フロンターレU15生田 – アビスパ福岡U15 / 日本クラブユースサッカー選手権グループステージ第1節(監督・選手インタビュー)


8月15日小樽市望洋サッカー・ラグビー場で行われた日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会グループステージ第1節、アビスパ福岡U-15に1-0で勝利。初戦を飾った川崎フロンターレU-15生田。

試合後に久野智昭監督、決勝点を決めた中野大虎に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU15生田 – アビスパ福岡U15 / 日本クラブユース選手権グループステージ第1節

 

「グラウンド状況に合わせて、相手を見ながら、もっとボールを持つ時間を増やせていければと思っています」

久野智昭監督

 

久野智昭監督

 

〇試合を振り返って、率直な感想をお願いします。


欲しい勝ち点3が取れたことは良かったと思います。

内容的には満足のいく内容ではなかったので。明日につなげてやっていければと思います。

グラウンドの状況が、こっち側で見ているより中に入ってみると悪かったので。

ハーフタイムには、「君たちの、グラウンドが悪いのは知っているから、それは尊重するよ」って話はさせてもらって。戦ってもらったんですけど。

その中でも得点が、複数得点が取れれば本当は良かったんですけど。

でも、粘り強くやってくれたのは良かったかなと思います。

 

〇福岡さんもテンポよく、前に出てくる場面をつくったなかで、そんななかでも粘り強くやれたことが良かったのかなと思いました。

そうですね。勝利に飢えている子たちがけっこう多いので。

そこは僕以上にこだわってやってくれているのかなって、思っています。


〇望月君だとか中野君も点を決めただけじゃなくて、けっこうボールをカットする場面が多かったですよね。

そうですね。


〇中0日で、3連戦で本当に総力戦だと思うんですけど、これから帰って、どういったことを働きかけていきますか?

僕個人として、あとはスタッフも相手の分析をしなければいけないんですけど。

選手たちは回復に徹してもらえればと思っています。


〇明日は京都。映像を見てどんな印象を受けられました?

大きくて、システムを3枚にしたり4枚にしたりというところは分析のところで見れたところもあったので。技術のあるチームと思っています。


〇監督が高﨑さん(高﨑康嗣監督)で、フロンターレにいた方(フロンターレU-12の監督などを務めた)で、「高﨑さんが指導しているな」という感じもしますか?

本当はもっとやりたいことがあるのかもしれないですけど。バランスを取りながらやっているのかなと思いました。


〇次の試合で選手にもっとやってほしいということがあれば。

グラウンド状況に合わせて、相手を見ながら、もっとボールを持つ時間を増やせていければと思っています。


〇試合の間が空いたわりには、選手のやる気がみなぎっているような感じもしました。

やる気だけはあるので。

去年でいったら、関東リーグの1試合流れちゃった試合があって。7月の終わりにできたので。(7月21日、柏レイソルU-15戦、〇2-0)

公式戦の期間が短かったんですけど。

それが短いのは、僕もちょっと懸念していたんですけど。

やる気だけはあるので。そこは魂をもってやってくれたのかなと思っています。


〇麻生で練習をできたのも、また良かったというのはありますか?

そうですね、選手たちも天然芝でやったことが。質は違うんですけど。

いろんな環境で、みんなが関わってくれたという話はさせてもらっているので。

そこの環境のところは、芝は良くはないですけど。感触的には良かったのかなと思っています。


〇試合を通してどんどん成長していければいいのかなと思うんですけど、どうでしょう?

去年もそうですけど、8試合やれたことでかなり成長したと思うので。

できるだけ、てっぺんに近づいていくことが選手の成長につながると思っています。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

ネットで映像を見て、応援してくれたサポーターの方がいるので。

勝利をプレゼントできるように。またもっといいサッカーができるように。

いいサッカーができるようにやって、映像で見てもらえるように。

応援してもらえればなと思っています。

 

「チームのために全力で走ったり、点に絡んでいきたいです」

MF10 中野大虎

 

中野大虎選手

 

〇試合を振り返ってみて、感想などをお願いします。


クラブユース1戦目でちょっと緊張していたところもあったんですけど。

1点決めて。楽ではなかったんですけど。勝てて良かったです。


〇得点だけじゃなくて守備でも効いている部分が多かったのかなと思ったんですけど、自分でも意識してやっています?

はい。チームのために走りたいと思っているので。


〇クラブユースは去年もかなり試合に出ていたと思うんですけど、去年と今年で気持ちが違う部分もありますか?

去年は1個上ということもあって、ちょっと消極的になっていたところもあったんですけど。

今年はチームの中心選手としてやっていかないといけないので。


〇自分なりにクラブユースでこういうことがやりたいというのがあれば、教えてもらってもいいですか?

もう、全勝してチームを勝たせたいです。


〇自分として、どういうプレーをしたいですか?

チームのために全力で走ったり、点に絡んでいきたいです。


〇今日の得点シーンについて振り返ってもらってもいいですか?

8番の拓眞君(渡邉拓眞)が背負ってくれて、フリーで打てたので。決められて良かったです。


〇1-0という結果については、個人としてどう思っています?

物足りないんですけど。守りきれた、という感じです。


〇初戦勝てたことが本当に良かった、と思うんですけど。

はい、良かったです。


〇明日は京都戦になりますけど、それに向けての意気込みをお願いします。

次勝ったら楽になると思うので。次勝って、トーナメントに進みたいです。


〇1年前のクラブユースと比べて、自分なりに成長を感じます?

自分がボールをもって、みんなを生かす感じで、できているなと思います。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

この大会、絶対に優勝するので応援お願いします。

 

 

粘り強く戦い抜いて勝利をおさめたフロンターレ生田。けっしてすべてがうまくいかなかったなかでも、最も欲しかった勝利を手にすることができた、という経験はこの大会のこれからにもかならずつながっていくはずです。

次戦は、中0日で京都サンガF.C. U-15との一戦。

どう戦い、どんな結果を得るのか。とても楽しみにしています。

 

 

(文中敬称略)

 

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