「チームのために戦いつつ、個人としてもゴールやアシストを取って、自分がチームを勝たせられるようになりたいと思います」 / MF志村海里


2023年プレミアリーグEASTで最後まで優勝を争った川崎フロンターレU-18。その中で主に左MFとして、そのドリブルでチャンスメーク、時には自らゴールを決め、チームに欠かせない存在だったのがMF志村海里。

U-18を卒団後は、日本体育大へ進学。まだ出場の機会はありませんが、1年目から関東大学サッカーリーグ2部でメンバーにも入っています。

 

9月12日、中央大多摩キャンパスサッカー場で行われたインディペンデンスリーグ1部Cブロック、中央大U-22A vs 日本体育大U-22Bでは、チームのサポート役を務めました。

 

 

フロンターレU-18出身、日本体育大の4年生鈴木大登選手と、志村海里選手

 

試合後に、志村海里に話を聞きました。

 

志村海里選手



〇大学1年目、半年ぐらいたちましたけど、ここまで振り返ってみてどうですか?

そうですね、自分の武器っていうのが、ドリブルだったり、味方をうまく使って、攻撃組み立てていくことだったんですけど。

そこも通用する部分もあれば、やっぱり「まだまだだな」と思うところもあるし。

守備の部分で、ウイングバックをやったりするんですけど。そういうときに守備だったり、スピードだったり、「まだまだ劣っているな」って感じることもあって。

この半年、そこをすごく感じて。もっと基礎。自分の体づくりだったり、細かいステップとか、俊敏に動けるようなところはもうちょっとやっていかないといけないなって思っています。


〇体ちょっと大きくなりました?

こないだ、トラ(岡崎寅太郎)とかにも会ったんですけど、言われました。

〇今はポジションとしては、ウイングバックですか?

そうですね、ウイングバックとかシャドーとか。そういうところをやっています。


〇今は主に新人戦とかで出ているような感じですかね?

そうです。

〇実際大学でプレーしてみてどうですか? ユースと違いとか感じるところってありますか?

やっぱり試合の展開が速いというか。そこに慣れるのに時間がかかってしまって。

プロの世界とか、海外の世界とかもっと展開が速くて。そこに追いついていけるようにならないと、いけないと思っているので。

その展開の速さとか、そういうところについていけるような、スピードだったり、キレとかそういうのをまだまだだなって実際に感じている感じですね。


〇大学1年目、何度か関東大学サッカーリーグでもメンバーに入ったりしていますけど、自分なりに目標などはありますか?

試合に絡むこともそうですし。1年から関東リーグで中心選手として、活躍したいなというふうに思います。


〇けっこう同期の選手も関東大学サッカーリーグで出たりしていますけど、それについては思うところってあります?

自分が一番最初にメンバーに入って。「試合出て、結果残さないと」と思っていたのを、ほかの選手に越されてしまったので。

悔しいし、これから挽回していきたいと思います。



〇大学4年間で、こういった選手になりたいっていうのはありますか?

今日みたいな苦しい試合で。(インディペンデンスリーグ、日本体育大U-22Bは中央大U-22Aに2-4で敗れた)

チームのために戦いつつ、個人としてもゴールやアシストを取って、自分がチームを勝たせられるように、そういう選手に4年間でなりたいと思います。


〇この夏はU-18が準優勝したり、U-15生田が優勝したりしましたけど、それについては思うところってありますか?

自分たちの代では、クラブユースでベスト16で負けてしまったり、プレミアも3位で終わってしまって。

悔しかったんですけど。自分たちのそういう記録を、クラブユースでは超えてくれたり。プレミアではまだまだこれから試合もあると思うので。

それぐらい戦える力を持っていると思うので。頑張ってほしいなって思います。


〇個人的に注目している選手っていますか?

柴田翔太郎です。

仲も良くて、LINEとかくれるんですよ。試合にも出ているし、この間もF東戦、結果を残して (PKで1ゴールを決めた)。

プロに行けるのか、分からないですけど。代表もちゃんと選ばれていて。力もあるし、魅力的な選手だと思います。

〇また、サポーターの人にメッセージをいただいてもいいでしょうか?

関東リーグで、早く自分がプレーしている姿を見せて、「見てて面白いな」みたいな、そういうふうに思ってもらいたいので。

そういうふうに頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします。







大学、そしてその先に見据えるプロで活躍するためには、今自分に何が足りないのか、明確にしている志村海里。

「見てて面白い」。自分を応援してくれたサポーターに、再びそう感じてもらいたい。そういった思いも持ちながら、日々を送っています。

 

そのプレーでチームに勝利をもたらしますように。そして、フロンターレアカデミーを応援するサポーター、さらには多くの大学サッカーのファンの心をもつかむ日が来ますように。

これからの活躍をとても楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

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