6月25日の等々力補助競技場。
かわしん杯ジュニアサッカー大会の3回戦、川中島SC戦を8-0で勝利した川崎フロンターレU-12(3、4年)は、バオムFC川崎との準々決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU-12(3、4年) かわしん杯ジュニアサッカー大会準々決勝 vs バオムFC川崎】
6月25日(日) 午後0時45分キックオフ 等々力補助競技場 晴れ 8人制 15分ハーフ
フロンターレの先発は、GK1藤木乃以、最終ラインは右から6戸部心暖、2下地勇人、5岡西春樹、中盤に10新堀葵、右に14芳賀廣人、左に13田中真祐斗、前線には9桑原大河。
FPの藤木がGKに入りました。
3回戦に続いて、真夏のような、汗ばむような陽気の等々力補助競技場。それでも、多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレは左サイド、田中が仕掛けて折り返し。バオムの守りが阻むも、ボールを拾った新堀葵が中央を持ち出し、右へ展開。
ボールは芳賀につながり、芳賀はカットインからシュート。バオムの体を張った守りが阻み、さらに正面で桑原がシュート。しかし、バオムのGK30がセーブ。
直後にはさらにフロンターレ、縦パスに桑原がエリア右へ。桑原のシュートは枠をとらえますが、ここでもバオムのGK30がセーブ。
フロンターレは下地がうまく前に持ち出すなどし、空いた陣内で時間をつくると、3分には田中が縦に仕掛け、左コーナーキックに。
左コーナーキック、こぼれ球を桑原がエリア内でキープ。桑原から受けた田中が正面やや右でシュートを打つと、ボールはポストに。
ゴールとはなりませんでしたが、フロンターレが次々にチャンスをつくっていきます。
4分には、戸部が縦に持ち上がり、正面の新堀葵へ。新堀葵から左サイド、田中につながると、田中は正面やや右へ持ち込んで、シュート。しかし、右に。
バオムも、しっかりラインをそろえ、ブロックを組んでフロンターレに対峙。
しかし、フロンターレは、自陣でうまく下地がキープ。下地の縦パスを、下がり目に下りた桑原が受け、右サイド、受けた芳賀がドリブルで仕掛けるなどし、ゴールを目指していきます。
6分には、新堀葵が正面から正面やや左へ持ち出し、折り返し。セカンドボールを拾った岡西がミドルシュート。しかし、GK30がセーブ。
直後には新堀葵から左サイド、田中へ。田中はカットインからシュート。しかし、右に。
7分には下地が中央を持ち上がり、再びボールは左サイド、田中へ。ここでも切れ込んだ田中は、シュートを打ちますが、バオムの体を張った守りが阻んでいきます。
8分には新堀葵、岡西と自陣でつながり、岡西のパスに、芳賀が右サイド、高い位置へ。芳賀のシュートのこぼれ球を、高い位置で拾った戸部が折り返すと、正面で新堀葵がシュートを打つもボールはバーへ。
しかし、9分、スローインの流れから、エリア外正面やや左で田中がシュートを打つとこれが決まり、1-0。フロンターレが先制します。
スローインの流れから高い位置で田中がキープ。受けた新堀のパスに、正面やや右へ下地が抜け出すなど、ゴールへ迫っていくフロンターレ。
11分には左コーナーキックを得ると、ショートコーナーから新堀葵がエリア左へ持ち込み、シュート。しかし、右に。
12分には、左サイド、下がり目で田中がカット。戸部につながり、戸部のスルーパスに、新堀葵がエリア右へ。ここでもバオムの体を張った守りが阻みましたが、フロンターレがチャンスをつくっていきます。
飲水タイムをはさんで、新堀葵や芳賀が右サイドでつながり、戸部も芳賀を追い越す動きを入れ、人をかけて前に出ていくフロンターレ。
14分には、正面で受けた芳賀のパスに、桑原が正面やや右へ。桑原はシュートを打ちますが、枠はとられらえず。
しかし、15分フロンターレは、中央で新堀葵が下地とのパス交換からエリア外正面へ。シュートを打つとこれが決まり、2-0。
フロンターレが引き離したところで、前半はタイムアップとなります。
後半、フロンターレは、GK1藤木乃以、最終ラインは右から6戸部心暖、2下地勇人、5岡西春樹、中盤は10新堀葵、右に7佐藤雄吾、左に13田中真祐斗、前線は11久保田創大。
立ち上がりには、田中がドリブルで中央を仕掛け、運んでいくと、エリア外正面でミドルシュート。これはバオムがブロック。左コーナーキックに。
左コーナーキック、新堀葵が右足でボールを入れると、ニアで久保田が合わせますが、枠はとらえられず。
バオムがエリア前に入れてくる浮き球に対して、しっかり対応していくフロンターレ。
すると、2分、フロンターレ生田は自陣から佐藤が一気にエリア内へ。すると、バオムにファールがあり、PKを得ます。
キッカーは佐藤。これをゴール左へ決めて、3-0。フロンターレが追加点を挙げます。
藤木に下地らがかかわり、下がり目の新堀葵が左サイドへうまく展開。受けた田中が縦への仕掛けを見せ、相手陣内でプレーする時間をつくっていくフロンターレ。
4分には、正面で新堀葵、下地とパスを交換。下地のパスに、新堀葵がエリア左へ。シュートを打つも左に。
さらにフロンターレは浮き球を田中が競り、おさめてエリア左へ仕掛ける場面をつくるなど、ゴールに迫っていきます。
5分には、戸部に代わり8成瀬文哉が入り、最終ラインの左。岡西が最終ラインの中央、下地が右へ。
7分には、バオムがエリア前に迫ったところ、しのいで、成瀬が一気に高い位置へ。ここはシュートにまでは行けませんでしたが、守備から攻撃へ、ここでも切り替えの良さを見せていきます。
GKの藤木もエリア外に出て、時には組み立てに加わり、うまく間にパスを通していくフロンターレ。
すると7分、フロンターレは岡西が持ち上がり、エリア右、佐藤へ。佐藤がボールを浮かせながら、うまくゴールの前に折り返すと、田中が押し込み、4-0。フロンターレが突き放します。
飲水タイムをはさんで、フロンターレは、田中に代わり15長野優斗。岡西に代わり3大野隆ノ介。最終ラインは右から成瀬、下地、大野に。
11分には、下地がカット。右へ展開すると、正面やや右で受けた新堀葵がシュート。これがゴール左へ決まり、5-0。さらにフロンターレが突き放します。
12分には、バオムも、エリア外正面へ9が抜け出しますが、大野が粘り強く寄せていき、シュートは藤木がセーブ。
攻めに転じたフロンターレ。ボールはエリア外左、長野へ。長野はミドルシュート。こぼれ球に、佐藤が詰め、バオムの守りが阻んで、右コーナーキックに。
フロンターレはショートコーナーを選択。新堀葵から受けた佐藤がエリア外正面へ持ち込んで、ミドルシュート。ボールは左へ。
バオムも、右サイド、高い位置へ持ち込んでいきますが、フロンターレは、成瀬や長野が挟みこむようにして対応。
さらに藤木もエリア外に出てカバー。成瀬につながるようにして対応し、攻撃へつなげていきます。
14分には、下地から右の長野へ。長野は縦に持ち運び、正面の久保田へパス。久保田はシュートを打ちますが、左に。
バオムも、エリア前に7が抜け出す場面をつくりますが、下地がカバー。
試合はタイムアップとなり、5-0。
フロンターレの準決勝進出が決まりました。
前半2-0 後半3-0 計5-0
得点:田中真祐斗2、新堀葵2、佐藤雄吾=PK
フロンターレの先発:1藤木乃以 6戸部心暖 2下地勇人 5岡西春樹 10新堀葵 14芳賀廣人 13田中真祐斗 9桑原大河
交代:芳賀→7佐藤雄吾 桑原→11久保田創大 戸部→8成瀬文哉 岡西→3大野隆ノ介 田中→15長野優斗
かわしん杯の準決勝、3位決定戦、決勝は7月9日、等々力陸上競技場で行われます。
準決勝はフロンターレ vs 中野島FCW (午前10時半キックオフ)、ウィングスWvs 中野島FCB(午前11時半)という顔合わせ。
どのような試合となるのか、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
成瀬文哉選手
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