパスに正面へ川口が抜け出しそうになりますが、ゼルビアの守りも粘り強く最後は川口のファールに。
42分には、フロンターレ、川口の縦パスに、田中幹大がエリア前に。リターンを受けた川口は、正面でミドルシュートを打ちますが、枠外に。
さらに右サイドで高畠や大瀧、川口がかかわりあいながら回していくフロンターレ。44分には、間で受けた大瀧のパスに、大関がエリア正面へ。シュートを打つもゼルビアはブロック。
アディショナルタイムに入り、ゼルビアも、16が40とのパス交換から、左サイドで折り返しますが、フロンターレはクリア。1本目は0-0でタイムアップとなります。
2本目、フロンターレは、GK1青山海、最終ラインは右から2高畠捷、24吹田航晟、5田鎖勇作、6田中慶汰、ボランチは18大関友翔、30由井航太、右MF23川口達也、左MF32岡野一恭平、前線には17浅岡飛夢、9田中幹大。
立ち上がりから、岡野一が左サイドを仕掛け、田中慶汰や由井とかかわりあいながらボールを動かしていくフロンターレ。2分にはエリア外正面で田中幹大がファールを受け、フリーキックに。
キッカーの川口が直接放ったシュートは枠をとらえますが、GK41がセーブ。右コーナーキックとなり、川口がボールを入れると、セカンドボールを田中慶汰が拾い、ふたたび右へ展開。川口がサイドを変え、ボールは左サイド、岡野一へ。
エリア左へ切れ込んだ岡野一はシュートを打ちますが、GK41がセーブしていきます。
ゼルビアもうまく間にボールを入れながら、回していき、10分には、右サイドから斜めにボールを入れ、エリア左、42がシュートを打つと、青山は反応するも、ボールはゴールのなかへ。0-1。先制のゴールは、ゼルビアへ。
直後にはフロンターレ、川口の右クロスを、岡野一が折り返し、エリア内へ田中幹大が迫りますが、GK41がセーブ。
さらに浅岡がボールをおさめ、左に展開。岡野一が仕掛け、エリア外左でファールがあり、フリーキックに。キッカーの吹田は右足でエリア内へボールを入れていきますが、ゼルビアはクリア。
17分には今度はゼルビア。40のスルーパスに、35がエリア右へ飛び出しますが、青山が外に出てクリア。
フロンターレはさらに由井のパスに、高畠が右サイドの高い位置へ仕掛けるなど、相手陣内でプレーを重ねていきます。
21分には、由井の縦パスを浅岡がおさめ、左へ展開。岡野一がエリア左へ仕掛け、切り返しますが、ゼルビアはブロック。
23分には左からの折り返しに、正面へ川口が抜け出し、シュートを打ちますが、GK41がセーブ。
25分にはゼルビア、35がエリア外右へ仕掛け、フロンターレにファールがあり、フリーキックに。5が左足で直接狙いますが、青山がセーブ。
フロンターレは、さらに大関や川口、由井がボールに多く触れて前に。高い位置で浅岡がボールをカットし、大関もエリア正面へ顔を出すなどしていきますが、ゼルビアも最後のところでしのいでいきます。
飲水タイムをはさんで、フロンターレはGKが青山から21菊池悠斗、左SBが田中慶汰から26溝田大和、ボランチは大関から11小野寺瑠、右MFは川口から8秋葉拡人に。
29分には、左サイドに抜け出した由井のクロスに、田中幹大が頭で合わせますが、左へ。
フロンターレは由井や岡野一、溝田が左サイドでパスを回し、組み立てを図り、31分には小野寺のスルーパスに、溝田がエリア外左に抜け出すと、ゼルビアにファールがあり、フリーキックに。キッカーの秋葉が右足でボールを入れ、セカンドボールを拾い、右クロスを入れると、田中幹大が切れ込んでシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
一方のゼルビアも、35分には右サイドからの攻めに。42の右クロスに、9が頭で合わせますが、上にそれていきます。
フロンターレは直後には、高畠から秋葉とつながり、秋葉のパスに、田中幹大がエリア右へ。しかし、ゼルビアはクリア。
さらに両サイドを高くして、攻めていくフロンターレ。37分には岡野一が左サイドを仕掛け、クロス。こぼれ球に反応した浅岡が、シュートを打ちますが、代わって入ったGK21がセーブ。
フロンターレは、田中幹大に代わり34岡崎寅太郎。
小野寺のスルーパスに、高畠が高い位置へ抜け出し、折り返すなど、エリア前での時間をつくっていくと、41分には、エリア右、こぼれ球に詰めた由井が、倒れ込みながらも押し込み、1-1。ついに追いつきます。
出足の良く高畠がボールをカットし、浅岡もプレスバックからフロンターレボールのスローインへつなげるなど、いい距離間でプレーを重ねていくフロンターレ。田鎖のサイドチェンジを右サイドで高畠がおさめ、そのパスに由井がエリア右へ抜け出すなど、ゴールをおびやかすプレーを重ねていきます。
45分には、エリア右で岡崎が粘り、由井のパスに、正面へ走り込んだ浅岡がシュートを打つと、これが決まり、2-1。
さらに46分には、由井から高畠と右サイドでつながり、エリア右、秋葉が抜け出し、シュートを打ちますが、右に。2本目は最後の10分でフロンターレが逆転し、2-1でタイムアップとなります。
3本目、フロンターレはGK21菊池悠斗、最終ラインは右から36江原叡志、22信澤孝亮、17浅岡飛夢、26溝田大和、ボランチは11小野寺瑠、14大瀧螢、右MF8秋葉拡人、左MF32岡野一恭平、前線には34岡崎寅太郎、13久保田大吉。
立ち上がりはフロンターレ、左サイド、岡野一が仕掛け、折り返しに岡崎がエリア内へ進入しますが、ゼルビアはブロック。
フロンターレは、さらに浅岡や信澤、中央で小野寺がボールに触れながら、攻撃の機会をうかがいに。久保田もプレスバックで献身的にプレーを重ね、前線から最終ラインへポジションを変えた浅岡が、正確なサイドチェンジを送るなど、うまく間を突きながら攻めの機会をさぐっていきます。
ゼルビアも中盤でボールをうばったところから、2列目の8につなげていきますが、フロンターレは、大瀧がうまい位置取りで、カット。そこから岡野一、小野寺とつなげ、小野寺が、エリア右へ抜け出そうとする秋葉を狙いスルーパスを送るなど、切り替えよくプレーを重ねていきます。
11分には、小野寺のクロスを久保田が折り返し、岡崎が頭で合わせますが、枠はとらえられず。さらにエリア内へ、岡崎が抜け出し、こぼれ球を拾った大瀧がシュートを打ちますが、上に。
12分には、左サイド、開いた岡崎のパスに、秋葉が正面へ抜け出しそうになりますが、シュートにはつながらず。
さらに13分には浅岡のサイドチェンジを、左サイドでおさめた岡野一が仕掛け、切れ込んでシュートを打ちますが、ゼルビアはブロック。
15分には浅岡から岡野一と左サイドからの攻めに。岡野一のパスに、小野寺がエリア左へ抜け出しますが、ゼルビアの守りに阻まれ、シュートは打てず。
一方のゼルビアも17分には、35がエリア右へ抜け出しますが、フロンターレも体を張り、ブロック。ボールは菊池がセーブしていきます。
大瀧や小野寺がボールに多く触れ、溝田が左サイドでセカンドボールを拾うなどして、流れを引き寄せていくフロンターレ。
24分、浅岡から小野寺とつないで、小野寺のスルーパスに、秋葉がエリア右へ。シュートを打つとこれが決まり、1-0。3本目はフロンターレが先手をとります。
フロンターレはここで岡野一に代わり7入江流星、岡崎に代わり25五木田季晋。
25分には、浅岡のフィードをおさめた秋葉が、エリア右へ切れ込んでシュートを打ちますが、GK21がセーブ。
フロンターレは、さらに大瀧のパスを右サイドで受けた秋葉が中央へ運び、左サイドの入江につなげるなど、ピッチの幅を使いながらプレーを重ねていき、ボールがゼルビアにあるときには、五木田や久保田らが連動してプレス。セカンドボールを、中盤でしっかり回収して、攻撃につなげていきます。
30分には、入江から中央の小野寺、小野寺のスルーパスに溝田が左サイドの高い位置へ。そのクロスに久保田が頭で合わせますが、左へ。
ゼルビアも直後には、エリア前、間で11が受け、起点になりそうになりますが、溝田がカバー。しっかり小野寺につなげ、攻めに転じていきます。
33分には、秋葉が前に運び、中央の小野寺へ。小野寺のスルーパスに、久保田がエリア左へ抜け出しそうになりますが、GK21がセーブ。
さらに五木田のプレスバックと、江原の粘り強い守りから右サイドでスローインを得るなどしていくフロンターレ。溝田が左サイドから中央へ斜めに持ち上がるなど、変化をつけながら、前に出ていきます。
38分には、ゼルビアも右サイドの高い位置から仕掛けていきますが、小野寺が体を張り、ブロック。右コーナーキックとなり、ショートコーナーを選択したゼルビアは、6がエリア正面へ。シュートを打とうとしますが、フロンターレはブロック。
39分には、さらにエリア右を突くパスに39が抜け出しそうになりますが、菊池がエリア外に出てクリア。
浅岡の左サイドを突くパスに、入江が抜け出しそうになったり、大瀧が前に運んで、エリア内へ動き出す五木田へのパスを狙ったりしながら、ゴールを目指していくフロンターレ。
41分、入江が左サイドを仕掛け、折り返すとニアで久保田が合わせ、2-0。フロンターレは突き放します。
さらに浅岡の縦パスを受けた大瀧が、左サイドを突くパスを出し、伊入江が抜け出そうとしたり、秋葉の浮き球から、エリア前に抜け出した久保田が、シュートを打ったりするなどフロンターレは攻勢を続けていきます。
信澤や浅岡、溝田や大瀧、入江と多くの選手がボールに触れ、動かしていくと、44分には、大瀧のスルーパスに久保田が正面へ。久保田が左に展開すると、切れ込んだ入江がシュートを打ちますが、GK21がセーブ。
3本目はタイムアップとなり、2-0。フロンターレはこの日の練習試合を、計4-1で終えることになりました。
ゼルビアもボールを握っている時間をしっかりつくり、力をつけていることも感じさせられたなかで、最後にはゴールをものにし、勝ち切ることができたフロンターレ。けがなどもあり試合から離れていた選手も結果を残し、シーズンの終盤に向けて、楽しみが増していくような試合になったと思います。
1本目 0-0
フロンターレのメンバー:1青山海、2高畠捷、24吹田航晟、5田鎖勇作、6田中慶汰、18大関友翔、30由井航太、23川口達也、7入江流星、14大瀧螢、9田中幹大
2本目 2-1
得点:由井航太、浅岡飛夢
フロンターレのメンバー:1青山海、2高畠捷、24吹田航晟、5田鎖勇作、6田中慶汰、18大関友翔、30由井航太、23川口達也、32岡野一恭平、17浅岡飛夢、9田中幹大
交代:青山→21菊池悠斗 田中慶汰→26溝田大和 大関→11小野寺瑠 川口→8秋葉拡人 田中幹大→34岡崎寅太郎
3本目 2-0
得点:秋葉拡人、久保田大吉
フロンターレのメンバー:21菊池悠斗、36江原叡志、22信澤孝亮、17浅岡飛夢、26溝田大和、14大瀧螢、11小野寺瑠、8秋葉拡人、32岡野一恭平、34岡崎寅太郎、13久保田大吉
交代:岡野一→7入江流星 岡崎→25五木田季晋
(文中敬称略)
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