「ピッチ内で中心になってコントロールしたりゲームをつくれるような選手に」 / MF田鎖勇作


3月28日、中央大多摩キャンパスサッカー場で行われた、東京都サッカートーナメント学生系の部1回戦で 中央大と対戦した拓殖大。

フロンターレU-18の同期であるDF高畠捷とともに、先発したのがMF田鎖勇作。

試合は0-1中央大が勝者とはなりましたが、ボランチとして、ボールを何度も奪い、そして、エリア内へ顔も出し、決定的なシュートを打つなど、攻守に存在感を見せた試合だった、と思います。

試合後に、話を聞きました。

 

 

拓殖大の田鎖勇作選手

 

田鎖勇作選手



-お疲れさまでした。今日は残念ながら、最後決められてしまって負けてしまいましたけど、まずは試合の感想などを教えてもらってもいいですか?



前半はチームとして、徹底しようということで去年も失点が多かった  (リーグ戦で58失点) ということで、チームとしても前半失点したらきつくなる、ということで、徹底していた部分があって。

そこから徐々に、「前半に関しては、自分たちのサッカーというのは少なからずできていた部分はあったのかなあ」と正直思っていて。

そこで最後の質だったり、決めきるところで決めなくて、前半終わっちゃって。

後半に関しては、もっと自分たちのスタイルとか、「パスでつないでもっと攻撃できたのかな」と正直感じていて。

ロングボールを、FWにでかい選手がいるということで、チームとしてそこはあるよね、という共通認識はできていたんですけど。

やっぱり蹴ってしまって、そこであんまり優位に立てていなかった、ということを試合中に感じて。

ボランチとかがもっとコントロールして、試合を進められたら良かったのかな、と思いました。


-ある程度手ごたえもつかめたような、部分もあったという感じですかね。

そうです。

-目標が1部昇格になると思うんですけど、それに向けて、今後どういったことをチームとしてやりたい、というのはありますか?


チームとしては、去年よりも、ディフェンスラインだったり、ボランチラインだったりは落ち着いてきているので。

あとは自分たちのスタイルを、ボールをつないでいくのがスタイルだと思うので。そこをもうちょい、突き詰めていきながら。

最後はゴールを取れないと勝てないので。

自分も含めて、シュートも練習だったり、周りとの連係だったり、もうちょい練習から意識してやろうと思いましたね。


-じゃあ、もっとつないで崩していくサッカーをやりたい。

そうですね、目標ですね。


-今日の自分自身のプレーに関して手ごたえとか感じますか?

去年よりも落ち着いてできている、っていう感覚はあって。

あとは守備の強度だったり、今日の試合も何度かいい場面を見せられて。得点には至らなかったですけど、前にもかかわってできていた部分はあるので。


あとは去年自分が出ている、ということで、もっとピッチ内で中心になって、コントロールしたり、ゲームをつくれるような選手になっていけたら、と思います。


-今年、自分自身の目標とか、改めて、何かありますか?

個人としては、去年できなかった得点だったり、アシストの数を増やすということと、もっと自分が中心となって、ゲームを引っ張るじゃないですけど。

チームを引っ張って戦っていけるようにしたいな、と思っています。


-また、フロンターレのサポーターにメッセージなどいただけますか?

いつも、あたたかいご声援ありがとうございます。天皇杯は残念でしたけど、1週間後にまたリーグ戦があるので。
また試合に足を運んでいただいて。自分のプレーだったり、拓殖大学のプレーを見て、楽しんでもらいたいと思っています。


昨年はリーグ戦の全22試合に出場。残留を争う厳しい試合が続く中、ピッチに立ち続けた田鎖勇作。

この日見せたプレーには、中心選手として、攻守に引っ張っていこうという気概のようなものが感じられました。

関東大学サッカーリーグの開幕まであと少し。チームの主軸として、昨年の悔しさを晴らし、また1部の舞台に戻ってきますように。

その活躍をとても楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

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