10月15日の、等々力第一サッカー場。川崎フロンターレU-12がプルチーニFCとの決勝を制したハンガリー大使館杯U-11川崎市秋季サッカー大会のあとは、フロンターレU-10がチャレンジリーグ、エクセレントフィートFC戦に臨みました。
この記事は、フロンターレに取材をお願いし、書かせていただきました。
【川崎フロンターレU-10 チャレンジリーグ vs エクセレントフィートFC】
10月15日(土) 午後0時20分キックオフ 等々力第一サッカー場 8人制 20分ハーフ くもりのち晴れ
フロンターレの先発は、GK32森際陸、最終ラインは右から15下地勇人、31千葉朝陽、4藤田日向輝、中央に30小滝悠仁、右に8川埜蒼真、左に9岩田陸叶、前線には13新堀葵。
ハンガリー大使館杯の際に弱い雨を降らせた雲は去り、次第に青空が顔を見せていく等々力第一サッカー場。両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレは、後ろからしっかりつなげていき、1分には森際から中央の小滝、小滝から左に流れた新堀葵とつながり、新堀葵は正面への仕掛け。
シュートはGK1がセーブするも、意欲的にゴールを狙う姿勢を見せていきます。
フロンターレはさらに、千葉から下地、下地から小滝、小滝から間で新堀葵が受け、そのパスに正面へ岩田陸叶が動き出し、選手それぞれがかかわりあいながら、前へ。
エクセレントフィートは、ラインを高め、前から奪いにいく姿勢を見せ、3分には、33がカット、18とのパス交換からエリア正面へ抜け出しますが、下地がカバー。
右コーナーキックとなりますが、これをしのいだフロンターレは、新堀葵が右サイドを仕掛け、攻めに転じていきます。
5分には、右サイドのスローインを岩田陸叶がおさめ、新堀葵を経由し、右の川埜へ。
川埜は折り返しますが、シュートは打つことはできず、
すると直後には、エクセレントフィート、エリア左に抜け出したのは8。シュートが決まり、0-1。先制点はエクセレントフィートへ。
さらにエクセレントフィートがボールをうまく間に差し入れ、間を縫うようにして前に持ち出す場面をつくり、7分には、中央の33のパスに、18がエリア内へ。
しかし、森際がセーブ。
追い掛けるフロンターレは、左サイドを岩田陸叶が仕掛け、そのリターンを受けた藤田のパスを、間で新堀葵が受けるなどし、自分たちで動かす時間をつくっていきます。
奪われても、岩田陸叶や、新堀葵が守備に戻り、コンパクトに、対峙していきます。
9分には、ふたたびエクセレントフィート、左サイドを33が仕掛け、そのパスに、18が正面へ。シュートはポストに。
これをしのいだフロンターレは、左サイド、新堀葵が抜け出し、一気に前に。しかし、最後はエクセレントフィートの守りに遭い、シュートまではいけず。
それでも、守備から攻撃へのつながりを持って、プレーしていきます。
11分には、再びエクセレントフィート、中央からのパスが左に通り、18が抜け出しますが、下地がカバー。
直後にはフロンターレ、新堀葵がファールを受け、リスタートから岩田陸叶がエリア左へ。しかし、エクセレントフィートの守りも粘り強く、シュートには至らず。
12分には、さらにフロンターレ、下がり目で新堀葵がおさめ、左サイド、岩田陸叶へ。岩田陸叶は、エリア左へ仕掛け、角度のないところからシュートを打ちますが、右に。
高い位置で新堀葵や岩田陸叶がボールをキープ。起点をつくっていくフロンターレ。
13分には、川埜のスルーパスに、新堀葵がエリア左へ抜け出しますが、オフサイド。
14分には、エクセレントフィート、左サイドからの攻めに。しかし、新堀葵がカバー、千葉から藤田とつながり、藤田のパスに、岩田陸叶が左サイドの高い位置へ。
岩田陸叶が仕掛けて、左コーナーキックに。
このコーナーキック、川埜が左足でボールを入れると、千葉が押し込み、1-1。フロンターレが追いつきます。
16分には、さらにフロンターレ、千葉が左サイドに巧みに展開。藤田につながり、藤田のスルーパスに、新堀葵がエリア左へ。
シュートを打つと、これが決まり、2-1。2分足らずで、フロンターレが逆転します。
直後には、左サイドを岩田陸叶が突破。そのままエリア左へ。折り返すもシュートには至らず。
フロンターレは、さらに高い位置で新堀葵がうまく体を入れ、マイボールに。岩田陸叶が中に寄って、ボールをおさめ、右サイド、川埜につなげるなど、うまくかかわっていきます。
18分には、川埜から右に展開、岩田陸叶がクロスを入れるも、GK1がセーブ。
エクセレントフィートも、左サイドで33がボールをカット、斜めに仕掛けていきますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強く対応し、しのいでいきます。
20分には下がり目で新堀葵が受け、中央を持ち上がり、右に展開。下地が折り返すと、エリア左、岩田陸叶がシュート。しかし、GK1がセーブ。
前半は2-1でタイムアップとなります。
そのままのメンバーで始まった後半、フロンターレは、右サイド、川埜が左サイドを突くパス、岩田陸叶が動き出すも、エクセレントフィートはカット。
そこから右サイドへ持ち込んでいきますが、藤田が前に行かせない好守。ボールを奪い返したフロンターレは、岩田陸叶のパスに、新堀葵がエリア内へ抜け出しますが
、オフサイド。
エクセレントフィートも、うまく間を突き、縫うようにして、前に出る場面をつくっていきますが、下地がうまく寄せて、前には行かせず。
3分には、左サイド、下がり目の藤田のスルーパスに、新堀が高い位置へ抜け出し、切り返した新堀葵のパスに、岩田陸叶が正面へ。そのパスに、エリア右へ川埜が抜け出しシュートを打ちますが、上に。
ゴールとはなりませんでしたが、流れるように、いい連係を見せていきます。
エクセレントフィートは、5分、中央の浮き球に、33が正面へ動き出しますが、森際がセーブ。
攻めに転じたフロンターレ、直後には、下地が右サイドの高い位置へ。ミドルシュートっを打つと、ボールはポストに。
こぼれ球を拾い、川埜がクロスを上げると、岩田陸叶が飛び込みますが、GK1がセーブ。
一方のエクセレントフィートは、直後には、中央で15がボールをカット。そのスルーパスに、33がエリア内へ。
しかし、森際がセーブ。
さらに右サイドからクロスを入れていきますが、エリア内で川埜がカバー。
エクセレントフィートの攻勢が続きますが、フロンターレは藤田がカット、受けた新堀葵が左サイドを仕掛け、エリア外左へ。
ここでエクセレントフィートにファールがあり、フリーキックとなります。
キッカー、新堀葵が右足でボールを入れると、こぼれ球を押し込んだのは藤田。3-1。フロンターレが突き放します。
エクセレントフィートの右サイドからの攻めをしのぎ、千葉が右サイドの高い位置へ、新堀葵を走らせ、攻撃へ転じようとしていくフロンターレ。
エクセレントフィートも、うまく中央で8が持ち上がり、縦にパスを入れようとしていきますが、藤田がカット。
さらに高い位置でボールを奪った8がまたもエリア内へ持ち込もうとしていきますが、下地がカット。
持ち上がった下地は、エリア内へ動きだす新堀を狙い、スルーパス。エクセレントフィートの守備が阻んだものの、チャンスになりそうな場面をつくっていきます。
11分には、新堀葵が中央を仕掛け、左に展開。藤田が下り消すも、シュートにはつながらず。
すると12分、エクセレントフィートは、立て続けにシュート。フロンターレは森際がセーブ、さらに藤田も体を張り、よくブロックしたものの、こぼれ球を33が押し込んで、3-2。
1点差となります。
フロンターレは、ここで川埜に代わり10渡邉一輝、下地に代わり5岩田東偉道。
フロンターレは、13分には、渡邉が巧みにボールをキープ。そのパスに、岩田陸叶がエリア左へ仕掛けていき、シュート。しかし、ポストに。
一方のエクセレントフィートは、中盤でボールをカット、右に仕掛けていきますが、藤田が奪い返し、そのまま縦に。右サイド、渡邉につなげようとしますが、それはならず。
それでも、守備から攻めへ、つながるようなプレーで、打開を試みます。
15分には、右サイド、小滝が流れ、そのリターンを受けた岩田東偉道、エリア外右でミドルシュートを打ちますが、GK1がセーブ。
フロンターレは、さらに交代、新堀葵に代わり、14佐藤雄吾。佐藤が左、岩田陸叶が前線へ。
16分には、エクセレントフィート、15が抜け出し、エリア右へ。しかし、ここでも千葉がよくカバー。
そこから藤田につなげたフロンターレ。中央の小滝がキープ、右に展開、つながりをもって、局面を変えに。
17分には、さらにエクセレントフィート、12から右の15につながり、15は右クロス。
左に流れたボールを、8が拾い、エリア左への仕掛け。フロンターレがブロックし、左コーナーキックに。
13がボールを入れると、15が合わせますが、森際がセーブ。
またも左コーナーキックとなり、13がニアに入れると、2が合わせますが、クリア。
フロンターレも、小滝のパスに、佐藤が左サイドを仕掛け、相手陣内で時間をつくると、20分には小滝のパスに、岩田陸叶が正面へ。
これはGK1に阻まれたものの、試合はタイムアップ。3-2。
互いに良さを出し合った好ゲームのなかで、決定機を見逃さず、得点を奪ったフロンターレ。見事に試合を制しました。
前半2-1 後半1-1 計3-2
フロンターレの得点:千葉朝陽、新堀葵、藤田日向輝
フロンターレのメンバー:32森際陸 15下地勇人 31千葉朝陽 4藤田日向輝 30小滝悠仁 8川埜葵 9岩田陸叶 13新堀葵
交代:川埜→10渡邉一輝 下地→5岩田東偉道 新堀→14佐藤雄吾
(文中敬称略)
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