5月12日、プレミアリーグEASTは第6節。
川崎フロンターレU-18は、ホームのAnker フロンタウン生田 Anker Fieldにて、市立船橋との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第6節 vs 市立船橋】
5月12日(日) 午後2時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field くもり 525人
4勝1敗、首位に立つフロンターレ。
先発は、GK16松澤成音、最終ラインは右から2柴田翔太郎、4林駿佑、23楠田遥希、15関德晴、ボランチは10矢越幹都、14八田秀斗、右MF8知久陽輝、左MF11児玉昌太郎、前線にはゲームキャプテンの7加治佐海、前線には9香取武。
香取は前日5月11日が18歳の誕生日。また、この日が誕生日のキャプテン土屋櫂大は、メンバー外。
市立船橋は、ここまで2分け3敗。
先発は、GK25原島康志郎、最終ラインは右から12金子竜也、3鶴岡寿咲、ゲームキャプテンの5岡部タリクカナイ颯斗、6加藤悠人、ボランチは16森露羽安、14長野恵弥、右MF30左近作怜、左MF24池田煌、前線には23曽田敬信、10久保原心優。
昨シーズンは、保土ケ谷公園サッカー場で行われた第5節はアディショナルタイムに郡司璃来(現清水エスパルス)のゴールで追いつき、2-2。
千葉県フットボールセンターで行われた第16節は、フロンターレが前半、2-0とリードするも、後半郡司のハットトリックで逆市立船橋が転し、2-3。フロンターレから見て、1分け1敗という戦績。
朝からやや強い風が吹くAnker フロンタウン生田には、両チームの選手の家族らはもちろんのこと、ピッチ脇の観戦スペースに入りきれないほどの多くのフロンターレのサポーター、サッカーファンらが詰めかける熱を帯びた雰囲気に。フロンターレのサポーターが多くの幕を出し、初勝利が欲しい市立船橋側も選手の家族らが、試合を前にあいさつに出向く選手らに拍手を送る。それぞれの想いを感じさせられる中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは市立船橋、スローインの流れからうまく前に持ち込んだ久保原から左サイドに展開。池田が高い位置へ持ち込もうとしてきますが、これには柴田、知久が対応。前に出てくる市立船橋に対し、最後のところの守りで対応しての立ち上がりとなります。
フロンターレは林や楠田、関、児玉、矢越が左サイドでかかわって組み立て。
それに対し、市立船橋は体を張りブロック。左サイドでのスローインを得たフロンターレは、うまく受けた八田が右へ展開。柴田が高い位置へ持ち込んでいきますが、加藤が粘り強く対応。クロスにはつなげられず。
それでも、フロンターレは高い位置から加治佐や矢越がプレス。相手陣内でのプレーを試み、時には中央下がり目に加治佐も顔を出し、矢越が左サイド、下がり目に顔を出して、うまくボールを受けるなどしながら、組み立てを図ります。
6分には、左サイドに顔を出した加治佐が関とのパス交換から前へ。その縦パスに児玉がエリア外左へ。
市立船橋はそれに対して、ファール。フロンターレのフリーキックに。
キッカーは柴田。右足でゴールの前に精度の高いボールを入れていきますが、惜しくも触れることはできず。
一方の市立船橋も、10分には、セカンドボールを中央で拾った長野が右サイドを突くパス。これに久保原が抜け出しますが、林がブロック。
右サイドでのスローインとなり、市立船橋は鶴岡のロングスローからゴールを狙いに行きますが、フロンターレはしっかりエリア内で競り、これを跳ね返していきます。
11分には、フロンターレ、柴田から知久とつながり、知久から中央を経由して香取がエリア外正面へ。香取はミドルシュートを打ちますが、市立船橋はブロック。
一方の市立船橋も直後には中央でセカンドボールを拾った長野から右サイド、高い位置へ流れた久保原へ。
久保原から金子と右サイドでつながり、金子がクロスを入れると、エリア外右、森がシュートを打ちますが、これは上。
フロンターレも直後には、中央でセカンドボールを拾った矢越がエリア外正面へ。シュートを打とうとしますが、市立船橋は体を張った守り。最後は原島がセーブ。
なおもフロンターレは、柴田が知久との連係から右サイドから持ち込もうとしていきますが、市立船橋の守りも粘り強く、それをカット。
市立船橋は、そこから左サイドに展開していきますが、フロンターレの切り替えは速く、自陣へ戻って、これに対応していきます。
左サイド、低い位置から関がフィード。加治佐が中央でボールをおさめ、そのパスに柴田が高い位置へ動き出すなど、長いボールもうまく交えながら、フロンターレは相手陣内で時間をつくっていきます。
すると17分には、浮き球を香取が競り、おさめた加治佐は右サイドを突くパス。これに抜け出した知久が折り返しますが、市立船橋の守りに遭い、右コーナーキックに。
右コーナーキック、キッカーは柴田。ボールを入れると、遠いサイドで林が競り、エリア内、香取のヘディングシュートはポスト。これに詰めたのは児玉。シュートを打つとゴールネットが揺れ、1-0。前節柏レイソルU-18戦で初ゴールを決めた児玉の2試合連続のゴールで、フロンターレが先制します。
市立船橋は、うまく間に下りた久保原へボールを入れ、起点をつくろうとしますが、八田が対応。
19分には林のフィードを、左サイドでおさめた児玉がドリブルで間をすり抜けるように仕掛け、エリア正面へ。市立船橋の厳しい守備の対応に遭い、シュートまではいけませんでしたが、素晴らしい仕掛けからゴールを目指していきます。
21分には、矢越から右サイド、柴田へ。柴田から受けた知久はエリア外右へ。ゴール左を狙い、シュートを打ちますが、これはわずかに左へそれていきます。
一方の市立船橋も、久保原が下がり目で受けて左サイドを突くパス。しかし、フロンターレの戻りは速く、これに対応。
さらに長野がうまく間で受けることっで、フロンターレのエリア前に市立船橋も迫り、また、フロンターレのパス回しを狙い、カット。
縦パスに左近作が高い位置へ持ち込もうとしていきますが、関がブロック。
右に開いた鶴岡が斜めに速いを入れ、うまく間で曽田が受けますが、フロンターレはコンパクトに。最後には矢越がカット。ボールを奪い返していきます。
28分には、中央で浮き球を競り合ったところから、加治佐がおさめて、エリア正面へ飛び出していきますが、原島が対応。
29分には左サイド、低い位置から矢越が浮き球のパス。エリア正面へ知久が抜け出しますが、これはオフサイド。
すると直後には市立船橋、鶴岡のパスに、左近作がエリア右へ。しかし、フロンターレは人をかけて粘り強く対応。シュートは打たせずにしのいでいきます。
市立船橋が左サイドに持ち込もうとするところでは楠田がカバー。香取が下がって受けて、そこから再びボールをつないでいくフロンターレ。
矢越や児玉、八田、関が左サイドでかかわってボールを回していきますが、市立船橋も集中してこれに対応。
36分には、フロンターレ陣内でボールをカットした市立船橋、エリア外右へ左近作が持ち込みますが、林が対応。さらにうまく間で受けた久保原が左サイド、高い位置へ持ち込み、折り返し。しかし、林がカバー。
すると37分には再びフロンターレ、矢越が左サイドを突くパス。受けた関は正面へフィード。これに矢越が飛び出し、合わせますが、惜しくも左に。
39分には市立船橋、フロンターレにファールがあり、エリア外右でのフリーキックに。池田が右足でボールを入れると、遠いサイドで鶴岡が折り返し。
エリア内で混戦となりますが、林や知久、香取が競り、シュートは打たせず、しのいでいきます。
すると40分にはフロンターレ、林から柴田へつながり、柴田は左サイドを突くパス。これに児玉が反応しますが、おさめきれず
市立船橋も右サイドで左近作、曽田の連係からゴール前に迫りますが、林がカバー。
さらに金子も加わり、右サイドから持ち込もうとする市立船橋。しかし、フロンターレは児玉も低い位置へ戻り、これに対応。
すると再びフロンターレは、右サイド、柴田のパスに八田が高い位置へ飛び出すなど、攻勢に。
関や楠田、林がボールに触れ、林の縦パスに柴田が高い位置へ抜け出すなど、再び市立船橋の陣内へ。シュートにまでは至りませんでしたが、前半はタイムアップ。
1-0。フロンターレがリードしてハーフタイムへ。
後半市立船橋は池田に代わり11桑原理統ナーテ。
立ち上がりにはフロンターレ、加治佐のパスに児玉が左サイド、高い位置から折り返し。これは市立船橋の守備の対応に遭うも、いい後半の入りに。
さらにフロンターレは、柴田や矢越、知久が右サイドでかかわり、市立船橋がエリア前に浮き球を入れてきても、楠田が加治佐につながるかたちで競り、ボールを握っていきます。
4分には、市立船橋にファールがあり、エリア外右でのフリーキックに。キッカーの柴田がボールを入れると、セカンドボールを正面で拾った矢越から楠田へつながり、楠田はクロス。エリア右、加治佐がおさめますが、市立船橋はブロック。
右コーナーキックとなり、柴田がボールを入れると、加治佐が飛び込みますが、これは上に。
八田や児玉、関が左サイドでかかわり、高い位置へ持ち込むなどしていくフロンターレ。6分には左サイド、関が折り返すと、正面の知久、加治佐を経由して、柴田がエリア正面へ。市立船橋の体を張った守りに阻まれましたが、多くの選手がかかわってチャンスをつくっていきます。
すると10分にはフロンターレ、左サイドでスローインを得ると、エリア左、おさめて相手を翻弄した加治佐から左サイド、関へ。前に持ち出した関は低く速いクロス。
これにゴール右、飛び込んだのは知久。ボールはゴールの中へ。知久はプレミアリーグEAST初ゴール。すぐ横で声をかけ、旗を振りながら見守っていたサポーターたちのもとへ向かう知久やフロンターレの選手たち。うれしいゴールを一体となって喜び合います。
11分にはさらにフロンターレ、中央で競った加治佐がボールをおさめ、そのスルーパスに柴田がエリア正面へ。これは市立船橋の守備の対応に遭い、右コーナーキックに。
柴田が右足でボールを入れると、香取がヘディングシュート。これは原島がセーブ。
原島はすばやくリスタートしますが、加治佐や香取が高い位置からプレス。簡単には前にはいかせず。
すると15分にはフロンターレ、加治佐が競ったボールに、右サイド、抜け出したのは柴田。クロスを入れると、ニアで児玉が競り、ゴール正面、香取が右足でのシュート。
ゴール左を揺らして、3-0。香取の今季4ゴール目が決まり、フロンターレが突き放します。
市立船橋は森が間で受け、そこから前に出ていこうとしますが、フロンターレは加治佐が自陣の低い位置まで戻り対応。
17分には、ボールをカットした関が、市立船橋の選手の当たりに負けず、エリア外正面へ持ち込み、ミドルシュート。ボールはポストに。こぼれ球に加治佐が詰めますが、市立船橋、加藤がカバー。加治佐と加藤が交錯し、加治佐のファールに。しかし、思い切りのよいミドルシュートからさらにゴールをおびやかしていきます。
八田から受けた香取が浮き球のパス。それに児玉が背後を取る動きを見せ、右サイドでは柴田や知久、香取がかかわり、香取のパスに知久が右サイド、斜めに動き出し、ゴールへ向かうプレーを続けていきます。
市立船橋は18分、久保原から左へ展開。桑原が高い位置へ持ち込み、クロス。これには楠田が対応。さらにこぼれ球を拾い、再び桑原がクロスを入れていきますが、松澤がセーブ。
20分にはフロンターレにファールがあり、エリア外右での市立船橋のフリーキックに。
ここで市立船橋は、加藤に代わり20小坂脩登、曽田に代わり22山田信悟。
フリーキックのキッカーは山田。遠いサイドに入れると、久保原がフリーで合わせ、枠をとらえますが、松澤が反応。好セーブで左コーナーキックに。
市立船橋のキッカーは小坂。ニアに精度の高いボールを入れていきますが、楠田がクリア。
左サイドでスローインを得た市立船橋は、左サイドから攻勢に出ようとしますが、松澤がカバーしていきます。
フロンターレは23分知久に代わり17恩田裕太郎が入り前線へ。加治佐が右MFに。ゴールを決めた知久は、サポーターの祝福を受けながら、ベンチへ。
左サイド、児玉、関の連係からクロスを入れ、チャンスをつくっていくフロンターレ。市立船橋はコーナーキックをしのいだところからカウンターに持ち込もうとしていきますが、フロンターレの帰陣は速く、これに対応していきます。
25分には、市立船橋、岡部のフィードに、久保原が正面へ。しかし、ハンドがあり、シュートまでは行けず。
27分にはフロンターレ、楠田のフィードに加治佐がエリア左へ抜け出し、折り返し。しかし、オフサイド。
矢越や林、楠田がかかわり、加治佐が背後を狙う動きを見せながら、チャンスをうかがっていくフロンターレ。
市立船橋が後ろから回していこうとする場面では、恩田や加治佐、香取らが前から連動してプレスをかけるなどしていきます。
29分には、林から矢越、柴田とつながり、柴田から受けた加治佐から左サイド、児玉へ。児玉のパスに、香取が正面へ抜け出しますが、ここは市立船橋の守りに遭い、シュートまでは行けず。
市立船橋も、30分には、正面でセカンドボールを拾った小坂のパスに、山田がエリア外左へ。シュートは柴田がブロック。体を張り、阻んでいきます。
フロンターレは31分矢越に代わり6齊名優太、児玉に代わり25平内一聖。
直後には加治佐から香取と中央でつながり、香取のパスに平内がエリア内へ。これは市立船橋の厳しい対応。左コーナーキックとなり、それをしのいだ市立船橋は
左近作から森とつながり、森から右サイド、高い位置へ上がった金子につなげようとしますが、加治佐がカバー。
右コーナーキックとなり、こぼれ球に反応した森がエリア外正面でシュート。しかし、フロンターレはブロック。
左コーナーキックとなり、セカンドボールを拾った市立船橋は左サイドに展開していきますが、八田や香取が厳しくプレス。
球際の厳しさも見せ、しのいでいきます。
GKの松澤が正確なボールを恩田に入れ、加治佐がおさめて、左サイドで齊名や関、平内がボールを回す場面につなげるなどしていくフロンターレ。
39分には、正面うまく間で受けた加治佐がスルーパス。エリア正面、抜け出した恩田がシュートを打ちますが、原島が好守。
右コーナーキックとなり、柴田がボールを入れると、エリア外正面、こぼれ球に詰めた齊名がミドルシュート。これは上に。
41分には、フロンターレ、加治佐から柴田へつながり、柴田が高い位置へ持ち込むと、市立船橋のブロックに遭い、右コーナーキックに。
ここでフロンターレは香取に代わり20藤井漣祐。
右コーナーキック、柴田がボールを入れると、遠いサイドで折り返し、正面で楠田がシュートを打ちますが、これはオフサイド、
さらに44分には、藤井の浮き球のパスをおさめた恩田が、右サイドで鋭い動きからクロス。遠いサイド、齊名が飛び込みますが、市立船橋の体を張った対応で左コーナーキックに。
キッカーは柴田。ニアに入れたボールは直接枠をとらえそうになりますが、岡部がクリア。
エリア前で恩田が粘り強くキープ。高い位置でプレーを続けていくフロンターレ。
市立船橋は左サイド、桑原が仕掛けていきますが、柴田が対応。最後は桑原のファールに。
最後までゴールへ向かう姿勢も見せ、また、守備での集中力も切らさなかったフロンターレ。3-0。勝利を収め、5勝1敗に。勝ち点15で首位に立ち続けています。
次節は4勝2分けと負けなし。勝ち点差1でフロンターレを追う2位流通経済大柏とのアウェイゲーム。1週間、しっかり準備をして、どんな試合をしていくのか。
とても楽しみにしています。
前半1-0 後半2-0 計3-0
得点:児玉昌太郎、知久陽輝、香取武
フロンターレの先発:16松澤成音 2柴田翔太郎 4林駿佑 23楠田遥希 15関德晴 10矢越幹都 14八田秀斗 8知久陽輝 11児玉昌太郎 7加治佐海(c) 9香取武
交代:知久→17恩田裕太郎 児玉→25平内一聖 矢越→6齊名優太 香取→20藤井漣祐
控え:1山本健翔 24柏村涼太 29藤田明日翔市立船橋の先発:25原島康志郎 12金子竜也 3鶴岡寿咲 5岡部タリクカナイ颯斗(c) 6加藤悠人 16森露羽安 14長野恵弥 30左近作怜 24池田煌 23曽田敬信 10久保原優
交代:池田→11桑原理統ナーテ 加藤→20小坂脩登 曽田→22山田信悟
控え:17辰侑時 2井上千陽 4ギラマエス ガブリエル 27秋陽凪
(文中敬称略)
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