「まだ不完全燃焼なので。 次のステージ、社会人か。そこでやろうと思っているので。まだ頑張りたいと思います」 / MF鈴木大登


2024年大学最後のシーズンを送る川崎フロンターレアカデミー出身の選手たち。

その中で日本体育大でプレーしているのがMF鈴木大登。U-10からフロンターレのアカデミーで育つと、各年代でFWや攻撃的なMFとして、活躍した選手でした。

 

2020年12月プリンスリーグ関東最終節の矢板中央戦で先発。ゲームキャプテンも務めた鈴木大登選手

 

大学1年目、開幕戦の産業能率大戦(〇2-1)で関東大学サッカーリーグ初出場も果たした鈴木大登。

今季は、日本体育大U-22Bの選手として、インディペンデンスリーグを主な舞台に出場を続けています。

 

9月14日中央大多摩キャンパスサッカー場で行われたインディペンデンスリーグ1部Cブロック、中央大U-22A戦(●2-4)でも先発としてピッチに立った鈴木大登。

ボランチに入り、よくボールを受けて組み立てを図り、裏へのパスでチャンスにつながる場面も演出。

前半30分ほどでけがのため、交代とはなりましたが、筆者としては2020年のプリンスリーグ関東最終節以来、久しぶりにピッチでその姿を見られたことは、とてもうれしいものがありました。

フロンターレU18 – 矢板中央 / プリンスリーグ関東第9節

 

 

鈴木大登選手

 

試合後に鈴木大登に、大学でのこれまでとこれからについて、話を聞きました。

 

 

鈴木大登選手

〇お久しぶりです。

お久しぶりです。

 

〇大学4年間、そろそろ終わろうとしていますけど、振り返ってどうですか?

うーん…。なんかすごい苦しい4年間でしたね。不完全燃焼で終わっちゃったなっていう感じがあるので。

まあ、そうですね。大学4年間終わっちゃうんですけど、まだ不完全燃焼なので。

次のステージ、社会人か。そこでやろうと思っているので。まだ頑張りたいと思います。

 

〇さっきちらっと話を聞いたんですけど、社会人のトライアウトを受けるとか。

そうですね。はい。

〇じゃあ、それで結果を出せるように。

はい。少しでもいいチームに行けるように。

 

〇大学で自分のこういうところが成長したな、とかそういったものって何かあります?

いろんなサッカーに対応できるようになった、というか。フロンターレで、足元でボール回したり、そういうサッカーだったので。

大学入ってからガラッと180度変わって。フィジカルサッカーというか、そういう身体能力の高さが、高い選手が目立つようなサッカーというか、そういうサッカーになったので。

そういうサッカーにも対応できるようになったんじゃないかと、成長したかなと思います。

 

〇今ポジションとしてはボランチをやっている感じですか?

はい。

〇どうですか?

ボランチ、守備が大変ですけど。ゲームコントロールしたり、守備の部分だったりやりがいを感じていて。

それを頑張って。頑張っています。

〇フロンターレでやってきたことで生きていることって、やっぱり止める蹴る、とかそういったことですか?

そうですね。自信ある部分でもあるので。そういったところでゲームコントロールだったり、止める蹴るのところで、間で受けたりっていうのを、ほかの選手と違いを見せられるところであるので。

そこは自信を持ってやっています。

〇社会人にこれから進んで、どんな選手になりたいとかそういったものってあります?

うーん、社会人に進んで…。足元の技術もそうですけど、やはり試合の守備の強度だったり、そういうところも頑張って。

自分の課題でもあるので。守備の強度とか、フィジカル。そういうところも、磨いていって。守備も攻撃もできる選手になりたいと思います。

 

〇最近フロンターレのユースが結果を出せるようになってきていますけど、そういったことに感じるところってありますか?

たまに練習試合やったりするんですけど、この前もやって。うまくて。自分たちがやっているころよりもレベルが高くなったなって感じますね。

〇神橋君がフロンターレに帰ることになりましたけど、それについて思うところってありますか?

行くと思っていたんですけど。改めて発表というか、リリースされて。すごいなって思うし。

「頑張ってほしいな」っていう気持ちと同時に、俺も頑張らなきゃなって。刺激になっています。

〇フロンターレのサポーターにメッセージをいただいてもいいでしょうか?

大学4年間であんまり結果を残せなかったので。次のステージも頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします。

 

 

 

大学でのこれまでを不完全燃焼だったと振り返ったMF鈴木大登。それだけに、それで終わりにしたくはないという思いを胸に、次のステージへ進もうとしています。

この日は30分ほどで交代となった鈴木大登。筆者としても、もっともっとそのプレーを見たい。そういった思いがあります。

次の舞台で、より大きな輝きを放つことができますように。これからも、応援しています。

 

 

 

 

(文中敬称略)

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