「心はまだまだ燃えてますし、 ここから上に這い上がっていきたいと強く思っています!」 / DF太田賢吾


さかのぼること11年前の2013年、プリンスリーグ関東2部所属ながら、京都サンガF.C.U-18や、浦和レッズユースといった上のカテゴリーのチームを破り、Jユースカップのベスト4に進出した川崎フロンターレU-18。

同期のDF加藤徹とともに右SBとしてチームを支えたのがDF太田賢吾。

U-18を卒団後は、大阪体育大に進学。阪南大に進んだ同期のMF脇坂泰斗と同様、ポジションをつかみ、関西学生サッカーリーグで活躍。全日本大学サッカー選手権大会や総理大臣杯といった日本一を争う大きな大会でもピッチに立ち続けました。

大学を卒業後は、J3のグルージャ盛岡/ いわてグルージャ盛岡、JFLのヴィアティン三重、FC大阪を経て、現在は北信越フットボール1部のJAPANサッカーカレッジでプレーしています。

 

6月12日豊田スタジアムで行われた天皇杯2回戦、JAPANサッカーカレッジは名古屋グランパスを相手に、1-0で勝利。太田賢吾は左SBとして先発フル出場。“ジャイアントキリング”を演じたチームを支えました。

筆者自身は仕事を終えてからだったため、豊田スタジアムに到着したのは、JAPANサッカーカレッジが51分に上元直樹のゴールで先制した直後。

それでも、パトリックというJ1でも屈指のフィジカルの強さを誇るFWを入れ、ロングボールで打開を図るグランパスに対し、チームメートたちとともに集中した守りで対抗。

80分過ぎに見せたエリア近くへのドリブルでの仕掛けや、ゴール裏で声援を送るサポーターに見せた、かつての中村憲剛さんのような煽り、また、試合終了間際に見せた粘り強いキープには、心をつかまれるものがありました。

 

 

ドリブルで仕掛ける太田賢吾選手

1-0でタイムアップ。JAPANサッカーカレッジが名古屋グランパスに勝利した

 

 

◇後日、そんな太田賢吾にフロンターレのサポーターへのメッセージを寄せてもらいました。

 

僕がフロンターレのユースに所属していたのは、10年前になるのですが、チームを離れた今でもSNSを通じて、メッセージをいただいたりすることがあり、本当に嬉しいです! ありがとうございます!

川崎フロンターレは大好きなクラブです! 毎試合、必ずチェックしています!

次のレノファ山口戦に勝てば、フロンターレと対戦するチャンスも出てくるので、 次に向けて良い準備をして頑張ります!

今、所属しているチームは地域リーグのチームですが、心はまだまだ燃えてますし、 ここから上に這い上がっていきたいと強く思っています!

これからも、太田賢吾を少しでも気にかけていただけたら嬉しいです!

フロンターレファン、サポーターの皆様にプレーを観ていただける機会が増えるように頑張ります!

 

 

筆者自身、太田賢吾のプレーを見るのは。大学での最後の試合となった2017年の 全日本大学サッカー選手権大会2回戦、福岡大戦 以来。

7年の歳月が流れて、サッカー選手として、その火を宿し続けているところを見られたことは、とても幸せなものがありました。

これからも活躍をとても楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

 

 

 

 

 

 

(文中敬称略)

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