9月22日は千葉県フットボールセンターへ、プレミアリーグEASTは第15節を迎え、川崎フロンターレU-18は市立船橋との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第15節 vs 市立船橋】
9月22日(日・祝) 千葉県フットボールセンター(人工芝) くもり 150人
前節前橋育英に0-1、ここまで7勝6敗のフロンターレは、U-19日本代表に選出されていたキャプテンのDF5土屋櫂大が負傷のため、代表を離脱。
先発は、GK19井澤明己、最終ラインは右から29藤田明日翔、4林駿佑、23楠田遥希、15関德晴、ボランチは10矢越幹都、6齊名優太、右MFゲームキャプテンの2柴田翔太郎、左MF25平内一聖、トップ下14八田秀斗、前線には27ステンパールカ大翔。
井澤がプレミアリーグ初出場初先発。さらに齊名、平内、ステンパーが初先発。右SBとしてフルタイム出場を続けてきた柴田がひとつ前のポジションに。
市立船橋は、2勝3分け9敗。
先発は、GK1ギラマエス ニコラス、最終ラインは右から36篠崎健人、キャプテンの5岡部タリクカナイ颯斗、2井上千陽、ボランチは7峯野倖、16森露羽安、右に12金子竜也、左に31渡部翔太、2シャドーに9伊丹俊元、4ギラマエス ガブリエル、前線には10久保原心優。
プレミアリーグEASTの前半戦、Anker フロンタウン生田で行われた第6節は、3-0。フロンターレが勝利しています。
◇フロンターレU18 – 市立船橋 / プレミアリーグEAST第6節
多くの選手の家族らが集まり、フロンターレのサポーターや市立船橋のメンバー外の部員らがチャントやコールなどで選手らを鼓舞する千葉県フットボールセンター。
選手らのアップ中に降った雨は上がるなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、市立船橋。右サイド、高い位置へ抜け出した峯野がクロス。これはシュートにはつながらず。
フロンターレは右サイド開いた藤田のパスに、柴田が仕掛けていきますが、これに対して市立船橋は井上、渡部が粘り強い守り。
4分には、市立船橋にファールがあり、右サイドでフリーキックを得たフロンターレ。柴田が遠いサイドに入れると、楠田のヘディングシュートは枠をとらえますが、ライン上で渡部がブロックする好守。
競り合う展開が続く中、8分には市立船橋、フリーキックを得て、そのセカンドボールを拾い、渡部が右サイドへフィード。抜け出した井上に対しては、齊名が対応。
再び右サイドにつなげていく市立船橋は、クロスに、前線に残っていた岡部がヘディングシュート。これは左にそれていきます。
最終ラインの林や楠田が多く触れて矢越や齊名もかかわりあいながら、ボールを動かす時間を増やしていくフロンターレ。
9分には、関から左サイド、流れたステンパーへ。ステンパーがキープし、中央へ展開すると、矢越が一気に正面へ持ち上がり、シュート。
枠をとらえますが、ギラマエス ニコラスの好守に遭い、惜しくもゴールとはならず。
さらにフロンターレは、左サイドでのスローインの流れから平内が高い位置へ仕掛けるなどし、八田や矢越、齊名が多く触れながら市立船橋の陣内でプレー。
GKの井澤も左サイド、開いた関に正確なボールを供給。最終ラインからもつなげる姿勢を見せ、奪われても楠田が粘り強く寄せ前には行かせず。
市立船橋も、16分には、中央からのスルーパスに、久保原がエリア左へ。しかし、林が対応。
さらに金子がボールを奪い、右サイド、高い位置へ。しかし、齊名がカバー。
攻撃に転じたフロンターレは、藤田から矢越、柴田と右サイドでつながり、柴田が高い位置へ。柴田の仕掛けに対しては、市立船橋がブロック。
右コーナーキックとなり、柴田が右足でボールを入れると、林がヘディングシュート。しかし、ギラマエス ニコラスがセーブ。
直後には、市立船橋、中央で峯野がカット。そのまま前に持ち上がり、ミドルシュート。しかし、左へ。
市立船橋はそこから後ろでボールをつないでいこうとしますが、フロンターレはステンパーや柴田、八田らが前から連動してプレス。うまく自分たちのスローインにしていきます。
林や楠田、藤田、矢越も下がり目に顔を出し、ボールを動かしていくフロンターレ。
右サイドで矢越や八田、柴田がテンポよくボールを動かし、柴田が高い位置へ抜け出し、クロス。左サイドへ流れたボールを拾い、スローインを得ると、ステンパーがボールをキープ。その流れから八田が高い位置へ上がり、クロスを入れるなど、エリア前でのプレーを増やしていきます。
22分には、中央を持ちあがった八田のパスに、平内が左サイド、高い位置へ。しかし、篠崎が対応。
さらにフロンターレは、八田、柴田、矢越がパスを交換。スローインの流れからステンパーが競ったボールを、平内が拾い、高い位置への仕掛け。
クリアに遭い、決定機にはつながりませんでしたが、相手陣内でのプレーを続行。
24分には、市立船橋が前に出てきたところ、楠田が対応。楠田から受けた藤田は左サイドを突くフィード。これは市立船橋の対応に遭いましたが、守備から攻撃へ切り替えの速さを示していきます。
25分には、自陣からボールをつないでいき、藤田、矢越、八田、柴田やステンパーもかかわって右サイドでボールをつないでいくと、間で受けた矢越から左サイド、関へ。
関は仕掛けてクロス。しかし、市立船橋のクリアで左コーナーキックに。
柴田がボールを入れると、こぼれ球に詰めた矢越がエリア外正面でミドルシュート。市立船橋のブロックに遭ったところ、ステンパーが右サイドでボールをキープ。
フロンターレのスローインに。
市立船橋はここで森が負傷し、ピッチの外へ。代わって39髙山大世が入ります。
スローイン、その流れから柴田から受けた藤田はクロス。これにエリア正面、平内がうまく飛び込みますが、ギラマエス ニコラスがセーブ。
セカンドボールを拾ったフロンターレは、矢越から中央、齊名へ。齊名から右サイド、八田につながり、八田はクロス。
ここでも市立船橋の体を張った守り。
右コーナーキックとなり、柴田がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ、正面の平内から左サイド、ステンパー、関へ。
関は高い位置へ仕掛けていきますが、ここでも市立船橋が粘り強い対応を見せていきます。
一方の市立船橋も、32分には、フロンターレにファールがあり、エリア外左でのフリーキックに。
キッカーは井上。遠いサイドでギラマエス ガブリエルが競りますが、藤田がしっかり競り、シュートは打たせず。
さらに市立船橋は、やや低い位置でギラマエス ガブリエルが受けて、右サイドへ展開。スローインを得て、伊丹が高い位置でキープを図りますが、楠田が体を粘り強く入れ、ゴールキックにしていきます。
35分には、さらに市立船橋、左サイドから攻勢に出ると、渡部が左サイドから精度の高いクロス。しかし、関がライン上をカバー。
すると36分にはフロンターレ、ステンパーから左サイド、平内へ。平内は中央へ持ち出し、右サイドに展開。
柴田がクロスを入れていきますが、市立船橋のブロックに遭い、右コーナーキックに。
右コーナーキック、セカンドボールを拾ったフロンターレは、中央、平内のパスに、柴田がエリア右への動き出し。
しかし、GKギラマエス ニコラスが対応。
直後には市立船橋、久保原が高い位置でキープ。そこからスルーパスを狙いますが、林がカット。
さらにギラマエス ガブリエルが低い位置で受け、フィード。左サイド、渡部がクロス。しかし、エリア前を平内がカバー。右サイドに流れたところ、久保原が拾い、クロスを入れていきますが、井澤がセーブ。集中した守りを見せて、しのいでいきます。
39分にはフロンターレ、右サイド、柴田から八田とつながり、八田のパスに正面へ抜け出したステンパーがシュート。しかし、左に。
市立船橋も、直後にはボールをつないで抵抗とするフロンターレに対して、人をかけてボールを奪い、その流れから久保原が左サイド、高い位置へ。しかし林が対応していきます。
再び矢越や八田、齊名がボールを動かしていくフロンターレ。サイドチェンジを受けた平内に矢越や関も加わって左サイドでボールを動かし、エリア内をうかがう姿勢を見せ、市立船橋がボールをものにし、フロンターレのエリア前にボールを付けてきても、楠田や林が対応。守備でも集中力を切らさずにプレーを続けていきます。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは平内に代わり11児玉昌太郎。市立船橋はギラマエス ガブリエルに代わり30左近作怜。
立ち上がりには、市立船橋、左サイドから右サイドにボールを展開。篠崎のフィードに、左近作が正面へ。しかし、関が対応。
さらに市立船橋が、右サイド、スペースを突いたパスに左近作が抜け出し、そこから左サイドに展開しようとしますが、八田がカット。
八田は一致にエリア外へ持ち込み、ミドルシュート。これは惜しくもギラマエス ニコラスのセーブに遭い、左コーナーキックに。
フロンターレはショートコーナーを選択。いったん矢越に預けた柴田がクロスを入れると、セカンドボールを拾い、ステンパーがクロス。
藤田がシュートを打ちますが、これは上に。
市立船橋も5分には、右サイドで金子がボールを奪い、そのパスに左近作が高い位置へ。しかし、関が対応。
攻めに転じたフロンターレは、柴田がクロス。しかし、市立船橋の守備の対応に遭い、そこから市立船橋が前へ。
ここは林が対応し、前には行かせず。
さらにフロンターレにファールがあり、市立船橋がフリーキックを得て、井上がボールを入れると、セカンドボールを拾い、攻勢に出ますがフロンターレはコンパクトに、前には行かせずに対応していきます。
市立船橋は、10分足をつって外へ出た井上に代わり20小坂脩登。
11分には市立船橋、渡部のパスに篠崎が右サイド、高い位置へ。しかし、フロンターレは体を張り、折り返しをブロック。
フロンターレは12分、ステンパーに代わり17恩田裕太郎。
13分には市立船橋、右サイドから攻勢に。金子がクロスを入れようとしますが、児玉が低い位置をカバー。
すると再びボールを動かしていくのはフロンターレ。藤田、柴田が右サイドでボールをつないでいき、中央の齊名へ。
齊名は持ち上がり、縦パス。それに正面へ抜け出したのは恩田。エリア正面へ持ち込みますが、市立船橋は体を張り、ブロック。
攻撃に転じた市立船橋は、右サイド、スペースを突くパス。しかし、井澤がカバーしていきます。
14分には、市立船橋、久保原がキープ。右サイドに展開しクロス。セカンドボールを拾い、金子が高い位置へ持ち出し、クロスを入れていきますが、関がブロック。
右コーナーキックとなり、渡部が左足でボールを入れると、正面でこぼれ球を拾った市立船橋は、左近作の浮き球のパスを、エリア内で岡部が競りますが、最後は井澤が対応。市立船橋のファールとなり、フロンターレはしのいでいきます。
17分にはフロンターレ、児玉がエリア外左に持ち込むと、市立船橋にファールがあり、フリーキックに。
柴田がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは林から矢越が間で受け、矢越が持ち上がり、右サイド、柴田へ。柴田から齊名へつながり、齊名のパスに柴田がエリア内へ持ち込もうとしますが、市立船橋はコンパクトに守り、これに対応。
市立船橋がスローインを得たところ、恩田のプレスから今度は自分たちのスローインにし、関がエリア内へ入れたボールを恩田がキープを図り、シュートを狙うフロンターレ。
22分には、恩田が競ったボールを矢越が拾い前に持ち込んでいき、左サイドでのスローインに。
恩田がエリア内でキープ。八田から正面へ飛び込んだ矢越のシュートは市立船橋が体を張りブロック。
そこから左サイド、児玉のパスに矢越がエリア左へ飛び出しますが、市立船橋はクリア。
再びスローインを得たフロンターレ、関がエリア内、恩田に入れると、恩田の落としに反応したのは八田。
シュートを打つとこれが決まり、1-0。これがリーグ再開後、初めての先制点。
サポーターの歌う“バスケットケース”のなか、ピッチ脇で見守っていた選手たちも一緒になって、ゴールの喜びをフロンターレは分かち合います。
市立船橋はここで金子に代わり38田中優成。
直後には市立船橋、正面へ久保原が迫ったところ、ボールを奪い、柴田から恩田へ。恩田は右サイド、高い位置からの折り返し。
しかし、エリア内で合わせることはできず。
市立船橋も25分には、左サイドで久保原がキープ。そのパスに渡部がエリア左へ。しかし、林が対応。
攻撃に転じたフロンターレは、児玉から恩田、恩田と関へつながり、高い位置へ仕掛けた関に対しては、市立船橋が対応するも、セカンドボールを拾った恩田はエリア正面へ斜めの速いパス。これに八田が抜け出しますが、惜しくもシュートにはつながらず。
26分には、八田から右サイド、柴田へ。柴田はエリア正面へ速いパス。飛び出した矢越がシュートを打ちますが、ポスト。
フロンターレはここで齊名に代わり9香取武。
八田がボランチ、香取がトップ下に。
ここから前に出るのは市立船橋、右サイド、流れて受けた伊丹がドリブルで前に。ここは楠田が対応するも、さらに右サイドに展開。フロンターレのエリア近くで市立船橋がプレーする時間を増やしていきますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強い対応を続行。
31分にはフロンターレにファールがあり、市立船橋のエリア外左でのフリーキックに。
キッカーは渡部。左足で直接狙ったシュートは枠をとらえますが、井澤が上にはじき出す好セーブ。
ここから市立船橋が立て続けにコーナーキックを得てゴールに迫っていきますが、3度目のコーナーキックをしのいだフロンターレは、恩田が右サイド、高い位置へ。
恩田の折り返しは、市立船橋の守備の対応に遭い、シュートにはつながりませんでしたが、市立船橋が左サイドに展開してきても、ボールを奪い返し、市立船橋が後ろでボールをつなごうとする場面では、恩田や香取が連動してプレスをかけるなどしていきます。
矢越が前に持ち上がり、柴田に展開。柴田が高い位置へ持ち込み、恩田がキープを図るなどするフロンターレ。
市立船橋は39分には、右サイドからエリア左を突くパス。しかし、藤田が対応。
さらに右サイド、峯野がクロス。しかし、林が対応。
セカンドボールを拾った恩田が一気に前へ。市立船橋の守備が対応したところ、セカンドボールを拾った八田から右サイド、藤田へ。
藤田から柴田へつながりますが、市立船橋の守備も粘り強くこれに対応。
42分には正面で八田がカット。左サイド、児玉から関へつながり、受け直した児玉は高い位置へ。折り返しにニアに飛び出した恩田は惜しくもシュートは打てず。
しかし、高い位置からの守備からチャンスに結び付けていきます。
43分には、エリア外正面やや左でセカンドボールに反応した矢越に対して、市立船橋がファール。
フリーキックを得たフロンターレ、矢越が遠いサイドに入れると、林が折り返しますが、ギラマエス ニコラスがセーブ。
すばやくリスタートしたギラマエス ニコラスは正確なボールを前線へ供給。久保原が高い位置へ抜け出しますが、林が寄せ、最後は久保原のファールに。
攻撃に転じたフロンターレは、矢越が右サイドを突くパス。柴田がエリア内右へ持ち込みますが、市立船橋も粘り強くこれに対応していきます。
アディショナルタイムは3分。岡部が中央へ持ち上がり、峯野が左サイド、高い位置へ顔を出すなどしながら前に出てくる市立船橋に対し、コンパクトに粘り強く対応を続けていくフロンターレ。
しかし、47分、市立船橋はエリア外右から伊丹が正面へパスを送ると、久保原がシュート。井澤がセーブするも、こぼれ球を左近作が押し込み、1-1。
追い付いたのは市立船橋。
さらに市立船橋がゴールの前に迫り、伊丹がシュートを試みるなどしましたが、楠田が体を張るなどフロンターレはしのいでいきます。
試合はタイムアップとなり、1-1。
連敗を止めることはできたフロンターレ。しかし、勝利は、あと少しのところで手のすることはできませんでした。
それでも、初先発の選手が多く立ったなか、チャンスも多くつくり、粘り強い守りも披露したことは、これからに必ずつながるものになるはず。
なかなか勝てない状況が続いていますが、そういう時だからこそ、この日メンバー外だった選手たちも含めて、ピッチに立ち、培ってきた武器を生かして、チームに大きな力を与えてくれる存在が出てくるはず。そう思わされるものもあります。
次は、再開後初めてとなるAnker フロンタウン生田での試合。多くのフロンターレのアカデミーを愛するサポーターたちの前で、目指すものを手にすることができますように。
そして、喜びを分かち合うことができますように。
前半0-0 後半1-1 計1-1
得点:八田秀斗(フロンターレ) 左近作怜(市立船橋)
フロンターレの先発:19井澤明己 29藤田明日翔 4林駿佑 23楠田遥希 15関德晴 6齊名優太 10矢越幹都 2柴田翔太郎 25平内一聖 14八田秀斗 27ステンパールカ大翔
交代:平内→11児玉昌太郎 ステンパー→17恩田裕太郎 齊名→9香取武
控え:16松澤成音 31山川陽平 26新堀翔 28平塚隼人
市立船橋の先発:1ギラマエス ニコラス 36篠崎健人 5岡部タリクカナイ颯斗(c) 2井上千陽 7峯野倖 16森露羽安 12金子竜也 31渡部翔太 9伊丹俊元 4ギラマエス ガブリエル 10久保原優
交代:森→29髙山大世 ギラマエス ガブリエル→30左近作怜 金子→38田中優成 井上→20小坂脩登
控え:25原島康志郎 3鶴岡寿咲 11桑原理統ナーテ
(文中敬称略)
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