11月11日、12日、各地で大学サッカーに試合があり、川崎フロンターレアカデミー出身の選手たちもそれぞれの試合に臨みました。
この記事では、そうした選手たちのことをつづっていきたいと思います。
【関東大学サッカーリーグ1部】
・第21節
関東大学サッカーリーグ1部第21節では、桐蔭横浜大のMF山内日向汰、日本大のDF栗田悠巨、MF田中慶汰、FW五木田季晋、拓殖大のMF田鎖勇作が試合に臨みました。
11月11日(土)
●桐蔭横浜大 vs 東洋大〇
前半1-0 後半0-2 計1-2
◇桐蔭横浜大
MF8 山内日向汰 (4年) フロンターレU-18 先発
東洋大戦に臨んだ桐蔭横浜大。山内はキャプテンとして、先発フル出場しました。
試合は、前半、23分、渡邉啓吾のゴールで桐蔭横浜大が先制。しかし、後半、東洋大は65分に小野寺龍剛のゴールで同点とすると、90+2分鍋島暖歩が決めて、勝ち越し。
1-2。東洋大が勝利しています。
この結果、東洋大が8勝5分け8敗、勝ち点29、得点38、失点36、得失点差+2で全日本大学サッカー選手権の出場圏内の6位に浮上。
前節まで6位だった桐蔭横浜大は、7勝7分け7敗、勝ち点28、得点39、失点33、得失点差+6、7位で最終節に臨むことになりました。
●流通経済大 vs 日本大〇
前半0-2 後半0-1 計0-3
◇日本大
DF4 栗田悠巨 (4年) フロンターレU-18 先発
MF14 田中慶汰 (2年) フロンターレU-18 SUB
FW18 五木田季晋 (1年) フロンターレU-18 先発 2ゴール
流通経済大戦に臨んだ日本大。栗田、五木田は先発。田中慶汰は控えに入りました。
試合は、16分五木田のゴールで日本大が先制。42分、再び五木田がゴールを決めて、0-2。
後半、58分には熊倉弘達が決めて、0-3。日本大が勝利しています。
栗田は先発フル出場。2ゴールの五木田は89分まで出場。以前話を聞いたとき、「シーズン入る前に、最低5得点以上というのを、目標に掲げてシーズンに入った」と語っていた五木田は、リーグ戦のゴール数を5まで伸ばしました。
日本大は9勝7分け6敗、勝ち点34、得点37、失点25、得失点差+12で5位以上が確定。2003年以来20年ぶりの全日本大学サッカー選手権出場が決まりました。
●拓殖大 vs 筑波大〇
前半0-0 後半0-1 計0-1
◇拓殖大
MF6 田鎖勇作 (2年) フロンターレU-18 先発
筑波大戦に臨んだ拓殖大。田鎖は先発フル出場。
試合は、90+7分高山優がゴールを決め、筑波大が勝利しています。
拓殖大は、4勝5分け12敗、勝ち点17、得点22、失点57、得失点差-35、10位。
関東大学サッカーリーグ1部は、12位法政大(勝ち点13)の2部降格が決定。
11位に勝ち点16で、フロンターレU-18出身のFW有田恵人、FW田中幹大がいる中央大。2部3位との1部参入プレーオフに臨む10位が拓殖大。勝ち点17、得失点差-12の国士舘大が9位、という状況で最終節を迎えることになりました。拓殖大はアウェーで東京国際大、国士舘大はホームで東海大、中央大はレモンガススタジアム平塚で流通経済大と対戦します。
また、フロンターレU-18出身の選手同士の顔合わせが見込まれる対戦は、桐蔭横浜大 vs 日本大。県立保土ケ谷公園サッカー場で行われ、フロンターレU-18までの同期同士である山内日向汰、栗田悠巨が最後のリーグ戦に臨みます。
【関東大学サッカーリーグ2部】
・第21節
関東大学サッカーリーグ2部第21節では、産業能率大のFW猪狩祐真、関東学院大のDF佐々木輝大、日本体育大のMF鈴木大登、GK青山海、早稲田大のDF森璃太、DF神橋良汰が試合に臨みました。
11月12日(日)
〇産業能率大 vs 関東学院大●
前半3-1 後半1-0 計4-1
◇産業能率大
FW10 猪狩祐真 (3年) フロンターレU-15→日大藤沢 先発 2ゴール
◇関東学院大
DF22 佐々木輝大 (2年) フロンターレU-15→鹿島学園 SUB
産業能率大 vs 関東学院大。猪狩は先発し86分まで出場。佐々木は控えに入りました。
試合は、11分松森堅誠のゴールで産業能率大が先制。13分には猪狩がゴールを決めて、2-0。30分には佐藤未来也が決めて関東学院大が1点をかえすも、37分押川優希のゴールで3-1。
後半、70分には猪狩がPKを決め、4-1。勝てば1部昇格の決まる関東学院大を下し、産業能率大が勝利しています。
猪狩は今季のゴール数を14までのばし、ランキングのトップに浮上しました。
産業能率大は10勝1分け10敗、勝ち点31、得点38、失点35、得失点差+3、7位。
2部は11位作新学院大(勝ち点4)と12位亜細亜大(勝ち点14)の自動降格が決定。
10位と9位が、3部の3位、4位との2部参入プレーオフに回る規定となっており、勝ち点21の青山学院大は10位が確定。
産業能率大と、MF宮本ディアウ勇守歩(4年)=フロンターレU-18=のいる8位立教大(勝ち点30)、9位順天堂大(勝ち点28)の3チームに、9位で参入プレーオフに回る可能性があります。
産業能率大は最終節、ホームで首位駒澤大と対戦。立教大はホームで5位日本体育大、順天堂大は小出義雄記念陸上競技場で6位早稲田大と対戦します。
関東学院大は12勝3分け6敗、勝ち点39、得点53、失点31、得失点差+22、2位。最終節は、10勝6分け5敗、勝ち点36、得点38、失点22、得失点差+16で3位につける山梨学院大のホームに乗り込んで、1部自動昇格を懸けた直接対決に臨むことになりました。
●作新学院大 vs 日本体育大〇
前半0-5 後半0-2 計0-7
◇日本体育大
MF13 鈴木大登 (3年) フロンターレU-18 途中出場
GK12 青山海 (2年) フロンターレU-18 SUB
作新学院大戦に臨んだ日本体育大。鈴木大登は77分から出場。青山は控えに入りました。
試合は0-7。吉原翔大が4ゴールを決めるなどした日本体育大が勝利しています。
日本体育大は10勝5分け6敗、勝ち点35、得点39、失点29、得失点差+10、5位。3位山梨学院大との勝ち点差は1。1部参入プレーオフ出場の可能性を残して、最終節はアウェーで立教大戦に臨みます。
●亜細亜大 vs 早稲田大〇
前半0-1 後半1-4 計1-5
◇早稲田大
DF2 森璃太 (4年) フロンターレU-18 途中出場 1アシスト
DF27 神橋良汰 (3年) フロンターレU-18 先発
亜細亜大戦に臨んだ早稲田大。神橋は先発フル出場。森は58分から出場しました。
試合は1-5で早稲田大が勝利。アシストランクトップに立つ森は、0-2の67分、コーナーキックから駒沢直哉のゴールをアシスト。アシスト数を11まで伸ばしました。
早稲田大は、9勝7分け5敗、勝ち点34、得点47、失点27、得失点差+20、6位。3位山梨学院大との勝ち点差は2。こちらも1部参入プレーオフの可能性が残っており、最終節はアウェーで順天堂大と対戦します。
【関東大学サッカーリーグ3部】
・第21節
関東大学サッカーリーグ3部第21節では、慶應義塾大のFW茅野優希が出場しました。
11月11日(土)
●共栄大 vs 慶應義塾大〇
前半0-1 後半0-4 計0-5
◇慶應義塾大
FW29 茅野優希 (3年) フロンターレU-15→慶應義塾高 途中出場
共栄大戦に臨んだ慶應義塾大。茅野優希は90+1分から出場しました。
試合は0-5。慶應義塾大が、塩貝健人が2ゴールを決めるなどし、勝利しています。
慶應義塾大は13勝3分け5敗、勝ち点39、得点42、失点21、得失点差+21。3位。
慶應義塾大は5位東京経済大(勝ち点30)との勝ち点差が12のため、4位以上が確定し、このままならば2部参入プレーオフに出場することに。また、2位神奈川大との勝ち点差は1で、自動昇格の可能性も残して、最終節はホームで東京農業大戦に臨むことになりました。
また、MF澤田泰大(4年)=フロンターレU-18、MF内海太瑚(3年)=フロンターレU-18、DF柴崎蒼(3年)=フロンターレU-15→市立橘、MF中村荘太=フロンターレU-15→桐蔭学園=がいる明治学院大は、勝ち点23、得失点差-11、10位。
3部は12位が自動降格で、11位と10位が、関東大学サッカー大会の2位、3位との3部参入プレーオフを戦うという規定。8位東京農業大(勝ち点25)、9位中央学院大(勝ち点24)を追う明治学院大は、最終節ホームで、東京学芸大と対戦します。
【東海学生サッカーリーグ1部上位リーグ】
・第2節(延期分)
延期となっていた東海学生サッカーリーグ1部上位リーグ第2節では、東海学園大のMF常安澪が出場しました。
11月11日(土)
●常葉大 vs 東海学園大〇
前半0-1 後半0-1 計0-2
◇東海学園大
MF13 常安澪 (4年) フロンターレU-18 先発 1ゴール
常葉大戦に臨んだ東海学園大。常安は先発フル出場。
東海学園大は2分村田達哉のゴールで先制すると、88分には常安が決め、0-2。
東海学園大が勝利しています。
東海学園大は、13勝2分け5敗、勝ち点41、得点48、失点24、得失点差+24で4位。
最終戦となる11月18日の第4節(延期分)の相手は、同じく13勝2分け5敗、勝ち点41、得点44、失点18、得失点差+26、3位の静岡産業大。
勝利すれば、全日本大学サッカー選手権大会出場が決まる、という一戦に臨みます。
【関西学生サッカーリーグ1部】
・後期第11節
関西学生サッカーリーグ1部の最終節、後期第11節には、立命館大のMF戸水利紀、MF秋葉拡人が試合に臨みました。
11月11日(土)
〇大阪学院大 vs 立命館大●
前半0-2 後半3-0 計3-2
◇立命館大
MF25 戸水利紀 (3年) フロンターレU-18 先発 1ゴール
MF24 秋葉拡人 (2年) フロンターレU-18 SUB
大阪学院大戦に臨んだ立命館大。戸水は先発フル出場。秋葉は控え。
試合は、8分戸水のゴールで立命館大が先制。45分には北野祐己のゴールで0-2。
しかし、後半、大阪学院大が52分に閑田隼人のゴールで1点をかえすと、69分に再び閑田が決めて2-2。
84分には青木玲のゴールで大阪学院大が勝ち越し。3-2。大阪学院大が勝利しています。
立命館大は、7勝4分け11敗、勝ち点25、得点34、失点49、得失点差-15、10位でリーグ戦を終えました。
リーグ戦通算では、戸水は18試合、1584分に出場し3ゴール2アシスト。秋葉は6試合、549分に出場し1ゴール1アシストを記録しました。
【東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選 東京カップ】
・3回戦
天皇杯の東京予選につながる東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選 東京カップ3回戦には、創価大のDF鈴木康平が出場しました。
11月12日(日)
〇大東文化大 vs 創価大●
前半3-0 後半1-0 計4-0
◇創価大
DF5 鈴木康平 (3年) フロンターレU-15→創価高 先発
大東文化大戦に臨んだ創価大。鈴木康平は先発し、85分まで出場。試合は4-0。大東文化大が勝利しています。
【関東大学サッカー新人戦】
・準決勝
関東大学サッカー新人戦準決勝には、日本大のMF田中慶汰、FW五木田季晋が試合に臨みました。
11月12日(日)
●日本大 vs 明治大〇
前半1-0 後半0-2 計1-2
◇日本大
MF36 田中慶汰 (2年) フロンターレU-18 先発
FW66 五木田季晋 (1年) フロンターレU-18 途中出場
明治大との試合に臨んだ日本大。田中慶汰は先発し82分まで出場。五木田は67分から出場しました。
試合は1-2。明治大が勝利。
日本大は、3位決定戦に回ることになりました。
関東から全日本大学サッカー新人戦へ出場できるのは3チーム。日本大は、全日本大学サッカー選手権に続き、新人戦でも全国大会へ行ける可能性が残っています。
【北信越大学サッカー新人戦】
・予選リーグ
北信越大学サッカー新人戦予選リーグには、金沢星稜大のMF小野寺瑠、新潟経営大のMF入江流星が出場しました。
11月11日(土)
〇松本大 vs 金沢星稜大●
前半1-0 後半2-1 計3-1
◇金沢星稜大
MF8 小野寺瑠 (2年) フロンターレU-18 先発
松本大戦に臨んだ金沢星稜大。小野寺は先発し、後半11分まで出場。試合は松本大が3-1で勝利。
金沢星稜大は敗退が決まり、これが今季最後の公式戦に。北信越大学サッカーリーグ1部は7位で終わり、来季は2部で戦うことが決まりました。
〇新潟経営大 vs 金沢大●
前半0-0 後半2-0 計2-0
◇新潟経営大
MF7 入江流星 (2年) フロンターレU-18 先発 1ゴール
金沢大戦に臨んだ新潟経営大。入江は先発フル出場。試合は2-0で新潟経営大が勝利。入江も90分にチーム2点目となるゴールを決めました。
新潟経営大は予選を首位で終え、準決勝進出が決まりました。
【大学対抗Jr.リーグ戦】
大学対抗Jr.リーグ戦では、慶應義塾大のGK川合我空、明治学院大のMF澤田泰大、MF中村荘太が出場しました。
11月12日(日)
〇慶應義塾大 vs 大東文化大●
前半1-0 後半2-2 計3-2
◇慶應義塾大
GK91 川合我空 (3年) フロンターレU-18 先発
大東文化大戦に臨んだ慶應義塾大。川合は先発し30分まで出場。
試合は3-2。慶應義塾大が勝利しています。
●慶應義塾大 vs 明治学院大〇
前半1-0 後半0-2 計1-2
◇明治学院大
MF24 澤田泰大 (4年) フロンターレU-18 途中出場
慶應義塾大戦に臨んだ明治学院大。澤田は前半35分から出場しました。
試合は1-2。明治学院大が逆転で勝利しています。
〇朝鮮大学校 vs 明治学院大●
前半3-0 後半2-3 計5-3
◇明治学院大
MF66 中村荘太 (1年) フロンターレU-15→桐蔭学園 先発
朝鮮大学校戦に臨んだ明治学院大。中村荘太は先発フル出場。
試合は5-3。朝鮮大学校が勝利しています。
東海学生サッカーリーグは11月18日に最後の試合があり、関東大学サッカーリーグは11月18、19日に最終節が行われます。
フロンターレアカデミー出身の選手たちも、全国大会出場、残留、昇格などさまざまなものが懸かった試合に臨んでいきます。
川崎そだちでは、それぞれのプレーが、チームや自身のこれからにつながっていくことを願っています。
(文中敬称略)
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