5月20日、古市場サッカー場で行われたかわしん杯ジュニアサッカー大会の予選リーグ。
ミキFCに7-0で勝利した川崎フロンターレU-12の3年生と4年生は、予選リーグの最終戦、菅FC戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-12(3年・4年) かわしん杯予選リーグ vs 菅FC】
5月20日(土) 午後1時37分キックオフ 古市場サッカー場 くもり 8人制 15分ハーフ
フロンターレの先発は、GK1藤木乃以、最終ラインは右から6戸部心暖、5岡西春樹、3大野隆ノ介、中盤は10新堀葵、右に7佐藤雄吾、左に13田中真祐斗、前線には8成瀬文哉。
予選リーグ、ミキFC戦の時と比べ、雲間から青空も顔を出し、やや蒸し暑さを感じる古市場サッカー場。
ピッチ脇から多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、中央を新堀葵が持ち上がり、前に出ていこうとするフロンターレ。それに対して、菅FCはキャプテンの11がうまく寄せ、カット。そこから左に展開していこうとしていきますが、フロンターレは岡西がカット。
持ち上がった岡西の縦パスに、正面へ田中が抜け出しそうになりますが、オフサイド。それでも、切り替え良く、守備から攻撃へつなげようとし、チャンスをつくっていきます。
フロンターレは、田中が左サイドから斜めに仕掛け、右サイドへ。それに対して、菅FCはコンパクトに。9がカットし、縦に仕掛けていこうとしますが、岡西が対応。
さらに左サイドに展開し、ふたたび9が高い位置へ抜け出していきますが、戸部がすばやくカバー。前に行かせずにプレーしていきます。
すると3分、フロンターレは右サイドでのスローインの流れから、新堀葵がエリア外正面やや右へ。新堀葵がクロスを上げると、エリア内左、田中がヘディングシュート。
ゴールへ決まり、1-0。フロンターレが先制します。
フロンターレはさらに、最終ラインから大野が攻撃参加し、エリア左へ。相手に渡ったところ、左サイド下がり目をカバーした新堀葵が、左サイドから中央へ持ち込むなど、菅FC陣内でプレーしていきます。
5分には、左サイドでのスローインの流れから新堀葵がエリア左へ。菅FCの守備に遭い、左コーナーキックに。
新堀葵が右足でボールを入れると、左サイドへ流れたボールを佐藤が拾い、エリア内へ向かっての仕掛け。クロスを入れるも、菅FCはクリア。
セカンドボールを拾った佐藤は、エリア右へ、ドリブルで持ち込んでいきますが、ここでも菅FCが粘り強く守り、右コーナーキックに。
新堀葵がボールを入れるも、菅FCはクリア。
フロンターレの左サイドでのスローインとなり、その流れから田中がエリア外正面やや左へ。ここで菅FCにファールがあり、フロンターレはフリーキックを得ます。
キッカーは田中。右足で直接シュートを打つと、GK12は反応するも、ゴールへ決まり、2-0。
フロンターレが突き放します。
フロンターレは、下がり目で受けた佐藤がキープ。それを戸部が追い越す動きを見せるなど、人をかけ、前に出ていき、エリア外右で受けた新堀葵がミドルシュートを打つなどしていきます。
8分には、エリア外正面で新堀葵がミドルシュート。GK12がセーブしたところ、こぼれ球に詰めた成瀬が粘り、シュートを打つと、ゴールへ決まり、3-0。
9分には、右サイドに流れて受けた新堀葵が、一気にエリア内へ。しかし、シュートはGK12がセーブ。菅FCも最後のところで好守を見せていきます。
フロンターレは、最終ライン、大野のパスを中央に寄って受けた佐藤が、左サイドに持ち出すなど、流れの中で位置を入れ替えながら、さらに前へ出ていきます。
10分には、左サイドでのスローインの流れから、田中がエリア外左へ。中央へ切れ込んで折り返すと、エリア外正面やや右、新堀葵がシュートを打ちますが、GK12がセーブ。
フロンターレはさらに田中が左サイドから中央へ持ち出し、また、最終ラインの右から戸部が中央へ持ち出し、右へ展開。右の佐藤から、左へ流れた新堀葵へつなげるなど、しっかり、関わり合いながら、エリア近くに迫っていきます。
11分には、フロンターレのコーナーキックをしのいだ菅FCが右サイドに展開していきますが、岡西がカット。そこから戸部が中央を持ち上がり、エリア正面へ。
最後はGK12が阻んだものの、守備から攻撃へ、チャンスをつくっていきます。
成瀬が高い位置でうまくボールをキープ。右サイドで受けた佐藤がエリア内へ向かって仕掛け、菅FCの守備が阻んでも、下がり目で新堀葵がすぐさま奪い返し、ボールを自分たちで動かしていくフロンターレ。
14分には、佐藤が右サイドからエリア外正面へ持ち込むと、菅FCにファールがあり、フリーキックに。
キッカーの佐藤は左足で直接狙いましたが、GK12がセーブ。フロンターレは、こぼれ球に詰めるも、最後はGK12がセーブ。
前半は3-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GK1藤木乃以、最終ラインは右から6戸部心暖、5岡西春樹、3大野隆ノ介、中盤に10新堀葵、右に9桑原大河、左に14芳賀廣人、前線には11久保田創大。
3人を入れ替えてのスタートに。
戸部や大野、岡西がかかわり、岡西が前に持ち上がる動きを見せるなどしていくフロンターレ。
2分には、中央で受けた新堀葵が右サイドへ運び、新堀葵のパスに、高い位置へ桑原が飛び出しますが、オフサイド。
菅FCはリスタートから左へ展開していきますが、フロンターレはコンパクトにして対応し、カット。そこから左サイド、高い位置へ芳賀が一気に持ち上がり、エリア外左へ。
芳賀がカットインからミドルシュート。こぼれ球に久保田が詰めると、オウンゴールを誘い、4-0。フロンターレが突き放します。
菅FCもさらに右サイドに展開し、エリア近くで時間をつくっていきますが、フロンターレは大野、岡西が囲い込むようにして、前に行かせず。
ボールを受けた久保田が一気に高い位置へ持ち上がり、右コーナーキックを得ます。
キッカーの新堀はショートコーナーを選択。エリア外左で受けた芳賀は、切れ込んでミドルシュート。エリア内、ボールを久保田がキープし、最後は桑原がシュート。
これが決まり、5-0。多くの選手がかかわり、フロンターレが突き放します。
7分には自陣で、戸部がカット。中央を経由し、正面の久保田へ。久保田のパスに、エリア右、飛び出した戸部に対し、菅FCにファールがあり、フロンターレはPKを得ます。
キッカーは、戸部。シュートを打つとこれが決まり、6-0。
8分には、さらにフロンターレ、最終ラインの右から、戸部が左サイドへ持ち上がり、そのパスに久保田がエリア左へ。菅FCの守備が阻んで、左コーナーキックに。
ふたたびショートコーナーを選択したフロンターレ。新堀葵、芳賀のパス交換からエリア左へ迫ると、最後は正面で大野がシュート。これが決まり、7-0。
直後には菅FC、右サイドから持ち込むと、8が折り返しますが、戸部がエリア中央へしぼってカバー。そこから久保田へつなげるも、菅FCは11がカット。右へ展開し、8が仕掛けていきますが、芳賀が寄せて、前に行かせず。
点差が開いても、下を向かず、前に出てくる菅FCに対し、フロンターレもしっかり守備で対応していきます。
11分には岡西が持ち上がり、中央の新堀葵へ。新堀葵は、左へ展開。受けた芳賀が左クロスを入れると、エリア左、久保田がシュートを打ちますが、右に。
さらに、右サイド、戸部が持ち上がり、縦パスを受けた桑原がエリア右へ仕掛け、シュート。しかし、サイドネットに。
フロンターレはさらに大野が右サイドから中央へ持ち出し、うまく体を入れた新堀葵がキープ。右サイド、高い位置へ上がった戸部が切り返しから中央へ持ち出すなど、うまく連係し、よく仕掛けて、エリア近くに迫っていきます。
12分には、中央、新堀葵のスルーパスに、正面へ戸部が飛び出しますが、オフサイド。
13分には、菅FCの右コーナーキックをしのいで、桑原が高い位置へ運び、後ろに戻すと、大野のパスに、新堀葵がエリア外正面へ。
新堀葵はミドルシュート。しかし、GK12がセーブ。
さらにフロンターレは、左サイドから芳賀が中央へ持ち込み、右に展開。桑原につながりますが、菅FCはカット。
そこから攻めに転じた菅FCは中央の6のパスに、8がエリア外正面へ。8はシュートを打ちますが、藤木がセーブ。
藤木はすばやくリスタート。桑原が一気にエリア右へ。シュートを打ちますが、これは左に。
試合はタイムアップとなり、7-0。フロンターレが勝利。予選リーグを4戦全勝で突破することになりました。
前半3-0 後半4-0 計7-0
得点:田中真祐斗2、成瀬文哉、久保田創大、桑原大河、戸部心暖=PK、大野隆ノ介
フロンターレの先発:1藤木乃以 6戸部心暖 5岡西春樹 3大野隆ノ介 10新堀葵 7佐藤雄吾 13田中真祐斗 8成瀬文哉
交代:佐藤→9桑原大河 田中→14芳賀廣人 成瀬→11久保田創大
川崎そだちとして、かわしん杯の記事を書くのは2020年の3位決定戦以来3年ぶり。そして、古市場サッカー場での試合の記事を書くのは、コロナ禍前の2019年の斎藤旗予選以来となりました。
こうして、また、フロンターレの一員として歩み始めたばかりの選手たちが、同じ年代の川崎市の選手たちと切磋琢磨するところを、書き記すことができることに、大きな喜びを感じました。
決勝トーナメントでの戦いも、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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