6月23日、仙台大学サッカーフィールド郡山で行われたプレミアリーグEAST第9節。
川崎フロンターレU-18が対戦した尚志高校には、2年生のDF榎本司、1年生のGK高橋壱梛、FW玉木聖梛と3人のフロンターレU-15出身の選手たちが在籍しています。
このうち玉木聖梛は、国体出場を目指す福島県選抜のメンバーとして、東北U-16トレセンリーグに臨んでいたため不在でしたが、高橋壱梛と榎本司に会うことができました。
まず1人目の高橋壱梛は、2020年にフロンターレu-12に加入。U-13、U-15、U-15生田を経て今年から尚志高校に入学。
当日は試合会場に車で来る来場者の案内を担当。その合間に少しだけ話を聞くことができました。
「キックのところとかコーチングの部分でフロンターレで教えてもらったので、そこがけっこう生きています」
GK 高橋壱梛
〇お疲れ様です。高校生活はどうですか?
寮生活ということもあって、最初は大変だったんですけど、もう2カ月ぐらいたったので。
少しずつ慣れてきて。けっこう順調で、サッカーをさせていただいています。
〇試合には今は出たりとかは?
1年生のルーキーリーグというのがあって。それに出場させていただいています。
〇尚志のサッカーは自分に合っていたりとかします?
そうですね。パスサッカーというのがあって、フロンターレにちょっと似ている感じで。
〇じゃあ、フロンターレでやってきたことが役に立っているような感じですかね?
そうですね、キックのところとかコーチングの部分でフロンターレで教えてもらったので、そこがけっこう生きています。
〇サポーターの人にメッセージをいただいてもいいですか?
プレミアリーグ、同じということで、僕がこれからプレミアリーグ出たときにフロンターレと戦って、絶対に勝ちます!
今は尚志高校の敷地内の寮に入っているという高橋壱梛。食事も朝・昼・晩と出るなど、環境にも恵まれている様子。
チームメートとも打ち解けた様子で、新たな生活が充実したものであることがうかがえるものがありました。
そんな高橋壱梛に連絡を取ってもらい、会うことができたのが榎本司。
フロンターレのアカデミーには、U-10の小学3年生だった2016年から、U-15の3年生の2022年まで7年間在籍。
尚志での1年目の2023年は、尚志セカンドのメンバーとして、プリンスリーグ東北で出場を重ねたほか、福島県選抜として、鹿児島国体にも出場しました。
「フロンターレで7年間技術練習を、技術面の練習をしていて。
自分のスタイルと尚志のスタイルがけっこう合っているので。やっていて楽しいです」DF 榎本司
〇高校、ここまで振り返ってみていかがですか?
そうですね、まず1年生の時は順調に練習とかもできて、国体とか、上のカテゴリーでもプレーすることができて。
いい経験がたくさんできたと思います。
〇今は怪我をしているということですけど、それはどういった怪我ですか?
今は腰の怪我をしていて3カ月ぐらい休んでいます。
〇尚志のサッカーと自分のスタイル、合っていたりしますか?
そうですね。尚志高校もつなぐを基本としたサッカーで。僕がフロンターレで7年間技術練習を、技術面の練習をしていて。
自分のスタイルと尚志のスタイルがけっこう合っているので。やっていて楽しいです。
〇けっこうフロンターレの同期の選手とは連絡を取っていたりします?
そうですね、今日も来るのは知っていたので。連絡を取って、「次は戦おう」って言っていました。
〇これから高校生活の目標などを教えてもらってもいいですか?
高校生活の目標は早く復帰をして。トップチームでプレーできるように努力していって。
来年フロンターレと戦って、勝ちたいです。
〇サポーターの人にメッセージなどをいただけますか?
これからまた成長した姿を見せられるように、頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
試合後には、U-15の同期の選手たちとも再会。決勝点を決めたDF林駿佑には、「喜び方を改善しないと」といじくりながらも、「いいゴールだったな」と言葉を贈る場面もあった榎本司。
かつてのチームメートたちを乗せ、会場をあとにするフロンターレのチームバスを見送る姿も、心に残るものがありました。
それぞれがフロンターレで培ったものを生かしながら成長し、今度は尚志高校の選手として、かつてのチームメートたちと対戦することができまるように。
また再会できることを、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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