「今日、こういった日を楽しみにしながら、リハビリを1年間頑張ってきました」 / DF高畠捷


2021年、プリンスリーグ関東を制し、阪南大学高校とのプレミアリーグプレーオフを制し、悲願のプレミアリーグ昇格を達成した川崎フロンターレU-18。その中で、不動の右SBとして、攻守に欠かせない存在だったのがDF高畠捷。

 

高畠捷選手

フロンターレU-18を卒団後は、拓殖大に進み、1年目のシーズンには関東大学サッカーリーグ2部で11試合に出場し1アシストを記録。12月には、U-20関東大学選抜にも選出され、IBARAKI Next Generation Cupに臨みました。

 

拓殖大の1年目から出場の機会を得て、U-20関東大学選抜にも選出された

 

久しぶりに1部に戻ってきた拓殖大とともに、大きな飛躍が期待されて迎えた2023年。しかし、3月に大きなけがを負い、ピッチから1年間離れることに。

手術と長いリハビリを経て、2024年、拓殖大にとって、初めての公式戦となった東京都サッカートーナメント学生系の部1回戦、中央大戦(●0-1)で先発フル出場。右サイドで攻守に力を尽くすその姿が戻ってきました。

 

公式戦の舞台に戻ってきた高畠捷選手

 

 

筆者自身、そのプレーを見るのは、2022年12月のIBARAKI Next Generation Cup以来。試合後に、話を聞かせてもらいました。

 

 

高畠捷選手

 

-本当にお久しぶりです。去年1年間出ていなくて、大きなけがをしたと聞いたんですけど、それについて聞かせてもらってもいいですか?

去年のこの時期、3月20日に練習試合で前十字靭帯を断裂してしまって。自分自身「1年間出られないな」と思いながら、まだ大学2年生だったので。

まだ大学2年間あるということで、今日、こういった日を楽しみにしながら、リハビリを1年間頑張ってきました。

 

-いつぐらいからボールは蹴られるようになったんですか?

5月に手術して、術後3カ月ぐらいからショートパスで少しずつつくっていったという感じですね。

 

-実際に実戦に復帰したのはどれぐらいからなんですか?

実戦復帰したのは12月あたりに、やればできたんですけど、チーム自体シーズンが終わっていて。無理する場面ではない、ということで。

練習には混ざっていたんですけど、紅白戦とか試合とか練習試合に絡むようになったのは2月になってからですね。

 

-今日はじゃあ久しぶりの公式戦だったと思うんですけど…

そうですね。

 

-どうですか、やってみて?

すごい1年ぶりのこういった緊迫した試合が、楽しみではあったんですけど。自分自身すごい、緊張と、同じ時期にけがをしてしまったので、怖さと、「やれるのかな?」っていうふうな気持ちはあったんですけど、試合やってみたらやっぱり、楽しいし。こういった緊迫した試合をまた、体験できて。すごい自分としてもいい経験になりました。

 

-今日は守備ですごいいいプレーが何度もあったと思うんですけど、それについてはどうですか?

そうですね、やっぱり自分はサイドバックなので。守備でしっかり入って、攻撃では自分の良さであるビルドアップとか、中に顔を出していくとかを今日は意識してやれたので。

良かったかな、と思います。まあ、相手が5バックだったので。ちょっと大外上がれず、自分的には中でプレーして、中でつくっていこうと攻撃面では思っていて。

守備ではやっぱり、ひざの怖さもあるので。予測というのを早めにしながら、アフターでいかないように。そこの予測でしっかりボールを取り切れるように、意識してやりました。

 

-後半ライン上でブロックする場面もあったりして、守備で効いているなって思ったんですけど。

そうですね、後半は逆サイドで崩されて、こっちにクロスが上がってきたりとか、逆サイドでつくられて、展開されてきたりとかそういった場面が多かったので。

チームで守備で耐えるっていうのは、後半とか試合前とかみんなで話していたので。そこは自分としてもしっかり守備でチームを盛り上げていきたい、という気持ちで臨んでいました。

 

-あと少しで開幕ですけど、これから自分自身の目標って何かありますか?

自分自身の目標としては、まずはけがをしない。1年間戦いたいというのは、前提として持っておきたい、というのと、プレー面では、去年かかわれなったぶん、今年はアシストと得点と、守備でチームを盛り上げて、サポーターのみなさんにいいプレーを見せられたら、と思います。

 

-フロンターレのサポーターの人もたぶん気にしていると思うんですけど、サポーターの人にメッセージなどいただけますか?

1年間お待たせして、申し訳ありませんでした。今日、この日を迎えることができたので、これからもっともっとリーグ戦だったり、アミノバイタルだったり、公式戦に出場してサポーターのみなさんに、自分のプレーを見せていきたいと思っていますので、これからもあたたかいご声援、よろしくお願いします。

 

けがと復帰に至るまでの経緯を話してくれた高畠捷。

不安などもあったという復帰戦。しかし、守備で相手の決定機を阻止。また、得点機を演出するなどしたその姿は、ブランクを感じさせないもの。試合後、「やってみたら、やっぱり楽しい」と語るその表情には充実感があふれていました。

1年間、ピッチから離れていたぶんを、取り戻して余りあるくらいの活躍を見せますように。

復活の道へ歩み始めたその先が、どんなものになるのか、とても楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

 

 

 

 

 

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す