「本戦で1勝することが目標なので、まずは予選突破を目指します!」 / 坂本崇榮(成城大)


5月19日は新習志野駅からすぐのところにある千葉工業大学新習志野キャンパスへ。
第64回関東大学バスケットボール新人戦が開幕し、本戦出場を賭けた予選トーナメントに、U18川崎ブレイブサンダース出身の坂本崇榮(成城大)が出場しました。
成城大は 77- 54 で東京工業大を下し、ブロック準決勝に駒を進めました。

試合後、坂本選手にお話を伺いました。


— お疲れさまでした。今日は試合、どうでしたか?

「お疲れ様でした。タッパのある24番やシュート力がある36番を警戒していました。僕はベンチスタートから4番ポジションで、そういった選手につく作戦があり、ドライブしてきたらスイッチしてうちの88番(白井敬人)がブロックするというのが効きましたね。早い時間に36番にアクシデントがあったのは残念でした」

— なるほど。そういう意図があったんですね

「そこは結構ハマった感じです」

— 来週は予選ブロックの準決勝になりますね

「次の相手はウェルネス(日本ウェルネススポーツ大)なんですけど、選手層も厚くて走ってくるチームという印象があります。走り負けないようにはしたいんですけど、僕らのチームが主軸としてやっている、守ってからの速攻だったりというのを崩さずにやっていきたいです」

— 今日見た感じだと、成城大は大きな選手はいないけれど、ディフェンス中心というチームカラーなんですか?

「そうですね。ディフェンスをやって走って、だめだったらセットオフェンスという感じです。インサイドはガタイのいい選手が多いので、そこから攻めようっていうプランです」

— 多くの選手が強豪校から来てますよね。メンバー表を見てびっくりしました

「そうなんですよ。僕らの代はそういう選手が揃ってラッキーでした。この代が主体となって、チームで上を目指そうというふうになっています」

— 今日は10点以上取りました

「3pt を3本と、フリースローに速攻。安定して決めることができました。ただ、終盤にチームが波に乗って、シュートがいくらでも入って突き放しに掛かっている時間帯に決められなかった」

— のびのびプレーできているように見えました

「はい。今年から外部のコーチが入ってきてくださって、みんな改めて本腰入れて取り組んでいます」

— 大学に入って1年ちょっと経ちましたが、学生生活・部活ともにどうですか?

「11月から2月くらいまでオフがあるので、その時期は海外に行ったり、大学生っぽいことをやっていました。シーズン中は遊べないので(笑) 練習も週5でやっていて。ユースのときは筋トレ(フィジカルトレーニング)の時間とかが結構多かったので、純粋にバスケの練習としてはユースのときより多いかも知れません。
バスケに関して言うと、去年は伸び悩んだ年でした。試合にもあまり絡めず、苦しいシーズンでしたね。プレータイムをもらえないのは自分のせいだということはわかっているんですけど、そこに不満を持ってしまったり、メンタル的に下を向いてしまっていました」

— 成城大を見ていて思ったのは、審判や判定に対して声を上げることがまったくないチームだなと

「心優しい選手が多いんです(笑) 小玉建斗(5番)なんかは、コート上でもベンチでもすごい声を出してくれて、自分たちでどうにかするんだぞと。本当にありがたいです。ゲームキャプテンの石垣倭士(0番)もPGとしてのゲームコントロールで引っ張ってくれて。バランスもいいと思います」

— なるほど。では、今年の目標を教えて下さい

「3部昇格です。僕たちの代は5部からのスタートで、昨年は全勝優勝で今年4部に昇格したので。4部から3部は自動昇格がないので、まずはブロック優勝を目標にしています」

— 川崎ブレイブサンダースアカデミーに所属していて、活きていることはありますか?

「走ることとバスケットIQですね。すごく増えたし、それは今でも活きているなって思います。本当にありがたかったです」

— 逆に違っているところはどんなことですか?

「ユースの練習では個人というよりは、チームでどう勝つか、という感じだったんですけど、今はウォーミングアップのときからハンドリングをやったり、練習でドライブのメニューをやったり、個人のレベルアップをコーチがメニューを作ってやってくれています。非常にありがたいです」

— アカデミーの現役選手に伝えたいことは?

「昨年のU18チャンピオンシップが本当にすごくて。ベスト8ですごい悔しい気持ちだったと思うんですけど、これまでは初戦敗退だったので。180°変えてくれるようなチームで本当にすごかった」

— すごかったですよね。今日は本当にありがとうございました!

「ありがとうございました。(新人戦)本戦で1勝することが目標なので、まずは予選突破を目指します!」


序盤の接戦から中盤に突き放し、見事にブロック準決勝に駒を進めた成城大。その中でもムードメーカー的存在という坂本選手。
プレーで、声がけで、笑顔でいい活躍を見せてくれ、安心しました。次戦は5月25日(土)13:00より、千葉工業大学 新習志野キャンパスにて日本ウェルネススポーツ大との対戦です。
本戦出場を目指して、次の週末の活躍も祈っています!

成城大 – 東京工業大
1q 20-15
2q 22-3
3q 11-14
4q 24-22
Total 77-54

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