5月19日、千葉工業大での成城大vs東工大を観戦後は、市川の千葉商科大へ移動。
こちらも第64回関東大学バスケットボール新人戦、本戦出場を賭けた予選トーナメントに、U18川崎ブレイブサンダース出身の吉井界澄(電気通信大)が出場しました。
電気通信大は 69-89 で芝浦工業大に敗れ、新人戦はここで終了となりました。
試合後、吉井選手にお話を伺いました。
— よろしくお願いします。こうやってかしこまって話すのは初めてですね(笑) さきほど話を聞いた(坂本)崇榮くんも、ちょっと恥ずかしいって言ってました
「そうですね、よろしくお願いします。崇榮、何かかっこいいこと言ってました?(笑)」
— 意外としっかり話してくれました(笑) まずは試合のことを聞かせてください。結果は残念でしたけど、正直に言うと、けっこういい戦いだったなと
「はい。相手が私立(芝浦工業大)で部員も多かったので、最初からやられるかもと思ってましたけど、最初のほうは結構走れてよかったです。2q、3qと進むにつれて、どんどん足が止まってしまって」
— メンバーも少なかったし、きつかったですね。3・4年生が入るとまた違ったチームになるんですか?
「昨年のチームだと、4年生にビッグマンが数人いたんですけど、引退してしまいました。それで今年なんですけど、部員が少なくてスプリングトーナメントにはエントリーができず、1年生が入部して新人戦はなんとかエントリーできた感じです」
— 大学でのバスケはどんな感じですか?
「フィジカルが重要になってくるっていうか、肉弾戦ですね(笑) 高校のときはほとんど足をつったりしなかったんですけど、身体的にしんどいです。チーム事情で4・5番をやることが多いので、ジャンプする機会が増えたっていうのもあります」(プレースタイル的に、吉井選手は2〜4番)
— なるほど。今日も本当はフル出場するつもりだった?
「そうです。最後の最後で両足つってしまいました…」
— 練習はどんな感じですか?
「週3くらいでやっています。中学高校と川崎ブレイブサンダース アカデミーに所属していて、コーチが練習メニューを組んでくれて、それにしっかり取り組んで試合につなげていくっていう感じだったんですけど、電通大は基本的には学生コーチなので、自分たちで考えて練習を組んでいくっていうのが大きな違いですね。アカデミーの頃より自分たちが中心としてやっていかなきゃいけないので、ミーティングで弱点の分析とかをやっています」
— なるほど。アカデミーの後輩たちの活躍は見てますか?
(U18チャンピオンシップ)ベスト8ですよね。びっくりしました。まじかって思いました(笑)
— アカデミーの現役選手たちに伝えたいことなどあれば。
「そうですね… スキルの部分とか、若いカテゴリーでこそ絶対に身につけておいたほうがいい。上のカテゴリーになったら、それをどんどん活かせるように」
— ありがとうございます。話は変わりますが、また背が伸びました? もともとひょろっとしていたのが、U18でのとてつもないフィジカルトレーニングでがっちりした印象に変わったんですけど、背が伸びてまたひょろっとした印象になりました。(高校3年生時点で182cm、現在185cm)
「ちょっと伸びました。U18のときのフィジカルは、だいぶ大きかったですね」
— 今日は負けてしまって、新人戦が終わりました。これからの目標を聞かせてください
「今日は結構得点を取ったんですけど(35得点)、まだまだプレーの精度が荒かったです。3ptとかもっと決められる場面もあったので。そこをもっと高めていけたらいいかなと思います。
チームとしては、今年から初の4部に昇格したので、まずは残留できるように。しっかり戦えるように頑張っていきたいです」
— 4部ということは、(坂本)崇榮くんと一緒ですね。ブロックが同じになれば、対戦の可能性もありますね
「そうですね。もしそうなったら、楽しみです。ブロック内の成績で、後期は上位リーグ・下位リーグに分かれるので、なんとか上位リーグに入れるといいな。頑張ります。ぜひまた観に来てください!」
— もちろん! 最後に、背番号(69)について教えて下さい。吉井くんはずっと1桁番号の印象があったんだけど、これは自分で選んだんですか?
「えーと… うちの部はユニフォームを受け継いでいく伝統があって。いろんな番号が選べたんですけど、大きいサイズの番号が69しかなかったんです。深い意味はありません(笑)
今年は、昨年引退した先輩たちの番号が選べるので、もしかしたらリーグ戦では番号が変わっているかもしれません。楽しみにしていてください」
— はい、リーグ戦も楽しみにしています。今日はありがとうございました
「ありがとうございました!」
試合の出だしで先手を取った電気通信大でしたが、その後は徐々に押しきられての惜敗。
吉井選手は攻撃では3ptに速攻、得意のドライブ、守りでは相手のビッグマンと競り合ってのリバウンドなど、獅子奮迅の活躍でチームを牽引しました。
新人戦は敗退となってしまいましたが、6月から始まる理工系リーグ、そして夏から始まるリーグ戦に向けて力をつけていってくれるはずです。
また一回り大きくなった姿で、次の活躍も期待しています!
電気通信大 – 芝浦工業大
1q 22-18
2q 8-18
3q 20-30
4q 19-23
Total 69-89
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